このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
CALNEO Flowに、43×80cm(17×32インチ)が新登場。
従来の全脊椎撮影は、胸部と腹部を別々に撮影していました。CALNEO Flow G80は一回の撮影で完結し、複数の画像をつなぎ合わせる作業もありません。また、頭部や四肢の撮影はパネル内のどのエリアでも撮影できます。患者と撮影者の負担を軽減します。
上腕骨・大腿骨の全長を撮影する際、従来はパネルの対角線上にポジショニングして撮影することがあり、斜めになった被写体画像の回転編集が必要でした。
CALNEO Flow G80は、撮影部位をパネル上下方向にポジショニングし、真っすぐに撮影できるため、回転編集が不要で読影業務がスムーズに行えます。
重量5.2kgで取り回しがしやすい。厚さ15mmのため、既存の長尺用撮影台と組み合わせて使用できます。
手術台の下にパネルを配置しても邪魔になりません。また、無線通信によりケーブルに足を引っかける心配も無く、医療従事者の動線を妨げることはありません。
従来型のFPDとは反対側のX線照射面側に光センサー(TFT)を圧着した「ISS方式」による間接変換方式FPDを搭載。これにより、X線信号の散乱・減衰を大幅に抑制し、少ないX線量でシャープな画像を実現しました。CALNEO Flow G80では、X線エネルギーをデジタルに変換する機構を調整し、DQE31%(1Lp/mm・1mR)を達成しています。
防水規格IPX3に準拠*1。血液や嘔吐物の侵入を防ぐだけでなく、水による洗浄も可能。手術室などの過酷な環境でも安心してお使いいただけます。
CALNEO Flow G80は、従来の17×17インチモデル(CALNEO Flow G77)の約2倍の長さのため、局所的な変形や曲げの耐久強度*2が必要です。荷重シミュレーションを駆使してリブスペーサーを最適化することで、軽量化と耐久強度の両立を実現しました。
従来の銀系コートに比べて約100倍*1の抗菌性能を発揮する「Hydro Ag(ハイドロエージー)」で撮影面をコーティング。細菌の増殖を防ぎ、効果も長期持続。超親水バインダーで、汚れも落ちやすく衛生的です。
離れた位置からでもパネルの状況を識別できます。
- 撮影時のセンター位置を識別5色のLED(ブルー、ピンク、オレンジ、ライムイエロー、パープル)から選択でき、複数パネル使用時でも識別しやすくなりました。
- パネルがX線検出の準備ができると、緑色に点灯します。
- 白色に点灯、カセッテ上下の識別をサポートします。
パネル本体の内蔵メモリに最大100枚まで撮影画像の保存が可能。“撮り溜めた”画像の枚数を、バッテリ残量と並ぶ形でLED表示。パネル単独での使用時にも、撮影量をその場で把握することができます。
パネル裏面にバッテリ残量のステータスを示すLEDランプを搭載。残量を容易に確認でき、パネル使用時の不安感を解消します。
2.4GHz・5GHz (W52/53/56)の周波数帯にも対応し、災害現場など屋外用途でも使用できます。また新たに高速無線LAN規格であるIEEE802. 11acにも対応しました。
従来に比べ画像表示速度とサイクルタイムを無線LAN接続時で約2.5秒の速度アップ。撮影時の待ち時間を短縮します。
これまでモバイル撮影時に必要だった外付けの富士フイルム製アクセスポイントが不要になりました。モバイルコンソールとFPDだけで撮影ができ、さらに持ち運びに優れたシンプルな運用が可能です。
自動X線検出機能「SmartSwitch®」搭載
カセッテDRが自動でX線を検出するため、X線発生装置との接続が不要に。完全ワイヤレスとなり、
場所を選ばず自由に撮影が可能です。
使用システムの選択、切り替えはスイッチを押だけでOK。
さまざまなシーンに応じた使用が可能です。
撮影条件(X線の強さ、量など) や撮影部位、被検者の体格などさまざまな要因の影響を受ける散乱線成分を高速かつ忠実に算出。散乱線によるノイズを抑制し、コントラストを調整しています。(オプション)
変換された3次元情報から人体の厚みの異なる部位や構造物を認識し、コントラストと濃度を調整します。(オプション)
組み合わせての使用が可能です。
その他オプションはお問い合わせください
- 製品名
FUJIFILM DR CALNEO Flow G80
- 販売名
デジタルラジオグラフィ DR-ID 1800 構成品 フラットパネルセンサ DR-ID 1836SE
- 認証番号
302ABBZX00021000