お客様導入事例
ApeosPlus desolaで受注作業を月間約50時間削減
AI-OCRの高い認識率で
目視チェックのプレッシャーも軽減
事例の概要
- 手入力によるミス発生のリスクが高かった
- 手配済みのファクスの保管で袖机や書庫が紙でいっぱいに。半年に1回の書庫からの運び出し・仕分け作業も負担だった
- コロナ禍でもファクス対応のため出社せざるを得ず、感染する訳にはいかないという危機感があった
- デスク脇のごみ箱に使用済みの紙があふれており、見栄えが悪かった
- AI-OCR処理による自動化で、受注作業を月間約50時間削減
- 目視だと間違いやすい文字をAI-OCRが高い精度で認識するため、精神的に楽になった
- ペーパーレス化で身の回りの書類が減り、書庫からの運び出し・仕分け作業が不要になった
- 他部門との電子での受け渡しで、紙受け渡しのための移動時間と、書類がデスクに埋もれて紛失するトラブルが減った
- ファクスのペーパーレス化でテレワークが可能になった
- トライアルで手入力の手間の効率化とミス削減の効果が確認できたため
- OCR処理後、加工しやすいCSV形式に変換してくれるため
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
みよし事業所ではオフィスの紙の使用量が多く、使用済みの紙をおのおのがデスク脇のごみ箱に大量に捨てていました。これは見栄えが悪いだけでなく、例えば就職希望者が見学に来た際など、見せるのが恥ずかしいと感じていました。とりわけ、内勤の営業サポート部門である営業部営業推進グループでは、取引先からの月間約28,000件の注文をファクス主体で受けていました。当社は取引先のニーズに応じた受注生産を行っているため、受注数が多くなります。みよし事業所だけでも取引先は約2,000口座あり、取引先ごとに異なる帳票が多い時には1日に300枚ほどファクスで届いていました。これを各担当者に配布して基幹システムに手入力することで生産を手配していたので、手入力の手間はもちろん、ミスが発生する可能性が高まることが何より課題でした。さらに、手配済みの書類はISO認証の対応のため一定期間の保管が必要。袖机や書庫のスペースはひっ迫していましたし、取引先からの問い合わせを受けて該当書類を探すのにも時間がかかっていました。また、半年に1回の書庫からの運び出し・仕分け作業も負担でした。
加えて、コロナ禍においても、紙を中心とした受注手配のため出社せざるを得ず、メンバーは「感染したらいけない」と危機感を感じながら業務にあたっていました。こうしたことから、当事業所も世の中のペーパーレス化の動きに合わせ、時代に適した働き方ができたらと考えていました。
執行役員 みよし事業所長
原 茂 様
導入の決め手を教えてください
ApeosPlus desolaは、多種多様なファクスを自動判別し、正確かつ加工しやすいCSVデータにしてくれるので、基幹システムの自動受注入力機能に対応させられるのがよかったです。
さらに、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの複合機とDocuWorksでファクスをペーパーレス化し、自動仕分けすることで、ApeosPlus desolaでの処理をより効率化できることから、両者もあわせて導入しました。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは、導入前のトライアル時の細かい質問や相談にも丁寧に対応してくれ、安心して導入を進めることができました。
みよし事業所 営業部 営業推進G 課長
加藤 幹也 様
活用方法と導入後の効果を教えてください
取引先から届いたファクスをファイルサーバー内の専用フォルダに電子で格納。ApeosPlus desolaでOCR処理してデータをCSV形式化し、それを加工して簡単に基幹システムに取り込み、生産を手配できるようになりました。現在では受注全体の半分近くをApeosPlus desolaで自動読み取りしており、受注作業を全体で月間約50時間削減できています。もちろん、OCR処理後のチェックは必要ですが、認識率は十分高く、読み取りの傾向を把握していればチェックも短時間で済みます。OCR処理中に他の作業ができることや、ファクスのペーパーレス化で複合機までの移動がなくなり、業務が中断されなくなったのも効率的です。
最初は皆、やり方を変えることに抵抗があったのですが、導入に関わったメンバーが「この帳票もApeosPlus desolaで処理できるのでは?」「これは楽だね!」とワイワイ言いながら、便利に使っている様子をアピールすることで、「自分も使ってみよう」と思わせ、巻き込んでいきました。今では全員にとって欠かせない仕組みになっています。また、思わぬ効果として、ApeosPlus desolaが人間の目だと読み間違いしやすい文字を高い精度で読んでくれるので、ミスが減っただけでなく、チェックが精神的に楽になりました。これまでは特に急ぎの受注の際など、手入力の内容に間違いがないか一つずつチェックするため、集中力や緊張感を保ちながら作業を続け、プレッシャーや疲れを感じていたことに気づきました。
さらに、DocuWorksトレイを使って他部門と電子で受け渡しすることで、書類を手持ちするための移動時間と、デスクに埋もれて紛失するトラブルも減っています。
みよし事業所 営業部 営業推進G
村田 さおり 様
DocuWorksとApeosPlus desolaはどのような組織におすすめですか
当社のように、取引先からの注文をファクスなど紙中心で処理している会社には「楽になりますよ」と声を大にして言いたいです。 また、ファクス対応のために在宅勤務ができない会社にもおすすめです。当社もこの仕組みを入れてからコロナ禍における特別対応として在宅勤務を試験運用しましたが、ほぼ問題なく対応できました。これまで育児や介護などで休むことで迷惑をかけると気にしていたメンバーにも、引け目を感じなくてよくなったと好評です。
DocuWorksとApeosPlus desolaの使用イメージ
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
まずはApeosPlus desolaの活用率をさらに上げたいです。現時点では、帳票のフォーマットや分量によってはOCR処理より手入力の方が早いケースもあり、使い分けながら最も効率のよい方法を模索しています。ApeosPlus desolaもOCR処理時間の短縮など徐々に進化していくでしょうし、当社も取引先と相談しながら帳票を見直すなど、自動化による効率アップを一層進めていきたいと思っています。
今後はデジタルの活用やペーパーレスの働き方が当たり前の時代が来るでしょうし、育児や介護など家族の事情がある人だけでなく、全員にとって働きやすい職場づくりが必要だと考えます。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンには、日本の人手不足の解消に役立つサービスをどんどん提案してほしいと期待しています。
ダイナパック株式会社 みよし事業所 営業部 営業推進Gの皆さま
(後列左端)富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 横尾 海
(前列右端)富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 水野 京輔
本事例に関するご質問や見積等のご要望はコチラ
導入ソリューション
DocuWorks
「電⼦⽂書」も「紙⽂書」も直感的にハンドリングできるソフトウェアです。
ApeosPlusTM desola
AI-OCRで帳票からデータを効率的に取り出し、データ入力業務全体を支援するクラウドサービスです。
企業プロフィール
ダイナパック株式会社
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 段ボール、印刷紙器、軟包装材および紙製緩衝材などの包装資材の製造、販売
- 従業員数
- 2,193名(2022年12月期連結)、654名(2022年12月期単体)
- 本社所在地
- 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦三丁目14番15号 カゴメビル
- みよし事業所
- 〒470-0206 愛知県みよし市莇生町小坂301番
※掲載内容は2023年8月時点の情報です
当社は総合包装資材メーカーで、商品パッケージや梱包材、物流資材などの企画・開発・製造を行っています。2005年に2社が統合して現在の社名となり、国内外に生産拠点を所有。中でも、みよし事業所は当社の主要拠点で、包装資材の主力である段ボールの製造を担当しています。