お客様導入事例
プレゼンテーションの訴求力を高めるApeosPro
ステークホルダーの意見を引き出し、
円滑なプロジェクト進行が可能に
事例の概要
- 商談プロセスにて、判断基準が異なる全てのステークホルダーから意見を引き出せず、設計の手戻りが発生していた
- ApeosProで色鮮やかに出力したパース図によって、全てのステークホルダーに建設物のイメージを正確に伝えられるようになった
- 専門技術の知識がなくても建築物の完成イメージを共有できるようになり、ポジティブ・ネガティブ含めて早い段階で反応をもらい、一体感を持ってプロジェクトを進行できるようになった
- 高画質・高精細で表現されたパース図によって、建設物のイメージを正確に伝えられる
- プロ並みの仕上がりで印刷できるだけでなく、1台で印刷機と複合機の二役を兼ね備えている
- お客さまの満足度向上を目指し、世の中の“普通レベル”を超えたクオリティーの成果物を作成したいという想いが実現できる
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
課題はプロジェクトの契約前と契約後に1つずつ、合わせて2つありました。
1つ目は契約前に、背景や立場の異なる複数のステークホルダーに向けて説得力の高い提案書を作成し、契約率を向上させることです。当社が携わる設計の比重が、戸建て住宅から共同住宅や学校の建設に移行するにつれ、提案を聞いていただくステークホルダーの数が急激に増えました。例えば、戸建て住宅であればお客さまは住居人のみですが、学校の新校舎の建設の場合、学校の事務職員、校長、管掌する教育委員会の担当者・決裁者など、およそ4つのレイヤー・約20人のステークホルダーと関わることになります。これらのステークホルダーはそれぞれ、設計の専門技術などについての知識量や、面談などで直接コミュニケーションが取れる回数が大きく異なるため、それを前提として全員を説得できるような訴求力のある提案書を作成する必要があると感じるようになりました。
2つ目は、契約後にこれらのステークホルダー全員を巻き込みつつ、プロジェクトを円滑に進めることです。これまでは、設計の専門技術に関して知識がある担当者向けの提案書を、白黒印刷で全てのステークホルダーに渡していました。提案書に入れる設計図も白黒の平面図のため、建物の完成イメージを初期の段階で全員が共有することが困難でした。そのため、プロジェクトがある程度進み、建築物が具体化された段階にならないと全員での議論ができず、要望や差し戻しが発生してもすでに後戻りができないほどプロジェクトが進んでしまっていることもありました。これを防ぎ、ステークホルダー全員の合意を得ながら円滑にプロジェクトを進めるためには、早い段階で建築物の完成イメージを正確に伝え、理解を得る必要があると考えました。
取締役社長 田辺 真一郎 様
導入の決め手を教えてください
契約前と契約後、両方のフェーズにおいて、立場や背景の違う多数のステークホルダーの合意を得るためには、建築物のイメージを早期に、かつ正確に伝える必要があります。その手段として、高画質・高精細に表現されたパース図※で提案することが適切だと考えました。また、お客さまの満足度向上を目指して、世の中の“普通レベル”を超えたクオリティーの成果物(提案書)を作成したい、という想いも強くありました。
そこで、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの提案を受けて、それまで提案書の出力に使っていたオフィス用の複合機を、印刷機と複合機の二役を兼ね備えた上位機種「ApeosPro」に入れ替えました。これにより、印刷のプロ並みの仕上がりを期待できるようになりました。
※ 目で見たままを平面に書き写すために、一点透視や二点透視による遠近法を用いて描かれた図のこと
田辺 豊 様
導入後の効果について教えてください
ApeosProでパース図の色が鮮やかに出力できるようになったことで、パース図を活用する回数が増加しました。すると、専門技術について知識がなくても建築物の完成イメージを共有できるようになり、白黒の平面図を提出していた時と比べて、ポジティブ・ネガティブ含めて早い段階で反応をもらえるようになりました。それを踏まえてプロジェクトを進行していくことで、打ち合わせの際に、参加者の一体感がより強くなったと感じています。さらに、ステークホルダー全員の意見を取り残すことなく、早期から反映できるようになり、結果として満足度向上にもつながっていると考えています。
パース図
ApeosProはどのような会社におすすめですか
お客さまは設計事務所に非常に大きな期待を抱いて問い合わせをされます。私たちはその期待に真摯に向き合い、サービスを提供する必要があります。当社と同様に、高品質なサービスでお客さまの期待に応えたいと思われる会社には、ApeosProはおすすめできるのではないでしょうか。提案書1つですべてが解決するわけではないのですが、商談の差別化要素として「プレゼンテーションの訴求力向上」は大きな効果を持つと考えます。
さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
ApeosProの活用の幅を広げたいと考えています。以前、新築校舎の設計提案をした際に、近隣の住人に周知するために「パース図を校門に貼りたい」という要望を受けたことがありました。ApeosProであれば、厚紙や耐水紙などの特殊紙にも印刷できるので、パース図を印刷して、掲示物としても活用することができると思います。また、最近は建設業界でもDXの推進が求められるようになりました。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンには、デジタルの活用による生産性の向上や、さらにお客さま満足度を上げられるような商品・サービスがあれば、どんどん情報提供をしてほしいと思っています。
(左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 瀬川 貴文(担当営業)
株式会社 田設計事務所 取締役社長 田辺 真一郎 様
株式会社 田設計事務所 田辺 豊 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 太田 真優(担当営業)
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導入ソリューション
ApeosPro C810 / C750 / C650
多彩な販促物の内製にも、通常のオフィスワークにもご利用いただけるプロダクションプリンターです。
企業プロフィール
株式会社 田設計事務所
- 業種
- サービス業
- 事業内容
- 各種建築物の設計・監理(マンション、ショッピングモール、店舗、学校、公営住宅、一般住宅など)
- 従業員
- 5名(2023年9月現在)
- 所在地
- 〒210-0023 神奈川県川崎市川崎区小川町8-21
※掲載内容は2023年11月時点の情報です
当社は1980年の創業以来、建築設計を行ってきた会社です。戸建て住宅から始まった設計業でしたが、時代とともに建築が大型化したのに合わせ、近年では共同住宅や学校など、多数の人に利用される建物の設計を主に行っています。