このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
検査の即時性を実現し、高い評価を得てきた富士ドライケム。これまで検査の精度や操作性の向上を追求してきました。最新機種「富士ドライケムNX700」は、従来機の特長を継承しつつ、さらに操作性を向上。臨床化学検査に要する手間を極力省き、作業の効率化に大きく貢献します。また、コンパクトなデザインで設置環境の選択が広がり、より快適な検査を実現します。
操作画面には、大画面液晶タッチパネルを採用。よりスムーズな操作をサポートします。また、前面のふたは、開け閉めしやすいスライド式に。使いやすさを追求し、場所をとりません。
設置面積は、従来機よりも約16%減。設置場所を選ばない省スペースを実現しました。
製品寸法
幅 | 500mm |
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奥行 | 380mm |
高さ | 410mm |
本体重量 | 33kg |
シンプルで使いやすい操作画面。使い方、トラブルシューティング、保守などのさまざまな手順を図解します。
セットアップ画面
結果画面
セットアップ画面
スライドに記載された項目コードから、項目・ロット番号を自動識別。開始キーを押した後は、測定データのプリントアウトまで完全自動化。
最大5検体までセットでき、スライドの供給も自動化。開始キーを押した後は、測定結果の表示まで操作不要です。
セットされている検体の点着が終了すると、画面の色が変わり、次の検体をセットするタイミングをお知らせします。ほかの検体を測定中でも次々と検体をセット(ランダムアクセス)でき、作業時間の短縮、効率化に大きく貢献します。
わずらわしいロットごとの補正作業は不要。スライドと同梱されているQCカードのコードを本体に読み込ませるだけで、簡単に補正されます。
(最大5ロットまで記憶。CRP、NaKCIを除く。)
CRPスライド、希釈液、専用キャリブレーターを検体ディスクへセット。ソフトキーから簡単に測定を開始できます。
比色項目と電解質項目(Na-K-Cl)が同時に測定できます。
分注・混和など、手作業で手間のかかる希釈作業を自動化。操作は、希釈倍率をキー入力するだけです。
比色でわずか6μL/テスト、および10μL/テスト。ピペット操作で微量検体測定が行えるため、NICUなど新生児を対象にした採血にも有用です。
使用済みのスライド・チップは廃却ボックスへ自動落下。検体との接触リスクが軽減されます。
採血管(φ13~16×75~100mm)および富士チューブ(0.5mL・1.5mL)がセット可能。通常の標準的な採血管に対応するため、検体の移し替えが不要です。
富士フイルムが写真フィルムで培ったテクノロジーを集結させた「多層スライド製造技術」が、高い精度と正確性を実現。同時再現性と日差再現性、ともに良好な値を示し、測定者の違いによるデータのばらつきも僅少です。溶液法をはじめ他法との相関も良好です。
GOT/AST
GLU
K
CRP
比色法スライド(酵素・一般化学・免疫)
1回の反応に必要なドライ状態の試薬、各種機能性部材で構成。検体中の酵素類や一般化学成分を比色法で定量する多層フィルム式スライドです。
電極法スライド(電解質)
1枚のスライドにNa-K-Clそれぞれの多層フィルム電極を内蔵。検体中の電解質を電極法によって定量するスライドです。
プラズマフィルターPFは全血から血漿を分離するフィルターです。血漿分離が約1分で完了し、遠 心分離が不要。即時に検査結果が得られます。
- 採血管にセットしてスタートボタンを押すと、上部にポンプ吸引部が接続され、ノズルより全血の吸引を開始します。
- 全血がガラス繊維濾紙層、ポリスルフォン多孔質膜を通り、濾過されます。
- プラズマフィルターPF上部に血漿が抽出されます。
- 富士ドライケムNX700へのオーダリング・データバックアップが可能
- 院内検査機器を6台まで接続
- 検査結果を5項目まで一度にグラフ表示
測定結果と過去データの比較表示、グラフ表示ができるため、診断結果の説明にもご利用いただけます。
- 製品名
富士ドライケムNX700
- 販売名
富士ドライケム NX700/富士ドライケム NX700i
- 届出番号
富士ドライケム NX700: 14B1X10022000125
富士ドライケム NX700i:14B1X10022000126