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SCENARIA View Plus

より高精度・より低侵襲・より高効率な検査環境を届けるために、富士フイルムの経験とAI技術を融合した64列/128スライスCT。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

求められる検査をひとりでも多くの方へ。

装置 SCENARIA View Plus を正面左側から見た画像​

短時間で全身を検査できるCT検査は、診断、治療、救急時など幅広いシーンで利用され、今日の医療現場では欠かすことができない検査です。

一刻を争う状況下にある患者さまにもより精度の高い画像診断を、よりスピーディにお届けするために。

富士フイルムの経験とAI技術が、CTの新たな境地を切り開きます。

SCENARIA View Plusの特長を説明するプロモーションビデオ

IPV (Iterative Progressive reconstruction with Visual modeling)
富士フイルムの経験とAI技術の活用*1により、被ばく低減と視認性を両立

IPVはAI技術を活用して開発した画像再構成技術です。充分な反復処理により得られる画像を教師データとして、高精度の処理を高速化しました。富士フイルムが開発したVisual Modelに基づき、RawDataを起点とした画像再構成処理により、NPS(Noise Power Spectrum)をFBP(Filtered Back Projection)に近づけ、高いノイズ低減率においても、画像の質感の維持を実現。画像ノイズを最大90%*2低減し、被ばく量は最大83%*3低減。低コントラスト検出能を最大2倍*3に改善することができました。

被ばく低減と視認性の両立

FBPの場合の画像(腹部)(上)​  IPVの場合の画像(腹部)(下)​

低コントラスト分解能の向上

FBPの場合の画像(頭部)(上)​  IPVの場合の画像(頭部)(下)​
  • *1 AI技術のひとつであるMachine Learningを活用して開発した機能です。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはありません。
  • *2 水ファントムに対してIPV肺野の強度レベルStrong5を使用して画素値の標準偏差にて試験した場合
  • *3 モデルオブザーバ法を用いてMITA CT IQファントム(CCT189、Phantom Laboratory社製)に対して、IPVの強度レベルStrong5を使用して0.625mm厚のスライス厚でテストして得られ た結果です。検査対象、患者のサイズ、解剖学的位置、および検査内容によっては、得られる効果が小さくなり得ます。

StillShot
“抑える技術”がより高精度な臨床診断を支える

Cardio StillShot
心臓の動きによるモーションアーチファクトを“抑える技術”でノイズを低減

心臓CT検査では心拍数や心臓の動きなどさまざまな要因が画質に影響を与えます。従来の画像再構成法では冠動脈の動きによるブレが発生し、期待した画質の画像が得られず診断に影響を及ぼすことがありました。これらの問題を改善するために、富士フイルムはCardio StillShotを開発しました。Cardio StillShotは心臓CT検査で収集したRawDataから被写体の動く方向と量を4次元的に算出し、画像再構成時に補正を行うことで最高28msec*4の実効時間分解能を実現します。高い実効時間分解能により、心拍の高い方でも動きによるモーションアーチファクトを低減したブレの少ない高精細な臨床画像を提供することで診断能向上に寄与します。

Cardio StillShot OFFの場合のAxial画像(左)ONの場合のAxial画像(右)
Cardio StillShot OFFの場合のMPR画像(左)ONの場合のMPR画像(右)

Body StillShot
“抑える技術”を胸部領域全体に拡大

心臓CT検査(心電同期撮影)において適用可能であった動き抑制技術を、さらなる臨床現場での要望を叶えるべくCT検査(非同期撮影)に拡張しました。Body StillShotは、収集したRawDataから被写体の動く方向と量を4次元的に算出する際に、体軸方向の連続性を広範囲に維持することで動きによるブレの少ない画像を提供します。心電情報を必要としない演算アルゴリズムを採用することで、ルーチン検査への適用が容易になります。AI技術を活用して開発した画像再構成技術IPV*5との併用も可能で、さらなる高画質化に寄与します。

