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Supria Grande FR : 概要

被ばく低減に有用な逐次近似処理をルーチン検査で使用できる64列/マルチスライスCT。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

逐次近似処理をルーチン検査に

被ばく低減に有用な逐次近似処理は計算量が膨大であるため、従来のルーチン検査に適用することが困難でした。 “FR”では、逐次近似処理(Intelli IP)をルーチン検査でご使用頂けることをめざして画像処理ユニットを一新し、処理速度が向上しました。

低管電圧撮影

一般に、低管電圧撮影はヨード造影剤によるCT値の上昇や低コントラスト分解能の向上が期待できます。低管電圧撮影で増加するノイズをIntelli IPにより低減し、被検者の負担を軽減します。

全身どこでもサブミリ(0.625mm)撮影で

0.625mm×64ch=40mm幅の高精細ワイド検出器を搭載し、全身どこでも短時間でサブミリ撮影が可能です。

最小スライス幅0.625mm

X線受光部は、隔壁によって区切られています。この隔壁の厚さの分だけX線利用効率が低下します。X線利用効率と空間分解能にはトレードオフの関係にあり、最小スライス幅0.625mmの検出器を搭載しています。

FOVに制限されないハイピッチ撮影

3次元画像再構成アルゴリズムCORE法は、撮影スライスやFOVに制限される事なく、撮影できます*1

  • *1 装置の仕様に依存します
被検者負担軽減機能

体動による画像のズレを補正する機能を搭載しており、撮影後の撮影データでも体動補正が可能です。また、円背の被検者などで再構成視野からはみ出した場合でも、最大有効視野内であれば、再撮影することなく、画像再構成が可能です。

販売名

全身用X線CT診断装置 Supria

医療機器認証番号

225ABBZX00127000

  • * Supria Grande FRは、Supriaの64列検出器搭載モデルの呼称です。