お客様導入事例
株式会社アイオー精密 様
誰でも簡単に図面を管理できる
仕組みを、
ArcSuiteと使い慣れた
複合機で構築
スピーディーな見積対応でお客様の満足度も向上
目 次
事例の概要
- 図面の差し替えが多く発生し、最新の図面がどれか分からない
- 案件情報を紙で属人的に保管。紛失してしまうことも
- 終了案件の紙情報は一定期間後に処分。過去のデータやノウハウを活用できていない
- 案件ごとの文書管理や図面の版管理が、誰でも簡単にできるように
- 電子化で案件情報の紛失がゼロに。出張先でもお客様からの問い合わせ対応が可能に
- 文書を探す時間が数十分から数秒に短縮し、過去の案件情報を瞬時に活用できるように
- ArcSuiteと既存の資産(基幹システムや複合機)を連携できる
- 使い慣れた複合機を使ってArcSuiteへ簡単に文書を登録できる
事例の詳細
事業内容を教えてください
代表取締役社長 鬼柳 一宏 様
導入前はどのような課題を感じていましたか
当社は、「1人でも多くのファンを増やすこと、お客様の満足度を向上させること」を目標にしています。しかし、今までは受注前の引き合いと見積もりのプロセス管理が属人化していたため、さまざまな問題が発生していました。特に単発の依頼が多く発生する特注品事業部で顕著に現れていたため、そこから業務改革に着手しました。
特注品事業部では、引き合いが1か月で約5,000件あります。主にファクスやメールで、見積依頼書と図面などの付随文書が送付され、それら全てを印刷して管理していたため、紙が膨大となっていました。図面は差し替えがかなり発生しており、最新の図面が分からなくなるなど、版管理がきちんとできていない状況でした。さらに、案件ごとの書類を担当者に任せていたので、紛失してしまうことがありました。また、終了した案件の書類は、一定期間保管したのち捨てており、過去の案件のデータやノウハウを活用できていないことも大きな課題でした。
文書管理ツールを導入することで、これら紙中心の非効率な運用方法から脱却し、業務品質を向上したいと考えました。
特注品事業部 生産管理課 課長 及川 竜 様
特注品事業部 営業課 上席係長 水戸 憲吾 様
特注品事業部 生産管理課 課長 及川 竜 様
特注品事業部 営業課 上席係長 水戸 憲吾 様
導入の決め手を教えてください
元々付き合いがあったシステムベース社から導入している基幹システムを軸に、図面などの文書を管理する仕組みを考えていました。ArcSuiteは他システムと連携することが可能なため、基幹システムに登録されている案件情報も連携することができ、その点が魅力に感じました。また、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの複合機を導入しており、もっと活用方法を広げたいという思いもありました。誰もが使い方に慣れている複合機を活用することで、ArcSuiteに文書を自動で格納することができるのも大変便利でした。このように、既存の資産を無駄にすることなく、再活用できた点が大きな決め手でした。
ArcSuiteの活用方法と効果を教えてください
案件を管理している基幹システムから、取引先や案件番号などの属性情報が付与されているQRシートを出力。QRシートと一緒に案件の文書を複合機でスキャンすると、ArcSuite内の案件ごとのフォルダに文書が自動で格納されます。これにより案件ごとの文書管理や、図面の版管理を誰でも簡単にできるようになりました。また、今までは過去の案件の情報は人の記憶に頼るしかありませんでしたが、電子保管であれば探したい文書を一瞬で探せ、過去の情報も活用できるようになりました。指定の文書を探すまでに最大30分かかってしまうこともありましたが、今では自分のPCから数秒で探すことができています。問い合わせがあった際には、出張先でもすぐに案件情報を確認し、対応できるため「出張中なのにしっかり案件管理ができていて凄いね」と取引先にお褒めの言葉をいただくことが増えました。結果、お客様の満足度向上につながっていると実感しています。
電子化の副次的な効果としては、1か月で4~6箱ほどの書類保管用ダンボールが不要になったので、空いたスペースを有効活用できるようになったり、コロナ禍でのテレワークにもすんなりと対応できたりと、お客様だけでなく従業員の満足度向上にもつながっていると感じています。
ArcSuiteはどのような会社におすすめですか
私たちは今回、主に図面の管理でArcSuiteを使っています。仕様変更による図面差し替えが何度も発生する製造業や建設業など、文書の版管理に苦労している企業で活躍するソリューションなのではないでしょうか。また、基幹システムにArcSuiteを連携することでシステム全体の利便性が上がったため、システム同士の連携もぜひ検討してほしいですね。
特注品事業部 生産管理課 副主任 宮腰 友紀 様
特注品事業部 生産管理課 小原 孝祐 様
特注品事業部 生産管理課 副主任 宮腰 友紀 様
特注品事業部 生産管理課 小原 孝祐 様
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
特注品事業部では、今回ペーパーレス化の一歩を踏み出すことができました。次のステップとして、データの再活用を促進するシステムを、既存システムと連携しながら構築したいと考えています。具体的には、膨大な図面の中から類似する図面・形状を検索するシステムです。キーワード検索ではなく、図面の形状から検索できるので、図面検索の利便性が向上すると考えます。また、SDGsやDXの観点から、他の部署でもペーパーレス化を促進したいと思っています。 当社はDXをさらに加速させたいので、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンには、「このソリューションを使ってこうしたら上手くいく」などの改善提案を積極的にしてほしいと思っています。今回難しい要望もほぼ全て実現していただけたので、引き続きDXパートナーとして相談させていただきます。
(前列左から)
株式会社アイオー精密 特注品事業部 生産管理課 副主任 宮腰 友紀 様
株式会社アイオー精密 特注品事業部 営業課 上席係長 水戸 憲吾 様
株式会社アイオー精密 特注品事業部 生産管理課 小原 孝祐 様
(後列左から)
株式会社アイオー精密 特注品事業部 生産管理課 課長 及川 竜 様
株式会社アイオー精密 取締役 総務部長 佐藤 安行 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 川村 直行(担当営業)
株式会社システムベース(販売パートナー) 片方 良 様(担当営業)
本事例に関するご質問や見積等のご要望はコチラ
導入ソリューション
ArcSuite®
「ドキュメント」と「コミュニケーション」を一元管理する文書管理ソフトウェアです。
ApeosWare® Management Suite 2
ドキュメントの入出力にまつわる様々な課題を低減・改善する統合ソフトウェアです。
DocuWorks
「電⼦⽂書」も「紙⽂書」も直感的にハンドリングできるソフトウェアです。
企業プロフィール
株式会社アイオー精密
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 金属切削加工の受託生産
- 従業員数
- 535名(中国工場を除く)
- 本社所在地
- 岩手県花巻市東十二丁目17-1-1
※掲載内容は2023年3月時点の情報です
当社は、主に産業用ロボットやFA(ファクトリーオートメーション)装置に使われる金属の切削品を受託加工しています。創業当初は量産品が中心でしたが、現在は、変種変量・短納期生産にも対応したビジネスモデルで成長拡大しています。本社がある岩手県の工場を中心に(工場は他、兵庫県と中国)、全国3,000社以上の幅広い業界のお客様に製品を提供しています。