NEO SXは、堅牢な二重壁構造のステンレスボディで、フロントスクリーンワイパーを備えており、過酷な環境下でも「監視」「点検」を可能にするIPコントロール対応旋回台です。高精度な制御技術により、遠望監視カメラであるSX800との組み合わせで正確な制御を可能にします。
水平方向360°エンドレス回転、垂直方向±90°回転により広範囲を撮影可能。広域施設の監視に最適です。
IP接続対応によりシンプルな配線での設置が可能です。
また、通常のスタンド式の設置以外に吊り下げ式設置オプションも選択可能で、自由度の高い設置が可能です。
高い精度の動作により直感的に操作ができ、点検対象を素早く、確実に撮影可能です。
全天候対応のハウジングで、フロントスクリーンワイパーも搭載しており、どのような環境下でも最適な監視・点検を可能にします。
プリセットされた位置移動時の誤差は±0.005°以下。あらかじめポイントを指定し定期的に巡回・撮影することで一台で広範囲の監視が可能です。
外部センサーと連携して検知箇所へ瞬時に旋回撮影や、検知後にズーミングして対象物を拡大して撮影・識別するといったソリューションも実現可能です。
直感的なコントロールが可能な映像管理ソフトウェアです。カメラ映像(上画面)では映像上を直接マウス操作することで画角の変更やズーム操作を行うことができます。
また、任意の範囲を自動的に撮影・合成したパノラマ画像(下画面)を生成できます。カメラ映像で表示されている位置が赤枠で表示されるので、地図のように撮影場所を即座に確認できます。
カメラ映像(上画面)を直接クリックすることで画角をその方向に向けることができます。また、ドラッグ操作で矩形を囲むとその範囲へ画角移動とズームが行われますので、見たいタイミングを逃さずズーミング操作を行うことができます。
任意の範囲を自動的に撮影・合成し、パノラマ画像(下画面)の生成が可能です。カメラ映像(上画面)で見ている範囲が赤枠で表示されるため、今どの場所を監視しているのか即座に確認できます。
パノラマ画像上でドラッグ操作で矩形を囲むと、カメラ映像がその範囲へ画角移動・ズームが行われます。確認したいポイントへ瞬時に移動することができます。
カメラの向き・ズーム位置を登録できます。登録した位置はパノラマ画像上に表示されます。また、自動巡回操作も可能です。
成瀬ダム堤体打設工事 広域遠隔監視
成瀬ダム堤体打設工事において、遠隔から作業現場の安全監視を目的に全天候型長焦点カメラシステム(NEO SX)が採用されました。
従来のカメラでは撮影が難しい広大な現場(ダム完成時の堤体積:485万m3)を広域かつ詳細に確認できるカメラ性能と直観的で使いやすいシステムの操作性を実感いただき導入に至りました。
風力発電施設の遠隔監視検討
洋上風力発電設備で落雷等によって発生する風車の異常を遠隔監視するための研究をコスモエコパワー株式会社と共同で実施しています。
SX800が持つ遠望撮影能力と風の強い場所でもぶれずに撮影できる防振機能等を活かし、風車表面に生じる細かい傷を風車から離れた場所から遠隔監視出来るようにすることで保守・運用の効率化を目指しています。
- コスモエコパワー株式会社との共同研究論文(「遠望カメラを活用した洋上風力発電機の遠隔点検及び周辺海域の監視に向けた検討」)がJWEA学会誌(通巻第143号)に掲載されました。
- 今回の論文およびコスモエコパワー株式会社と当社の取り組みについて2023年1月5日発刊の日刊工業新聞に記事が掲載されました。
SX Systemの特長、利用シーン、スペック情報を掲載したカタログです。