このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
すべての人に未来へ続く次のステージを
撮影時の息止め時間や、造影剤の使用量の増加は被検者の負担となります。SCENARIA Viewは、大容量の7.5MHU X線管装置を搭載しています。高速撮影や低管電圧撮影のために必要な高出力の検査を実現し、被検者の負担軽減に貢献します。フルデジタル検出器は従来検出器*1と比べて、基板間のアナログ配線を廃止したことにより信頼性が向上しました。最大40%の電気ノイズを低減し、消費電力は最大45%低減します。
金属部分を抜き出しアーチファクトを推定し補正を行います。効果の強度が選択可能で目的に応じてご使用いただけます。AI技術を活用して開発した画像再構成技術IPV*2との併用も可能で、ノイズ低減を実現します。また、ポストリコンの時だけでなくスキャン時やマルチリコン時にも適用可能です。
2,880view/secの高速データサンプリングにより、画像辺縁部のアーチファクトを抑えて高精細に。心臓CTで使用する回転速度の0.35sec/rotを全身に適応することで、撮影時間短縮が可能です。
On-time Standby機能はガントリに内蔵する機器を制御することで消費電力を未使用時と比べて最大47.0%低減します。また、検出器の特性を維持しつつ、通電を遮断するOff-time mode機能により、待機時の消費電力を未使用時に比べて最大72.7%低減します。
DICOM規格に準拠し、線量情報をDICOM構造化レポート(RDSR)として送信することができます(DICOM SR)。また、撮影時の被ばく線量を管理するための情報をコンソールから保存することもできます(Simple Dose Report)。
故障予兆診断で、稼働率の向上を
装置稼働状況などを中心としたビッグデータの分析と富士フイルムの「故障予兆診断サービス」を活用して開発したCT装置向けの故障予兆診断サービス「Sentinel Analytics」
「Sentinel Analytics」が装置の状況を24時間モニタリングと予兆診断を活用して、点検・部品交換サイクルの適正化と装置稼働率の向上を実現します。
主な機能とメリット
お客さまの装置状況を24時間モニタリングして、異常を即時に検知します。
サービスサイトとお客さまの装置を直接接続してサービスを提供する機能です。故障原因の追跡を目的として、アーチファクトや異常画面の確認と画像の再構成前のデータ(RawData)の確認や装置のテストプログラムを実行します。
Sentinelサーバーが装置の異常を検出したときはもちろん、性能低下を検出した場合にも当社サービスサイトにアラートが自動通報されます。これにより、故障の発生を未然に防ぎます。また、万一の故障発生時にも迅速に対応いたします。
通信データの暗号化、相互認証通信などにより被験者の情報が保護されております。また、SentinelサーバーおよびサービスサイトではPatient Listや画像上での個人情報(被験者名、性別、体重、年齢、生年月日など)を認識できない仕様となっています。