使用済み商品は、
廃棄物ではなく、
貴重な資源である
最小限の新規資源で最大限の価値を提供する「再生機」
環境への負荷低減に貢献しつつ、新品として品質を保証
1995年に資源循環型システム「クローズド・ループ・システム」を構築し資源循環を促進。
回収した使用済み商品から取り出した部品を再生技術により
リユース活用し新品として製造した「再生機」
Loop to New
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が提供する再生機は、資源を循環して新しい商品として提供しています。
「Loop to New」は資源循環の輪を新しい世代へ紡いでいくという再生機に込められた思い・価値を表現しています。
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資源循環の輪を、新しい世代へ
回収した複合機を、新品と同じ品質基準で生まれ変わらせる
限りある資源を未来に繋げていくことができる生まれ変わった複合機を、日々の業務で使う
一人ひとりが環境問題を考えるきっかけができる地球の未来と向き合い、資源循環の輪を紡ぐ
再生機は、そんな私たちとお客様との共同宣言です
クローズド・ループ・システムとは
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富士フイルムビジネスイノベーション
クローズド・ループ・システム1995年に商品企画/開発/製造段階から廃棄に至る商品のライフサイクル全体を視野にいれた循環型システム 「クローズド・ループ・システム」を構築しました。
同年以降、回収した使用済み商品から取り出した部品を再生技術によりリユース活用し、資源として循環させています。使用済み複合機やトナーカートリッジ、スペアパーツ等のリユースや、再生プラスチック、再生鉄等の再生材活用を拡大・強化していきます。
環境への負荷低減に貢献しつつ、新品として品質を保証する「再生機」
再生機の生産工程を動画で紹介
トップメッセージ:再生機への想い、取り組む意義
1. 再生機の生産工程
再生機の生産工程は「リユース・リサイクルプロセス」と「製造プロセス」の二つによって製造され、新品として品質・信頼性を保証します。
リユース・リサイクルプロセス
お客様から回収した使用済み複合機の使用履歴に応じて、
機械・部品単位で所定の基準でリユースの可否を判断。
摩耗、消耗した部品は交換し、リユースできる部品は分解、清掃を行う。
製造プロセス
新造機と同様の製造プロセスで組み立て、検査基準で製造。
プリント、スキャンの画質など、検査基準は新造機と同じ基準で検査されている。
2. 再生機を支える技術
複合機のイラストをクリックすると再生機を支える各種情報の詳細を見ることができます。
3. 再生機による循環型経済・脱炭素への貢献
当社は、限りある資源を有効活用することで、新規資源投入量の抑制と、製品ライフサイクル全体におけるCO2排出量の削減に貢献しています。
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公益財団法人日本環境協会認定のエコマーク商品です。※6
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国際エネルギースタープログラムに適合。消費電力量の低減に大きく貢献します。※6
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環境負荷の低減に役立つ物品・役務の推進・普及を目指して施行された「グリーン購入法」のプリンタ等に対する「判断の基準および配慮事項」に適合しています。※6
本商品は、富士ゼロックスブランド商品を再生した商品です。Xerox、Xerox ロゴ、およびFuji Xerox ロゴは、米国ゼロックス社の登録商標または商標です。
関連コンテンツ
リユース/リサイクル設計
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長寿命設計
再使用できるように部品を長寿命化する
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分離設計
短寿命部品のみを分離して、再使用可能な部品は再使用する
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強度設計
使用・回収・再生作業時における部品の損傷を最小にする
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分解設計
解体・材料分別のために分解しやすい設計にする
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再使用可能な材料の使用
材料リサイクルができるように再材料化が可能な材料を選択する
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設計の共通化
他機種/後継機で再使用できるように共通化する
部品選定技術
- お客様から回収した使用済み商品は全国の地区倉庫・中央倉庫で段階的にリユース可能か選別を行う。
- 一台ごとに約200項目の『使用履歴情報』と『市場保守履歴』と『信頼性評価データ』を参照することで回収機の個々の部品の余寿命を判断している。
- 選定された本体/部品のみ再生機の生産ラインに投入され、新部品と併せて製造される。
2019年
複合機使用履歴情報活用による部品リユース量の拡大が、
資源循環技術システム表彰・経済産業省産業技術環境局長賞を受賞
ブラスト技術
