事業内容
ゼログラフィー製品、事務用機械器具、印刷機器、情報処理/通信機器、及び関連諸製品の開発・製造・試作及び販売、これら商品の消耗品の開発・製造・試作及び販売、電気電子部品、金属加工部品、ゴム/プラスチック部品の製造及び販売など 高品質、低コスト、短納期で、お客様の要望に応える生産ソリューションを実現しています。 国内拠点の有機的な連携により、タイムリーかつスピーディに商品、部品などを提供します。
竹松事業所(神奈川県南足柄市)
竹松事業所長 田外 太
複合機やプリンターの消耗品を製造
竹松事業所では、複合機やプリンターで画像を形成するための重要な部品・素材である感光体(OPC)、キャリア、トナー、さらにそれらを組み合わせたマーキングユニットなどの、画像形成用消耗品の製造を行なっています。
使用済みトナーカートリッジやマーキングユニットの再利用・再資源化にもいち早く着手しており、資源やエネルギーを抑えるリサイクル活動を積極的に推進、埋め立て廃棄ゼロ(ゼロエミッション)を達成するなど、リサイクル化による資源循環システムの構築に大きく貢献しています。
従業員一人ひとりが『自ら考え行動する』職場風土を醸成し、新規事業取り込みや事業領域拡大にチャレンジしています。
なによりもこれらの活動を楽しんでやるといった従業員の活気が実感できる事業所です。
このような人材育成の活動を評価され、2024 GOOD FACTORY賞『ものづくり人材育成貢献賞』を受賞しました。
私達は、これまでもこれからもお客様や地元地域、従業員を大切にし、社会に必要とされる事業所であり続けます。
OPC(感光体)生産領域
R&U(リサイクル&ユニット)生産領域
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芝生上の製品はリユース品です
TNDV(トナー・デベロッパー)生産領域
海老名事業所(神奈川県海老名市)
海老名事業所長 古田 敏宏
レーザープリンターの製造
海老名事業所では、各種大型プリンターの製造を行っています。
富士フイルムビジネスイノベーション流生産方式にもとづく生産革新活動を積極展開することで、高技能型生産を実現し、培ったノウハウは、生産プラットフォームとして富士フイルムビジネスイノベーションの各生産拠点へ展開を図っています。
プロダクション領域の商品は、お客様のビジネスを支える生産財であり、お客様のところへ良い商品をお届けすることが私たちの使命であると考えています。
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の「Future Edge(印刷業務オープンイノベーション拠点)」とともに、お客様とのダイレクトコミュニケーションを通した新たな価値提供により、お客様のニーズにフレキシブルにお応えしてまいります。
鈴鹿事業所(三重県鈴鹿市)
鈴鹿事業所長 磯村 英司
複合機やプリンターの基幹部品を製造
鈴鹿事業所では複合機・レーザープリンターのキー部品および資源循環型商品の製造を行っています。キー部品ではPWBA(高密度実装基板)と画像形成部品(ゼログラフィプロセス部品)のほか、オプトエレクトロニクス部品として旧来のレーザーマーキングに加え、自社開発したLEDプリントヘッドを製造しております。さらに複合機の省エネに大きく貢献するIH定着技術を用いた定着ユニットの組み立ても行なっています。
資源循環型商品では、使用済み商品や部品の回収を行い、リサイクル、リユースの部品及び商品の製造を行うなど、循環型社会への貢献も積極的に行っています。
また、鈴鹿事業所では富士フイルムBI流生産方式(Innovative Production Way)にもとづく生産革新活動を推進しており、従業員全員参加型の改善活動が評価され2017年にGoodfactory賞(一般社団法人日本能率協会)を受賞しております。
富山事業所(富山県滑川市)
富山事業所長 植松 健二
複合機やプリンターのトナーを製造
富山事業所では、それまでの粉砕製法トナーと比較して、製造時のCO2排出量を大幅に低減したEA製法(Emulsion Aggregation)によりトナーを製造しています。
生産品種は、EAトナー、シャープメルトポリエステルにより定着温度を大きく低減したEA-Ecoトナー、更に業界トップクラスの低温定着性能により、お客様の消費電力を低減し、業界最小クラスの粒子径による高画質化を同時に実現したSuper EA-Ecoトナーへと進化を続けています。
加えて、ゴールドトナー・シルバートナー・クリアトナー・ホワイトトナー・蛍光ピンクトナー等の特殊色トナーも、EA製法を応用することにより製造しています。
更に、圧着トナーは無色透明で、出力した用紙の印字領域に、市販の圧着シーラー装置などで圧力を加えると、圧力応答性樹脂が反応してトナーが糊のような機能を発揮し、用紙同士を接着する事が出来ます。
本トナーを用いることで、印字領域と接着領域を同時にプリントできるため、従来出力後に別工程で行っていた糊付け工程の削減が可能です。
また、トナーカートリッジも、射出成型部品やブロー成型ボトルの内製化と、カートリッジの組立・トナー充填・包装の自動化を進め、国内/海外に向けて出荷しています。