お客様導入事例
まずは社内だけでできる業務改善から
注文書のペーパーレス化で、年間24万枚の紙を削減
在宅勤務が可能になりBCP対策にも
事例の概要
- 月間10,000枚の注文書の仕分けやファイリングに手間がかかっていた
- 紙中心の業務のため、在宅勤務の対応やBCP対策ができていなかった
- 過去の注文書の検索に時間がかかり、取引先への対応が遅れていた
- 仕分け作業の削減と段ボール約100箱分の紙の削減
- 在宅勤務を含めたBCP対策の実現
- 取引先からの問い合わせ対応の迅速化(10分→30秒に)
- 仕分け作業が効率化でき、フォルダー管理にも優れている
- 自席からもファクスの送受信ができる
- BCP対策の要望に総合的に合致していた
事例の詳細
事業内容を教えてください
お客様サービス本部 お客様サポート部
顧客情報センター センター長 山口 裕之 様
お客様サービス本部 お客様サポート部
顧客情報センター センター長 山口 裕之 様
導入前はどのような課題を感じていましたか
受注センターでは、全国の取引先から届く注文書に対応しています。以前は、月間10,000件もの注文処理を全て紙で行っていたため、注文書の仕分け作業に時間を要していました。また、同じ時間帯に作業が集中した場合、複合機の順番待ちやファクス回線が込み合って送受信ができないなど、さまざまな問題が発生していました。加えて、処理が終わった注文書のファイリング作業や、年間100箱近くにも上る保管用段ボールの書庫への配送手配など、受注業務以外の付帯作業にも頭を悩ませていました。
そういった問題がある中、コロナ禍に突入したことで、在宅勤務の環境整備をはじめ、紙中心の業務からの脱却が急務となったことが検討のきっかけでした。
営業本部 営業企画部 営業管理課
受注センター センター長 小山 由香里 様
導入の決め手を教えてください
実は、検討当初は取引先を巻き込んだEDI※1化を考えていました。しかし、情報を集める中で、EDIに対応できない取引先も多く、部分的な改善はできても業務全体の最適化にはつながらないことが分かりました。そこで、まずは自社内のみで業務をペーパーレス化していく方針に変更する中で出会ったのがDocuWorksでした。
他社の製品とも比較した上で、DocuWorksを採用した理由は3つあります。1点目は、仕分け作業が効率化され、フォルダー管理にも優れている点。2点目は、自席からもファクスの送受信ができる点。3点目は、場所を問わず業務が可能になる点で、この3点がBCP対策の要望に総合的にマッチしていました。当初、現場担当者からは不安や抵抗の声が大きかったのですが、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンが当社の複雑な業務フローをきちんと理解した上で、問題なく業務が運用できることを分かりやすくイメージさせてくれた点も決め手の一つです。
※1 「Electronic Data Interchange」の略称。企業間における商取引に関する文書を電子データでやりとりする仕組み。
自席でファクスの送受信が可能に
DocuWorks DeskとDocuWorksトレイ(イメージ)
自席でファクスの送受信が可能に
DocuWorks DeskとDocuWorksトレイ(イメージ)
導入後の効果について教えてください
3カ月のテスト期間を経て、本格運用がスタートしました。抵抗があったメンバーも、DocuWorksを触り始めて2〜3日で慣れ、テスト期間が1カ月を越えた頃には、本番に踏みきっても大丈夫だと確信を持てました。
効果としては、これまでは注文書に1枚ずつゴム印を押し、手書きで納期を記載していましたが、ボタン一つでまとめてスタンプが押せるようになり、作業スピードが格段に上がりました。また、複合機への往復や渋滞が解消されただけでなく、紙のファイリングや段ボールの配送手配からも解放され、年間24万枚の紙と段ボール100箱がオフィスからなくなりました。
さらには、問い合わせ対応業務も、ファイルや段ボール箱から過去の注文書を探して、電話を折り返しかけて回答していた状態から、電話中にDocuWorksから注文書を検索し、即座に回答できるようになったため、取引先への対応品質は劇的に向上しました。加えて、正社員が現場を管理する際、これまでは誰に何件の注文が溜まっているか分からない状況でしたが、DocuWorksトレイを見ればメンバーの進捗状況がすぐに分かるため、他のメンバーのヘルプをお願いするなど、業務の平準化も可能になりました。なにより、メンバーがDocuWorksを楽しんで使っており、新しい使い方を考えて、チャットや勉強会で自ら共有する文化が生まれたことがとてもうれしいですね。
営業本部 営業企画部 営業管理課
受注センター 平野 亜佳音 様
DocuWorksとペーパーレスファクスはどのような会社におすすめですか
紙で受発注業務を行っているために在宅勤務ができなかったり、文書の保管や整理に困っている企業にはぜひ使ってほしいと思います。また、当社と同様に紙の文化が根強く、取引先も巻き込んでやり方を変えることが難しい業界の方にも、「自社内だけで完結する業務改善」としてDocuWorksを検討してほしいです。
営業本部 営業企画部 営業管理課
受注センター 岩見 友惠 様
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
この2年間、DocuWorksをきっかけにAI-OCRツールやRPAも導入し、自社内で大幅な業務改善を図りました。しかし、当社の受注センターはパートタイマーも多く、メンバーの固定化が難しいため、業務の平準化や自動化に継続して取り組んでいなかくてはなりません。今後は、次のステップとして、取引先を巻き込んだ注文書の統一化など、これまでより難易度の高いチャレンジをしていきたいと考えています。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンさんには情報提供を含め、引き続きたくさんの支援を期待しています。
株式会社タカギ 営業本部 営業企画部 営業管理課 受注センターの皆様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
甲斐 隆介 (後列左端)
竹川 浩一 (後列右端)
中山 傑 (前列左端)
浦野 朋子 (前列右端)
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導入ソリューション
DocuWorks
「電⼦⽂書」も「紙⽂書」も直感的にハンドリングできるソフトウェアです。
企業プロフィール
株式会社タカギ
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 家庭用園芸用品、家庭用浄水器、省エネ商品の開発・製造・販売など
- 従業員
- 1,449人(2023年3月現在)
- 本社所在地
- 〒802-8540 福岡県北九州市小倉南区石田南2-4-1
※掲載内容は2023年7月時点の情報です
当社は、蛇口一体型浄水器などを扱う浄水事業、植物の水やり用のホースリールなどを扱う散水事業、金型事業の3つの事業を行っています。特に、業界で初めて開発した蛇口一体型浄水器は1999年の発売以来、多くのお客様にご利用いただいており、現在では新築マンション設置率のトップシェアを誇っています。