※ クラウドサービス「Smart Workstream」は2023年11月6日より新たなクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」に移行しました。
事例の概要
- 協力会社とやり取りしている製作図面や設計情報とデータの保存場所を担当者以外は把握できなかった
- 協力会社との最新版の標準図面の共有にタイムラグがあった
- 約15,000枚/月の標準図面をメールで送る負荷が大きかった
- セキュリティーリスクに不安を感じていた
- 必要なデータがすぐに探せるようになった
- 最新の図面データを協力会社とリアルタイムで共有可能に
- 標準図面のメール送付が不要になった
- セキュアなクラウドサービス上での授受でリスクを解消
- 操作方法がわかりやすく、協力会社にも導入しやすいため
- 案件単位での進捗管理にも利用できるため
- 自動メール配信機能で連絡漏れが防げるため
事例の詳細
事業内容を教えてください
安全環境品質管理部 情報管理課 専任係長 今井 克志 様
導入前はどのような課題を感じていましたか
当社は、機器やシステムの設計業務の一部を協力会社に外部委託しています。お客様ごとに個別設計が発生するため、協力会社とは物件の設計資料や図面をその都度メールでやり取りしており、設計担当者の負担になっていました。また、毎月1回、追加・改正された標準図を協力会社にメールやファイル転送で送付する作業も標準図管理担当者の負担になっていただけでなく、最新の情報共有に1か月程度のタイムラグも発生していました。その結果、協力会社から納品された図面が旧標準図をもとに製図され、納品されてしまうケースがありました。さらに、協力会社とのやりとりはそれぞれの担当者が行っており、担当者でなければデータの保存場所や進捗状況がわからない状態でした。これらの課題を何とかしたいと富士フイルムビジネスイノベーションジャパンに相談したところ、案件ごとの管理、またデータの共有化など、当社と協力会社間で利用可能なクラウド型の文書管理システム「Smart Workstream」の提案を受けました。
技術部 技術1課 係長 百々 浩之 様
導入の決め手を教えてください
決め手の一つとなったのが、クラウド上での図面の共有だけでなく、案件ごとにプロセス管理ができる点です。業務の流れに紐付けた形でデータの管理ができるため、各業務の進捗状況がわかります。また、「Smart Workstream」はアクセス権を設定できるため、協力会社と文書の授受を行う際に他社への情報漏えいを防ぐことができます。セキュリティーを担保しながら協力会社とやりとりができ、さらに案件ごとに業務プロセスを見える化できるこのシステムは、私たちが抱えている課題の解決にぴったりの製品でした。
導入から運用まで、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンに綿密な打ち合わせを行っていただきましたし、図面の検索方法や操作性がわかりやすかったため、すんなりと受け入れることができました。協力会社には事前に説明会を実施し、スムーズな運用につなげることができました。
技術部 制御システム課 係長 中村 良介 様
導入後の効果について教えてください
以前は毎月時間をかけて行っていた図面のやりとりが、今ではボタンを押すだけで簡単にできるようになりました。毎月約15,000枚もの図面をメールで送付する作業もなくなり、作業が非常に楽になったと感じています。また、セキュアなクラウドサービス上での受け渡しにより、メールの誤送信といったセキュリティーリスクも解消できました。さらに、保存したデータを関係者と共有できるようになったことから、担当者の不在時でも簡単に情報が確認できるようになりました。データを保存した際は、関係者に自動メールで案内が送られ、承認機能でそのメールを確認したかどうかがわかる仕組みになっているため、データの送付漏れの不安も解消されました。
協力会社からは、受け取るまでにタイムラグのあった最新の図面データが更新と同時にリアルタイムで確認できるようになったほか、協力会社側の環境内でのデータ差し替えも不要になったため、ミスも減り、楽になったと喜びの声が寄せられています。さらに、これまではファイル名でしか検索できなかった図面が品名でも検索できるようになり、使い勝手の良さを感じていただいているようです。このように管理方法が統一されたことで、同じタイミングで同じものをチェックできるようになったため、設計品質の安定にもつながっています。
開発部 標準設計課 前田 留奈 様
Smart Workstreamはどのような会社におすすめですか
業種に関係なく、機密を含む文書を外部とメールで大量にやり取りする会社にはおすすめです。Smart Workstreamであれば業務プロセスごとにやりとりや文書が見える化されますので、複数の協力会社とのプロジェクトを抱え、情報を関係者間でセキュアかつリアルタイムで共有するニーズのある会社には導入のメリットがあると思います。
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
お客様は、私たちの機器・設備をメンテナンスしながら10年、20年と長く使われます。そのため、標準図の管理なども長いスパンで考えなければなりません。今後も「Smart Workstream」を活用し、お客様に満足していただける製品やサービスを提供していきたいと思っています。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンには、より良いシステムの活用方法を教えていただきたいですし、全社情報の一元化にも力を貸していただけることを期待しています。
(後列左から)
ホクショー株式会社 技術部 制御システム課 係長 中村 良介 様
ホクショー株式会社 開発部 標準設計課 前田 留奈 様
ホクショー株式会社 技術部 技術1課 係長 百々 浩之 様
ホクショー株式会社 安全環境品質管理部 情報管理課 専任係長 今井 克志 様
(前列左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 山元 彩香(担当営業)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 中村 裕之(担当営業)
導入ソリューション
FUJIFILM IWpro
文書の自動取込み・仕分けから、データ共有、管理、出力、そしてセキュリティーや操作のしやすさまで、デジタル化した業務に求められる機能を集約したクラウドサービスです。
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企業プロフィール
ホクショー株式会社
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 物流自動化システム・機器の開発・製造
- 従業員数
- 350名
- 本社所在地
- 〒920-8711 石川県金沢市示野町イ6
※掲載内容は2023年4月時点の情報です
石川県に本社と主要生産拠点を置く当社は、「最適なモノの流れを創造する」というコーポレートスローガンのもと、垂直搬送機や仕分け搬送機、各種自動化装置をはじめとした物流システム・機器を設計・製造しています。また、韓国、中国にも営業拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。