お客様導入事例
小倉貨物運輸株式会社 様
電話・ファクス・メールなどの注文処理をシンプルな手順で電子化
業務所要時間は1/3に短縮
年間36,000枚の紙を削減し保管棚はからっぽに!

目 次
おすすめのお客様


- 注文書などの処理を紙ベースで行っており、電子化して効率化したいと考えている企業
事例の概要
- 紙ベースで行われる業務が多く、社内に紙があふれていた
- 受注量の増大により、配車手配の効率化が急務になっていた
- 配車手配の進捗確認は担当者に口頭で尋ねるしかなかった
- 紙の使用量が年間約36,000枚削減し、紙文書保管スペースも減少
- 受注から配車手配完了までの所要時間がおよそ1/3に短縮
- 配車手配の進捗が画面上でいつでも確認できるようになった
- さまざまな業務の電子化と自動化に活用可能性のあるシステムだったこと
- 直感的かつシンプルな手順で操作でき、利用する従業員からも使いやすいといった意見があったこと
- これまでの複合機やソリューション導入を通した富士フイルムビジネスイノベーションジャパンへの信頼感があったこと
事例の詳細
事業内容を教えてください

代表取締役 専務 横山 直樹 様
導入前はどのような課題を感じていましたか
従来、当社では紙ベースで行われる業務が多く、社内に紙があふれていると言ってもよい状況でした。そこで、電子帳簿保存法への対応が必要になった時期に、併せて電子化による業務効率化を検討することにしたのですが、紙ベースの業務の中でも大きな課題を感じていたのが、荷主様の注文を受けてから配車の手配を行うまでの業務プロセスでした。
荷主様からの注文は電話・ファクス・メールとさまざまな方法で届きます。その内容をもとに、事務所の配車担当者が業務システムで運行指示書を作成して紙に印刷します。その後、自車分はドライバーにコピーを配布し、傭車分はファクスやメール、LINE WORKSで協力先に送信して手配を行う――というのが従来の配車業務でした。しかしこのやり方だと、デスクに紙が積み上がって混乱しやすく、配車手配の進捗確認は配車担当者に口頭で行うしかなく、過去の注文を参照するときには探し出すのに時間がかかる、などの問題点もありました。しかも、業務拡大に伴って受注量も増えており、1日平均50~100件の注文を、早いものでは当日中に配車手配しなければならないものもあり、配車担当者は2人しかいないためミスなどが起こらないよう細心の注意を払う必要もあり、業務の効率化が急務になっていたのです。

