このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
動き出しの軽さを追究し、X線管保持装置からレールまでゼロから設計しました。片手でも流れるような操作ができ、操作者の負担軽減にも寄与します。
被検者の負担軽減に配慮し、電磁ロックの静音化をめざしました。ロック音が大きくて被検者が驚いて動いてしまう。このようなことでお困りのお客さまのために工夫しました。
X線管保持装置の支柱回転時に電磁オフロック方式で任意の角度で固定できます(90°ごとにクリックストップ)。軸射においてX線管の向きをスムーズに変えることができます。
床面から30cm~195cmまで*1の高さにて撮影できるため、踏み台無しで膝関節荷重下の撮影も行っていただけます。(オートトラッキング時160cm)
撮影のワークフローが格段に向上します。立位および臥位撮影台の上下移動に連動してX線管保持装置が自動追従。臥位撮影台では撮影距離を一定に保ち(SIDトラッキング)、立位撮影台では中心位置のオフセットトラッキングにも対応します。
絞りの羽根(上下)の動きを単独で調整できます。必要な撮影範囲のみに絞ることで無効被ばくを抑えます。
X線管保持装置の自重を減らすことで動き出しの軽やかさを実現しています。長手方向および横手方向への移動をスムーズにすることでワークフローを効率化し、操作者の負担軽減に寄与します。
操作ハンドルを握った際にフリースイッチに指が届きやすく、片手での操作も容易にします。片手が空くと、被検者をケアしやすくなります。
絞りの羽根(上下)の動きを単独で調整できます。必要な撮影範囲のみに絞ることで無効被ばくを抑えます。
床面から32.4㎝~ 182.4㎝ までの任意の高さで撮影できます。踏み台無しで膝関節荷重下撮影もできるため安全性に配慮した撮影を行っていただけます。
撮影室の部屋のスペースを有効活用できます。操作ハンドルを X 線管とは反対面に取り付けられるため X 線管の中心を壁側に寄せることができます。これで臥位撮影台を壁寄りに設置いただけます。
立位撮影台と臥位撮影台をそれぞれ独立したシステムとして運用するために第2X線管セットを追加いただけます。
人間工学に基づく設計で操作性が格段に向上します。操作ハンドルとロック解除スイッチの形状・配置・サイズなど、現場の生の声を収集して商品化しました。たとえば、シンメトリカルかつ握りやすい形状の操作ハンドルや機能配置をカスタマイズできるロック解除スイッチなどを搭載。使いやすさを追求して設計しました。
- ディスプレイ
シンプルに大きく数字を表示するインジゲーターです。 - 押しやすいスイッチ
操作ハンドルを握りながら親指が届きやすい場所にスイッチを配置。 - カスタマイズできるスイッチ
スイッチに割り当てられる機能をお客さまの好みに合わせて設定することができます。(すべてのスイッチでカスタマイズ可能) - ワンハンドコントローラー
操作ハンドルよりも下に位置するので高い位置で操作しやすいです。形状や機構だけでなく、配置場所にもこだわりました。 - 同時押ししやすいスイッチ
指先で2つ以上のスイッチを同時に押しやすいよう形状と配置を工夫しました。 - Ω形状操作ハンドル
X線管が水平時または回転時のどちらでも片手で操作しやすい形状に設計しました。
検査のフローをさらに向上します。操作ハンドルとは別のもうひとつのコントローラーを開発。このワンハンドコントローラーは、操作ハンドルより低い位置にあり、ロック解除スイッチを搭載し、手の動きに合わせて回転します。これで高い位置からのポジショニングや微調整が片手で容易に行えます。
片手が空けば、もう一方の手で被検者のことをケアしやすくなります。
- 見やすい表示
視認性に配慮し、大きく表示されるので確認できます。 - ジョグダイヤル
スピーディかつスムーズに撮影条件を変更できます。 - ステータスイルミネーション
色が変わるイルミネーションでばく射状態がわかります。 - 撮影条件連動(OPTION)
CR/DRコンソールより撮影条件を入手しワンタッチで撮影できます。
実施条件や面積線量の送信も可能です。 - アナトミカルプログラム
よく使う撮影条件をワンタッチで呼び出します。 - ボタンライト
ボタンが光るため、選択した設定を確認できます。 - 面積線量表示(計算値)
ワンタッチボタン被ばく線量(照射線量計算値)がコンソール上部に独立して表示されるので確認しやすいです。 - ワンタッチボタン
日常検査でも使いやすいメカニカルスイッチを搭載しました。
コンパクトなRadnextSXは限りあるスペースにフィットします。小型の回診車を長年手掛けてきた当社だからこそできる省スペース設計です。
性能はそのままでX線制御ユニットを従来と比べてコンパクトに設計しました。
当社の骨密度測定装置(BMD)と同じ部屋に設置できるため、撮影室のスペースを有効活用できます。
- 販売名
X線撮影装置 Radnext
- 医療機器認証番号
230ABBZX00119000