お客様導入事例
長野県立大学生活協同組合 様
学生に対する出力サービスの価値化・集中化による
サービス活用度の大幅アップと運用工数削減
目 次
おすすめのお客様
- 持ち込みPCやスマホからのプリント・カラーコピーなど、プリントに関する学生のニーズに応えたい中小規模の大学、専門学校
事例の概要
- 生協店舗のモノクロコピー機は利用者が少なく、提供価値の面で課題があった
- 大学は情報系の講義室にプリンターを設置していたが、公平性の観点や管理の負担が大きいなどの問題を抱えていた
- 生協店舗のコピーサービスを刷新することで、PCやスマホからのプリント・カラーコピーができるなど、利便性を向上できた
- コピーやプリンターの利用を受益者負担とすることで、学生サービスを適正化できた
- 大学内にある情報系の講義室内のプリンターも生協店舗に集約することで、大学によるプリンター管理の負担が一切なくなった
- 生協と大学のそれぞれが抱えていた課題・問題を一気に解決してくれるサービスであること
- 私用のPCやスマホからも簡単にプリントできるなど、学生にとって使いやすいサービスであったこと
- 大学が学生向けに提供していたプリンターも生協店舗に集約することで、大学側から管理業務を受託し、維持費の一部を確保できたこと
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
当生協では、生協店舗、大学図書館と学生寮の3か所に、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンからリースしたコピー機を設置し、コピーサービスとして運営していました。しかし、モノクロのコピー機能のみで、カラーコピーをしたい学生は学外のコンビニなどへ行く必要があり、提供価値を向上させたいと日々考えていました。また、Wi-Fiを経由したプリント出力もできないことなどから、利用者はあまり多くない一方で、機器のリース料は毎月発生しており収益も低い状態でした。
長野県立大学生活協同組合 北澤 美砂子 様
導入の決め手を教えてください
今後のコピー機の取り扱いをどうしようかと悩んでいたときに、大学側からある相談を受けました。
大学では、情報系の講義室にモノクロプリンターを設置し、必要な資料を学生が自分でプリント出力できるサービスを、無償で提供していました。しかし、情報系の講義室をよく使う学生ほどプリンターを利用するため、サービスの公平性の観点からは大きな問題でした。もちろん、プリンター利用に伴う用紙・トナーのコストや維持管理の手間なども、大学側の大きな負担となっていました。そのような状況を改善したいと、大学教務課の皆さんもいろいろ調べてもみたのですが、思わしい解決策が見つからなかったようです。「プリンターを撤去してしまうのは簡単だが、学生サービスを低下させたくはない」という思いから私に相談を持ちかけてくれました。
これは願ったり叶ったりのタイミングでしたので、早速、コピー機のリースなどで日頃からやりとりをしている富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの担当者に、相談を投げかけてみました。そこで紹介されたのが、今回導入した「FUJIFILM IWpro Print」でした。
サービス内容を聞くと、学生に受益者負担で適正なコピーサービスを提供し、かつ生協内のコピー機をモノクロからカラーに置き換えることで利便性も向上できることが分かり、すぐに大学側とも検討。大学側が情報系の講義室に設置しているプリンターも生協側に集約し、維持費の一部を管理業務の委託という形で大学側にも負担いただくことを提案したところ、導入コストも含めて大学側の予算内に収まることから、ぜひとも導入したいということになりました。
導入後の効果について教えてください
「FUJIFILM IWpro Print」の使い方は、セブン‐イレブンのネットプリントサービスと同様のイメージです。学生などの利用者がパソコンやスマホなどからファイルをクラウドにアップロードしたのち、新たに生協店舗に設置した複合機で、利用料金を支払ってプリントするというサービスです。
大学側としては、料金を支払えば誰もが平等に利用できる、適切な受益者負担のサービス提供が実現したことになります。日常的な運用は当生協が担う形にしたことで、用紙やトナーなどのコストや機器の維持管理の手間など、大学側にとってはこれまでかかっていた管理が一切なくなりました。
また、生協側としては、以前のモノクロコピー機に代わって今回新たに導入した複合機は、カラーにも対応しており、学生にとっての利便性は格段に向上。幸いにして導入直後から多くの学生に利用してもらっており、以前のコピーサービスに比べてプリント枚数が数倍に増加しました。
また、直接の「導入効果」ではありませんが、使い方に迷っている学生に説明してあげるなど、学生とのコミュニケーションの機会も増えました。「コンビニだと、分からないことがあっても店員には尋ねにくい」といった声を耳にすると、組合員との距離が近い生協を目指す私たちとしては、とてもうれしいですね。
「FUJIFILM IWpro Print」はどのような組織・団体におすすめですか
当生協のように、中小規模の大学の生協であれば、どこでもおすすめできます。大規模な大学は予算規模も大きく利用者も多いので、コピーサービスにもさまざまな選択肢があるかもしれませんが、長野県立大学くらいの規模では、スモールスタートが可能な「FUJIFILM IWpro Print」は導入しやすく、利用者にとっても利便性の高い、とても優れたサービスだと思っています。
さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
大学生協の運営は、先生方や学生の皆さんの書籍や備品などの購入に支えられていますが、ネット通販が手軽に使えるようになった現在、今までと同じことをしていたのでは生き残っていけません。大学と良好な関係を保ちながら、組合員ともコミュニケーションを深め、新たなニーズに応えるサービスを提供していく必要があります。
デジタルに強いスタッフがいないこともあり、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの担当者には、何か困りごとがあるたびに連絡をして、その都度丁寧に対応してもらっています。今後も当生協に寄り添いながら、さまざまな新しい取り組みをサポートしていただきたいですね。
(左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 山岸 正人
長野県立大学生活協同組合 北澤 美砂子 様
公立大学法人 長野県立大学 渋谷 まき 様
長野県立大学生活協同組合 飯島 摩由美 様
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導入ソリューション
FUJIFILM IWpro
文書の自動取込み・仕分けから、データ共有、管理、出力、そしてセキュリティーや操作のしやすさまで、デジタル化した業務に求められる機能を集約したクラウドサービスです。
お客様プロフィール
長野県立大学生活協同組合
- 業種
- 生活協同組合
- 業務内容
- 大学内売店の運営(文具、書籍、パソコン、食品等の販売、各種サービス斡旋)
- 従業員
- 5名
- 所在地
- 〒380-8525 長野県長野市三輪8-49-7(長野県立大学 三輪キャンパス内)
※掲載内容は2024年9月時点の情報です
長野県立大学は長野市にある、1学年の学生数が240名という小規模な公立大学です。この大学の学生や教職員からお預かりした出資金で運営される当組合は、教科書やPCなどの販売をはじめ、組合員の生活をさまざまな形でサポートしています。店舗が校舎建物内の入口付近という学生の日常動線上にあり、コミュニケーションが取りやすい利点を生かし、皆さんが快適な大学生活を送れることを心がけています。