Body StillShot OFFの場合のAxial画像(左)ONの場合のAxial画像(右)
Body StillShot OFFの場合のMPR画像(左)ONの場合のMPR画像(右)
StillShotの原理を示した図​
  • *4 0.35sec/rot、BeamPitch 0.1719の場合
  • *5 IPV:Iterative Progressive reconstruction with Visual modeling。AI技術のひとつであるMachine Learningを活用して開発した機能です。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはありません。

SynergyDrive
“スピーディな検査”を臨床に関わるすべての人に

チーム医療を支え続けてきた富士フイルムだからこそできたAI時代の新しいワークフローソリューション。それがSynergyDriveです。深層学習等のAI技術を活用したワークフロー支援機能により、医療現場のさまざまな課題を解決し診療の効率化と質の向上に貢献します。

ワークフローソリューションSynergyDriveによるワークフロー改善を表現した図

スキャン範囲自動設定(AutoPose)*6

再現性の向上と設定時間の短縮

撮影されたスキャノグラム像から撮影範囲の自動設定が可能です。撮影位置の再現性の向上や検査効率の向上による設定時間の短縮が期待できます。Deep Learningを活用して開発した富士フイルムの臓器認識技術*7を用いることで、頭部、胸部を含む合計14種類の部位撮影に貢献します。また、あらかじめ撮影範囲のマージン設定ができるため、施設ごとの運用に応じて撮影範囲をカスタマイズできます。自動算出された撮影範囲を操作者が確認し調整することも可能です。

Deep Learningを活用して開発した富士フイルムの臓器認識技術を表した図その1
Deep Learningを活用して開発した富士フイルムの臓器認識技術を表した図その2
  • *6 自動算出された撮影範囲は操作者による確認、調整が必要です。

カメラを使ったポジショニング(AutoPositioning)*7*8

適切なポジショニングをワンボタンで実現

Deep Learningを活用して開発した技術*7で、天井に取り付けた3Dカメラ画像を基に寝台上の人体の特長点を検知し、3次元位置を算出するため、ワンボタンで垂直・前後・左右の3次元方向のセッティングが可能となります。頭部、胸部を含む合計14種類と適用部位を拡大し、フィートファースト、ヘッドファースト、伏臥位などのセッティングにも対応します。また、AutoPositioningの映像はスキャナ前面のTouch Visionや操作卓のモニタに表示することが可能です。

カメラを使って左右方向のポジショニングを行っている図
カメラから映し出される情報をモニタにも表示できることを示す画像
  • *7 AI技術のひとつであるDeep Learningを活用して開発した機能です。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはありません。
  • *8 AutoPositioningはオプションです。位置決め時の寝台移動を補助する機能であるため、投光器(ライトローカライザ)を用いて、操作者が最終的に目視および手動で位置決めする必要があります。

AutoPositioningの特徴を紹介するプロモーションビデオ​

富士フイルムグループの画像処理技術

共通プラットフォーム化による効率的なオペレーションをサポート

富士フイルムがこれまで培ってきた画像処理技術を、CT装置本体にも搭載し解析機能を充実。再構成した画像をCT装置本体に保存するのと同時に、SYNAPSE VINCENT Core*9に並行転送することで、撮影後から解析開始までの待ち時間を短縮することができます。 また、SYNAPSE VINCENT Coreと連携するRemoteRecon*10より、CT装置本体へ画像再構成の指示が可能です。CT装置が撮影で占有されている場合でも、解析処理のスループット向上が期待できます。

CT装置とVINCENT Coreを操作する人の図
  • *9 3D画像解析システム SYNAPSE VINCENT 販売名:富士画像診断ワークステーション FN-7941型 医療機器認証番号:22000BZX00238000 製造販売業者:富士フイルム株式会社
  • *10 RemoteReconはSCENARIA View Plus のオプションです。
販売名

全身用X線CT診断装置 SCENARIA View

医療機器認証番号

230ABBZX00027000

  • * SCENARIA View Plusは、操作卓CT-OC-23B搭載モデルの呼称です。