Partner Interview/02
DXが製造業を変える!
ものづくりの現場の経験を
お客様に
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
福岡支社 MA営業部
営業4グループ
安東 祥子
※ 部署名、役職名は2022年1月時点の情報です。
日頃の業務にITをどう組み合わせればDXにつながるか
安東は入社以来、福岡地区のお客様へのフロント営業を務めてきた。最近は、中大手製造業のお客様に、製造現場のDX「ものづくりDX」に関するソリューションを提供している。
「ものづくりの現場では、以前から大手企業様を中心に、ITを活用した改善活動やスマートファクトリーへの取り組みが進んできました。その波が今、DXという形で私が担当しているお客様にまでやってきています。実際、このテーマに対して、ご相談いただく件数も増えています」
そうした中、ものづくり現場の多くの方が、日頃の業務を見直してどうDXしていくかを模索し、日々悩まれていると、安東は感じている。
「製造業の現場では、日頃から業務の見直しと改善が繰り返されていますので、現場の方々は自らの業務には当然精通していらっしゃいます。一方で、これまでITは切り離して考え、専門部署に任せていたお客様が大半でした。そのため、業務のDX化がトップダウンで降りてきたときには、業務を知っている自部門だけでなく、ITを知っている別部門や今後の経営方針に詳しい企画部門などとの横断的な取り組みを通じて検討する必要が出てきます。このように、新たな改善方法に取り組む難しさと、非常にスピーディーな改善が求められる厳しさに、お困りになっているケースが多く見受けられます」
総合力を活かしたフォーメーションで製造業の現場を広くカバー
そうした「ものづくりDX」の課題に対し、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンでは、企業としての総合力を活かした取り組みで支援を行っている。
「それぞれのお客様が抱えた課題に、社内の『S&S営業統括部』と『SE統括部』、そして、メーカーである富士フイルムビジネスイノベーションの『モノづくり本部』のコラボで対応しています」
S&S営業統括部は全国規模で活動する「ビジネス変革のプロ」。SE統括部は製造業向けのシステム構築を行う「システムのプロ」だ。一方、富士フイルムビジネスイノベーションのモノづくり本部は、メーカーとして自ら製造現場のDXに取り組んできた豊富な知見を持つ「ものづくりのプロ」。このチームの先頭に、フロント営業の安東が「お客様支援のプロ」として立つというフォーメーションだ。安東と連携するメンバーは、S&S営業統括部の楢崎 聡、SE統括部の桑田 正樹、そしてモノづくり本部の村野 浩の3名。いずれも製造業や生産業務を熟知したベテランだ。
「製造業のお客様には、開発から生産、営業までの幅広い工程において、業界特有の業務や課題が数多くあります。それに対して、フロント営業の私1人の枠組みではなく、専門性と実際の経験を通じてご提案していくことができる、このフォーメーションが、大きな強みとなっています」
メーカーとしての自社のDX経験をお客様に提供
中でも独自性の高い取り組みが、富士フイルムビジネスイノベーションが自社で実践した「ものづくりDX」の成果を、お客様に紹介していくアプローチだ。富士フイルムビジネスイノベーションのモノづくり本部では、改善手法(インダストリアルエンジニアリング:IE)とITの両方を使える人材を増やすべく、「右手にIE、左手にIT」をキャッチフレーズに掲げて、業務改革に長年取り組んでいる。製造現場の実際を熟知している社内部門が複数参加し、SEの支援を得ながら自社の商材も使って自分たちの現場でDXを実践。その成果を分析・整理し、改善に活かしてきた。
「私たちはものづくり企業の一員として、『ものづくりDX』に通じる業務改善に多く取り組み、多くの失敗と成功のノウハウを蓄積してきました。この経験があるからこそ、ものづくり現場での悩みを同じ文脈でお話しできるんです。その中でも『ものづくりDX』の成功事例は、お客様の規模や状況に応じてご提供できるように適切にサイジングし、ソリューション化しています。特に近年は、ウェブ会議の普及なども相まって、 “オール富士フイルムビジネスイノベーション”として、こうした価値提供をスピーディーに全国のお客様に展開できるようになりました」
ものづくりを俯瞰できる富士フイルム
ビジネスイノベーションならではの強み
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設計から生産まで一貫したご支援
ものづくり全体が「わかっている」企業だからこそ、全体最適から部分最適まで、貴社の課題・事情に合わせてご支援が可能です。
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本質を見抜ける
ものづくり全体が俯瞰できるからこそ、貴社の本質な課題を見抜けます。貴社が気が付いていない課題、貴社のが勘違いしている課題に私たちは気がつけるかもしれません。
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最適なIT活用
全体が見えているからこそ、最適なITツールノ選定やデータ連係の支援が可能です。IT投資をしても現場に浸透しなければ意味がありません。全体を俯瞰できるからこそ、最適なIT投資と活用の支援ができます。
「あるべき姿」の実現をサプライチェーン全体で支援
ものづくりは1社だけで完結しない。支援チームでは、サプライチェーン全体でDXによるイノベーションのお手伝いをしたいと考えている。
「S&S営業統括部やSE統括部を中心に、独自のノウハウを用いてサプライチェーン全体で物や情報の流れを視える化した上で、ITを活用して最適化。業務効率化・品質向上・売上拡大といったお客様のテーマに貢献していきます。サプライチェーン全体をとらえてご提案することで、お客様のビジネス全体が活性化されていくような取り組みへのチャレンジも始めています」
安東は、“オール富士フイルムビジネスイノベーション”のチーム力を活かし、お客さんが目指している「なりたい形」を支援したいと考えている。
「DXを進めるにあたっては、お客様の価値がどこにあるかを明確にし、2年後・3年後にどんな状態になっているのが理想なのかを描き出し、そのあるべき姿に向けたロードマップを一緒に実現していくことが重要だと考えます。その結果として、お客様が見たいと望まれる新しい景色を、一緒に見ることができる――これが私の目指す理想のDXです。そのためには、お客様に置いていかれないよう弊社もDXに取り組み、変革し続ける必要がありますし、弊社の“良さ”をお客様にしっかり伝えていけるよう、お客様のフロントの私自身も変革し続けていかなければいけない、と考えています」
※部署名・インタビュー内容などは、2022年1月時点の取材内容に基づきます。
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