お客様導入事例
事例の概要
- 広報活動の効果がわからず、勘と経験で意思決定を行っていた
- ビッグデータの収集に時間がかかり、Webページの深い分析ができなかった
- 業務が属人化し、人事異動の際に引き継げないリスクがあった
- 施策の効果が数値化され、データに基づいたリソース配分ができるようになった
- データ収集や分析作業がなくなり、戦略立案や施策の企画などに注力できるようになった
- 専門人材の確保が不要になり、職員が異動してもデータの利活用を続けられる体制が構築できた
- 事前のトライアルで効果検証ができたため
- Web分析ツールを導入したものの、使いこなせず運用面の問題に直面していたため
- システムの導入が不要で初期投資が抑えられ、すぐにサービスの利用が可能なため
事例の詳細
事業内容を教えてください
町田キャンパス
導入前はどのような課題を感じていましたか
当学園では、学生の成績データ以外の情報も活用して、一人ひとりに対しての支援をより高度化することを目指し、2020年に「学生データ一元化プロジェクト」を立ち上げました。その後、活用するデータの幅が「在学中」から「入学前」まで広がる中、着目したのが「学生募集」です。
学生募集ではオープンキャンパスをはじめ、当学園を知っていただくための施策を実行していますが、どの施策が有効なのか定量的な測定があまりできていませんでした。そこで、受験生向けサイトで会員登録する人の属性、サイトに至る動線、サイトからの離脱場所、資料請求率などを自力で分析していました。そこで気づいたのは、Webマーケティングツールで扱うデータの多さです。分析用データの集め方やデータの見方がわからず、データ収集やレポート作成に時間がかかり、データを基にしたPDCAを回せていませんでした。もちろん、経験を重ねればデータ分析からの課題解決など、スキルアップしていきますが、私たち学校職員は、いつ他の部門に異動になるかわかりません。また、専門人材をすぐに採用できる保証もないので、個人のスキルに依存した状態ではデジタル分野での強化を継続できないリスクもありました。
総合企画部 経営企画課 課長代理
瀧本 隆二 様
導入の決め手を教えてください
富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは複合機メーカーのイメージが強かったです。しかし、コロナ禍における学内の印刷環境最適化や、学内に点在する情報の統合基盤構築など、最近では当学園のDXに関して相談していました。
そんな中、昨秋の卒業生向けイベントの集客に対してMarketing Cockpitの提案をもらい、3カ月間のトライアルで契約しました。これまでGA※を活用した集客の分析に苦労していたので、データ分析から課題の整理、提案までしてくれるMarketing Cockpitは他にないサービスで非常に好評でした。加えて、分析に必要なタグの埋め込み、特定のコードを持ったQRコードの活用など、デジタル技術をさらに集客に活用するための手段も提案してくれ、それが非常に効果的だったため、すぐ全学導入が決まりました。Markting Cockpitはソフトウェアを自社で持つ必要がないので、立ち上げが早く、初期費用も抑えられるのも魅力の1つです。
※ Google Analytics
総合企画部 広報課 課長
石岡 正剛 様
導入後の効果について教えてください
一言で言うと「楽に」なりました。データ整形に加え、データ分析や課題整理などの作業がなくなったので、よりストラテジックな業務、つまり企画や戦略を考えることに時間を割けるようになりました。また、今回はオプションの「Marketing Cockpitデジタル広告出稿サービス」も活用しました。広告出稿の企画案も、データ分析の段階から提案いただき、私たちのイメージが形になった訴求力の高いものができました。広告で興味を持った人のイベントへの集客など、当学園にとってのお客様の育成を図っていきたいと考えています。
本サービスを全学導入して約3カ月で、Marketing Cockpitのレポートからはすでに重要な示唆を得ています。例えば、Webページに来訪する受験生が、一番見てほしいオープンキャンパスなどのイベント告知のページをあまり見ていないことがはっきり数値で出ました。なんとなく感覚でそう思っていたのですが、データで事実を示されると、かなりショックを受けました。少子化の中、学校法人の財源は潤沢ではありません。今後は、Marketing Cockpitをさらに活用して、より効果の高いデジタル施策への投資と、その精度アップを進めて行きたいと考えています。
Markting Cockpitはどのような企業や学校におすすめですか
学校法人は在校生、卒業生、保護者、教師、塾や予備校、地域社会など、多くのステークホルダーとの接点を持っています。その接点ごとに部署が存在し、別々にデータ分析をしている法人が多いのではないでしょうか。Marketing Cockpitは、部門横断での伴走支援をしてくれるので、学校法人のようなタテ割りの組織でも部門の壁を越えた連携が可能になります。結果、全体最適のデジタルマーケティングを進められるので、全ての学校法人で有効だと感じます。
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
私たちが最も大切にしないといけないのは、当学園で学んだ学生・生徒が「桜美林で学んで良かった」「桜美林での学園生活があるから今の自分がある」と感じてくれることです。そのためには、カリキュラムや実習内容の見直しなど、学修成果の向上を目的としたデータ活用が欠かせません。これらに加えて今後は、Marketing Cockpitを活用して当学園の認知を高めることで、より多様な人々が集い、当学園のコンセプトである「Unique & Sharp」な学校づくりを進めて行きたいと考えています。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンには、今後も当学園への伴走支援を期待しています。
(左から)
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 大森 正太郎
学校法人 桜美林学園 総合企画部 広報課 課長 石岡 正剛 様
学校法人 桜美林学園 総合企画部 経営企画課 課長代理 瀧本 隆二 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 家室 かほる
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 仁平 博昭
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導入ソリューション
マーケティングDX支援サービス
Marketing Cockpit
企業プロフィール
学校法人 桜美林学園
- 業種
- 教育機関
- 事業内容
- 大学、高等学校、中学校、幼稚園の運営
- 教職員数
- 1,433名(2023年5月現在)
- 本部所在地
- 東京都町田市常盤町3758
※掲載内容は2023年9月時点の情報です
桜美林学園は、東京都町田市のキャンパスを中心に、大学、高等学校、中学校、幼稚園を設置校とした学校法人です。2021年5月28日には創立100周年を迎え、「Unique & Sharp」をコンセプトとし、唯⼀無⼆の個性的な教育で変⾰社会をリードする⼈材育成を目指しております。