ワーク&ライフ
働き方対談
2023.11
フレキシブルな働き方でベストパフォーマンスを発揮する
富士フイルムビジネスイノベーションでは、リモートワーク制度や育児支援制度などを導入して、ライフステージに合わせて自分らしい働き方を実現できる環境を整えています。世代の異なる4人の社員にそれぞれの働き方を聞きました。
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UI/UXデザイナー 丸山
2008年入社。印刷会社向けのソリューションサービスを中心に手がける。地域の自治会で三役を務める2児の父。 -
UI/UXデザイナー 猿山
2014年入社。コンビニ向け端末/サービスなどのBtoC領域を担当。娘に全力投球の1児の母。社内の他部門に夫がいる。 -
インダストリアルデザイナー 川島
2020年入社。次世代複合機のデザインを担当。プライベートでは、グラフィックデザインなど自主制作活動を行う。 -
UI/UXデザイナー 江口
2023年入社。入社1年目でOJTを受けながらBtoB商品を担当。ジム通いやウインタースポーツなど体を動かすのが好き。
ライフステージに合わせて自分らしい働き方ができる
——皆さんのワークスタイルを教えてください
猿山 3歳の娘がいるので、15時半までの時短勤務とリモートワークを駆使しています。子どもの対応で急に用事ができたときは、リモートワークにしたり、出社時間を遅らせる調整をして、子育てのバタバタに合わせてフレキシブルに働いています。
川島 私はスケッチやアイデア展開などチームで手を動かして検討するので、出社が多めですが、たまにリモートワークをして作業日を作っています。みんなで話しながらアイデアを築き上げていく日と、一人で集中する日とモードを切り替えて働いています。
猿山 仕事の内容によってリモートワークと出勤を使い分けるのはいつの間にか当たり前の働き方になったよね。仲間と話すことでアイデアが生まれるから私たちはリモートでも対面でも相談や議論は大切にしているよね。
江口 私は入社1年目なので、先輩にすぐに相談できる環境が心強く、主に出社しています。リモートワークのときは普段より少し凝った料理をしてみたり、いつもはなかなか手をつけない植物の手入れをしたりとおうち時間を充実させています。
丸山 みんな仕事やプライベートを大切にする働き方ができているんだね。私は、妻が専業主婦ということもあり、今までリモートワークの必要性をあまり感じていませんでした。でも、今年に入って2人の子どもの習いごとが重なったので、リモートワークをして子どものお迎えを妻と分担することにしました。リモートワークの日の朝は「いってらっしゃい!」と送り出してあげられる日になりました。
川島 私が現在関わっているプロジェクトは、海外の会社と協業して活動をしています。時差を利用し、私たちが寝ている間に協業先がデザイン検討をするので、24時間アウトプットを作り上げていく感覚です。これからは世界中とつながる働き方になり、もっとワークスタイルが多様になっていくんだなと感じています。
夫婦で子育てできる環境がスタンダード
——丸山さんと猿山さんは子育ての先輩ですが、仕事と育児の両立は?
丸山 次男が生まれたとき、6ヶ月間の育児休職をとりました。仕事のことは一切考えず、妻と子どもの成長を見ることができたのは、大変ながらもすごく充実した時間でした。復帰後も、自然と仕事に戻っていった感じでした。デザインメンバーは以前から育児休職を取る人が多かったですが、最近は開発者も含めて当たり前に取る傾向になってきましたね。
猿山 私は、夫が同じ会社で働いていて、夫も育児休職を取りました。子育てのスタートダッシュを一緒にきることができましたし、チームとしての家族の絆や、お互いの大変さの理解が深まりました。私たちは親が遠方で頼れないので、子どもの看病などは、夫とリモートワークをして時間ごとにシフトを組み、時間休を使いながらバトンタッチで乗り切っています。
丸山 自分は熊本出身で、地域の人たちに見守られながら育ちました。都会で暮らす子どもたちにも地元と呼べるような生活環境をつくってあげるのが親の役目かなと思っています。だから、休日は地域の活動にも積極的に参加しています。子ども会や自治会の役員、地域の連合自治会の副会長をやっていて、パパ友や知り合いが増えました!
川島 すてきなパパですね!
猿山 自分から地域に入っていくってすばらしい!
丸山 近所の人たちと一緒に子育てしたり、近くの公園で子どもと遊ぶ時間が自分にとっても大切な時間です。「明日も頑張ろう!」と仕事のモチベーションにつながっていると思いますね。
いい働き方をするには、しっかり休むことも大切
——川島さんと江口さんは、仕事とプライベートの両立はいかがですか?
川島 私は、仕事もプライベートも「自分の好きなこと」を楽しんでいる感覚です。入社当時からもっとフレキシブルに働ける場所が欲しいなと思っていて、今私たちのいる場の空間デザインをしました。個人で集中するエリアとコラボレーションするエリアを共存させ、心地よく働ける場を選べる環境作りをしています。クリエイティブな空間に発展させていくために、場を象徴するロゴサインも制作し、雰囲気づくりにも力を入れています。
江口 私もよく一人で考え事をしたいときや集中したいとき、この場を活用しています。オフィスの中で、気持ちの切り替えができるエリアがあるって大事ですよね。
私は就職を機に上京したのですが、休日は、ふらっと電車に乗って行けるところまで行く「関東巡り」を楽しんでいます。地元は12月から山開きなので、有休を取って帰省し、友達とスキー・スノボを楽しんでこようと思っています!
川島 私も今度、海外旅行を予定しています! 私の上司は誰よりも先んじて有休を確保して、「洗車」とか「温泉」とかわざわざ予定をスケジュールに書き込んでくれるので(笑)、今まで以上に有休が取りやすくなりました。いいお手本になっています。
猿山 デザイナーにとっては、良いアウトプットを出すためにもプライベートを充実させてインプットをたくさん集めるのは大事だよね!
丸山 年末年始や夏休み休暇も時期をずらして調整できるから、“帰省疲れ”を避けられるのもありがたいですね。「いい働きをするには、しっかり休むのが当たり前」という認識が社内で浸透しているので、誰か休んでも柔軟に対応する協力体制ができあがっている会社だと思います。
これからのベストな働き方を私たちが発信していく
——これから皆さんが目指したい働き方は?
川島 私は旅先からリモートで仕事するワーケーションに挑戦してみたいですね。仕事の成果は、時間で測れるものではなく、場所にも縛られる必要がないと考えています。快適に効率よく働き、高い成果を生み出せる環境づくりは私たちのテーマとも重なるので、自分から提案したり、実証したりしながらベストな働き方を極めていきたいです。
猿山 私は仕事しつつも、今は子育てが最優先。子どもが大きくなるにつれて、自分のやりたい仕事や役割をどんどん増やしていきたいですね。これからは子どもの成長に合わせて、自分のキャリアアップの年表をつくっていきたいと思っています。
丸山 自分の中では、仕事とプライベートの境目って最近、あいまいになってきています。どちらも家族のため、自分のため、という想いで取り組んでいるのは同じです。しいて言えば、週に1回、仕事もプライベートも関係なく、自由に使っていい日をつくっていきたいと思います。
江口 私は社内の別部署や社外の人たちと共創しながら働けるデザイナーになりたいと思っています。そのためには、環境づくりも重要。私たちの会社は、製品・サービスを通じてベストな働く環境を創出していく会社なので、その点はどこの会社よりも先進的でありたいなと思っています。