FUJIFILM IWpro導入前の注文書管理業務における課題
導入の決め手を教えてください
電子帳簿保存法対応や業務の電子化については、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下「富士フイルムBIジャパン」という)の特約店である有限会社オー・ティー・エス様に相談しており、業務システムの開発をはじめ複合機やDocuWorksを導入していました。そして相談を進める中で、「ぴったりのサービスがちょうどリリースされました」と紹介を受けたのが、FUJIFILM IWproでした。一見して、電子化して業務効率化を行うには複数のツールを活用することが多いが、複数のツール間をつないで自動化できるツールはないと感じていました。FUJIFILM IWproを紹介されたときに、「複合機やDocuWorksと連携すれば、今は紙で行っているいろいろな業務を電子化かつ自動化でき劇的に効率化が図れるのではないか」と関心を引かれ、富士フイルムBIジャパンの担当者にも来てもらって相談を進めたのです。
相談を進める中で、配車担当の事務員が作業のデジタル化に抵抗感を持つのではないかと心配していたのですが、直感的かつシンプルな手順の操作で配車手配ができ、配車状況もリアルタイムで共有可能なシステムを提案してもらえました。もともと有限会社オー・ティー・エス様と富士フイルムBIジャパンにはこれまでも複合機やソリューションの導入を通した信頼感があったうえに、今回は丁寧な聞き取りで当社の課題を解決できる的確な提案をしてもらえたことから、迷いなくFUJIFILM IWproの導入を決めました。
導入後の活用状況や効果について教えてください
新しいシステムの大まかな手順は次の通りです。まず、紙で送られてきた注文書は複合機でスキャンし、メールで送られてきた注文書は電子データのまま取り出して、注文書を電子データでまとめます。そして、注文内容をもとに作成した運行指示書と先程の注文書をDocuWorksで案件ごとにファイリングし、FUJIFILM IWproのワークスペースにアップロードします。ワークスペースでは、積み込み日、自車/傭車の区分、車番や配送担当者名などを属性情報として入力したうえで、FUJIFILM IWpro文書管理サービスに登録。ここまでの操作により、配車手続きの進捗が共通の画面上で確認できるようになります。また、配車手配が完了した運行指示書は、自車分ならドライバーのグループウェアで共有し、傭車分ならメールやダイレクトファクス、LINE WORKSなどで協力先に送ります。
このようにシンプルで統一的な運用が可能なシステムを導入したことで、大幅な業務効率化が実現しました。例えば、紙の印刷に関わる作業がなくなったため、受注から配車手配完了までの所要時間がおよそ3分の1に短縮されるとともに、紙使用量は以前と比べて約9割、月間3,000枚前後も減り、紙文書を保管していた棚を撤去できました。また、過去の注文を探す際、以前は1件あたり10~30分かかっていたのが、瞬時に検索できるようになりました。配車担当者からは「ほとんど席を立たず画面上で作業が完了できるようになった。毎日17時ごろまでかかっていた業務が15時くらいで終わり、余裕ができた」と狙い通りの成果が出ています。注文処理の進捗をシステム上で誰でも確認できるようにしたことで、属人化が解消され、配車担当者が休んでいても問い合わせなどに対応できるようになったことも、大変助かっています。

FUJIFILM IWpro導入後の注文書管理業務

FUJIFILM IWproワークスペース上での操作手順の一例
「FUJIFILM IWpro」はどのような企業におすすめですか
社内業務を紙ベースで行っている会社ならどこでも、FUJIFILM IWproを導入すれば、業務の効率化や紙使用量の削減につながると思います。メールなど文字のやりとりでは分かりにくい進捗状況も、システムの画面上なら直感的に見て取れます。クラウドで情報共有できるので、営業所などの出先が多い会社ほど、効果があるのではないでしょうか。
さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
今後は、同じく紙ベースで行っている請求書管理や社内文書回覧などの電子化も進めていきたいと考えています。請求書については、電子ファイルで送られたものに対しては電帳法対応を行っているものの、まだ全体の7~8割が紙で郵送されており、紙と電子が混在した管理となっているため、現時点では効率化しきれていない状況です。社内文書の回覧についても同様です。
配車に関わる業務ではFUJIFILM IWproは素晴らしい効果を上げており、その力はよく分かりました。富士フイルムBIジャパンは当社のこともよく理解してくれていて、気軽に相談もしやすいので、これからも当社の業務の電子化に力を貸してもらえたらと思っています。

(左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 井手 里奈
有限会社オー・ティー・エス 髙次 賢二 様
小倉貨物運輸株式会社 代表取締役 専務 横山 直樹 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 佐山 嘉朗
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 谷内 美咲
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導入ソリューション

FUJIFILM IWpro
文書の自動取込み・仕分けから、データ共有、管理、出力、そしてセキュリティーや操作のしやすさまで、デジタル化した業務に求められる機能を集約したクラウドサービスです。
企業プロフィール
小倉貨物運輸株式会社
- 業種
- 運送業
- 事業内容
- チャーター便・中ロット輸送・小口発送を中心とした運送業、人材派遣業、倉庫業
- 従業員数
- 35名
- 本社所在地
- 〒803-0801 福岡県北九州市小倉北区西港町84-8
※掲載内容は2025年2月時点の情報です
福岡県北九州市で、チャーター便・中ロット輸送・小口発送を中心とした運送業と、関連する人材派遣業・倉庫業を営む、今年で創業72年の会社です。トラックを30台保有しており、自車(自社のトラック)だけでなく、「傭車(ようしゃ)」といった協力会社などに運送業務を委託するなど、お客様のニーズに合わせたスピードとコストを両立させた運送を大事にしています。