- 再生機では外観カバーに基準を設け、基準内のカバーは清掃しリユースを行う。
- 基準外のカバーは、資源循環の促進のためにブラスト技術を導入し、経年で黄変した外装カバーの表面を除去し、リユースを可能にした。外装カバーのリユース率は現状の約50%から80%に向上した。
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ブラスト技術による外装カバーのリユース
新造外装カバー並みの白色度に加工
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ブラスト加工技術※1
黄変部に研磨剤を吹き付け黄変部を除去する
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ブラスト技術による効果
(外装カバーリユース率向上)
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該当外装カバー リユース率
洗浄技術
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回収した使用済み商品から取り出した部品をリユースする際に、自社工場で内製した油脂系汚れに対する洗浄力が高い還元水を用いて部品を洗浄しています。
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新品として再生機を提供
再生機は新品として製造され、性能/品質をメーカー保証しており、安心してご利用いただけます。
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定義 新品
グリーン購入法上の「再生型機」に該当する商品機種名
機械シリアル番号新規に取得 メーター メーター「0」クリア(新造機と同じ状態) 品質 新造機同等の出荷基準・完成機検査
性能/品質をメーカー保証保守 新造機と同様保守/サポート対応 製造拠点 日本(MADE IN JAPAN)
資源循環を推進する意義
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富士フイルムビジネスイノベーションでは富士フイルムグループのCSR計画である「SVP2030」で設定している重点課題のうち気候変動への対応、資源循環の促進を重点領域として商品の提供を行っています。
業界に先駆け1995年には全社リサイクル方針「限りなく『廃棄ゼロ』を目指し、資源の再活用を推進する」を定め、この方針に則り、サーキュラーエコノミーの実現に貢献するため、「使用済み商品は、廃棄物ではなく、貴重な資源である」という考えのもと、積極的に部品をリユースした再生機を1995年から継続して開発・生産しています。
新たに資源循環の目標として2030年度までに新規資源投入率60%以下を目標としサーキュラーエコノミーへの移行に貢献します。 -
再生機を販売する意義
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企業が環境課題に取り組むことは、今やビジネスを進めていく上での必須条件となってきました。
我々も、再生機の販売を通して、お客様のサステナビリティ経営に貢献し、グリーン調達への対応を支援するという想いで販売活動を推進してきたのですが、日本国内においては、まだまだ認知度が上がっていないのも事実です。
しかし、気候変動については日常生活の中でも実感することが多くなってきました。
今まさに環境負荷低減というテーマは、自社だけではなく、社会全体で取り組むべきものではないのでしょうか。
再生機の普及が社会貢献活動そのものであり、お客様の企業競争力強化への貢献そのものである。
これからも、我々は志しを持って努力し続けます。 -
再生機を製造する意義
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再生機は部品リユース率最大84%(重量比)を実現し、新品として品質を保証した商品です。
回収した使用済み商品から取り出した部品を再生技術によりリユース活用し、資源として循環させています。
再生機を新品として提供するために約30年に渡り試行錯誤してきました。
リユースとリサイクルは、同じような言葉として使われがちですが、破砕や溶融にエネルギーを使うリサイクルよりも、
リユースの方が環境負荷は低いという特長があります。
そうした違いも踏まえ、再生機はリユースにより資源循環を促進することで、CO2排出量を最大56%削減しています。
リユースなのに新品。我々が提供する再生機のユニークなポイントの1つとなっています。 -
再生機をグローバルへ展開する意義
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富士フイルムビジネスイノベーションでは、アジアパシフィック地域においても再生機を販売しています。
使用済みの複合機は国内、アジアパシフィック地域の両方から回収し再生され、同地域へ販売することで、国際的な資源循環を促進しています。
世界的に環境規制や対応が求められる中、資源の過剰消費の抑制、プラスチックごみといった廃棄物の削減や脱炭素化に対する社会的課題の認識は、欧州や北米だけでなく、アジア地域でも高まりをみせています。
我々は再生機の提供を通じ、資源を有効に活用し、ゴミの削減、二酸化炭素排出量の削減をすすめることで、世界中のお客様の環境への取り組みをサポートし、お客様とともに環境負荷の低減を目指し、地域社会に貢献したいと考えています。
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