このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
医療の各分野で培った富士フイルムの技術でさらなる高画質化へ
LED 光源内視鏡システム ELUXEO 8000 SYSTEM
プロセッサーEP-8000 は富士フイルムがX線・超音波領域で培った画像処理技術を応用し、遠景まで明るくてノイズの少ない高画質画像を描出します。
EP-8000を中心に周辺機器を制御・連携

プロセッサーEP-8000は、12G-SDI ・ 3G-SDI ・ DVI ・ アナログ出力に対応し、 外部映像入力はデジタル2入力を有し、内視鏡検査に必要な情報を内視鏡観察モニターに表示します。周辺機器との連携において、プロセッサーで制御可能なさまざまな機能を有しています。
奥まで明るくハレーションを抑えたシャープな画像

富士フイルムのノイズ低減技術であるTNR(Triple Noise Reduction)と調光・階調制御技術であるE-DRIP(Extended Dynamic Range Image Processing)の組み合わせにより、奥まで明るく鮮明でハレーションを抑えた画像を実現します。
ノイズ低減技術(TNR)

EP-8000では従来*1の内視鏡のノイズ低減技術に加えて、X線、超音波のノイズ低減技術を搭載しました。
調光・階調制御技術(E-DRIP)

①ダイナミックレンジが暗部側に拡張
②拡張したダイナミックレンジの範囲に合わせた調光制御
ノイズ低減技術の向上により、ノイズ抑制とダイナミックレンジ*2拡張を両立しました。加えてそれに適した調光制御をすることで、奥まで明るく鮮明でハレーションを抑えた画像を実現します。
- *1 プロセッサー VP-7000
- *2 画像をつぶれなく再現できる明暗の範囲
観察モード
短波長から長波長までを網羅した高出力4LED光源。
Multi-Light Technology*3による多彩な観察モードを提供。

EP–8000には、高出力4LEDを搭載。青紫(Blue-Violet)、青(Blue)、緑(Green)、アンバーレッド(Amber-Red)と、短波長から長波長までを網羅した光を照射します。
また、高出力LED光源の発光強度比を変えて照射し、さらに画像処理を組み合わせることで、観察、診断、処置などの目的に応じた多彩な観察モードを実現。EP-8000ではアンバーレッドの光とLCI技術を応用することで、出血時に生じる赤色の濃淡を強調した観察モードACI(Amber-red Color Imaging)を提供します。
- *3 複数のLED光源を高精度に制御するとともに、画像処理を組み合わせることで、目的に応じた観察画像を作り出す技術

Multi-Light Technology
LEDやレーザー等の複数の光源を高精度に制御するとともに、画像処理を組み合わせることで、目的に応じた観察画像を作り出す技術。
白色光観察


白色光観察
BLI(Blue Light Imaging)観察
短波長狭帯域光の照射により得られる高コントラストな信号に対して画像処理を行い、血管や表面構造などの観察に適した画像を表示します。


BLI(Blue Light Imaging)観察
LCI(Linked Color Imaging)観察
短波長狭帯域光と白色光の成分をバランスよく照射。そのあとソフトウェアにより、赤みを帯びた色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように色の拡張・縮小を行い、粘膜の微妙な色の違いを強調します。


LCI(Linked Color Imaging)観察
ACI(Amber-red Color Imaging)観察
ACI(Amber-red Color Imaging)は、血液の色の濃淡(出血点など)の視認性を改善することを意図して開発された機能で、従来のLCI(Linked Color Imaging)で使用されている色彩強調技術に明るさ強調の技術を加えた観察モードです。LCIは粘膜表面の情報を強調するために短波長光の比率を高めているのに対し、ACIは深部情報を強調するために長波長光(アンバーレッド)の比率を高めて照射。 LCIの技術を応用し白色光に近い色合いの画像を描出しながら血液の微妙な色の違いを強調します。


LCI :粘膜の色を中心に、 明るさを変えずに色を強調

ACI :血液の色を中心に、色と明るさを同時に強調





マルチオブザベーションモード
観察モニター上で、メイン画像エリアとサブ画像エリア1において、同時に白色光と画像強調機能*4の画像を取得し、モニターに表示するマルチオブザベーションモードを搭載。
- *4 表示可能な画像強調機能には制約があります

*上記画像は胃モデルを撮影しています
Processor / Light Source 効率的な検査環境をサポート
内視鏡用炭酸ガス送気装置 GW-100
EP-8000が送気中の状態で炭酸ガス送気装置GW-100からの送ガスを開始するとEP-8000からの送気を自動的に停止します。

周辺機器画像の表示
背面パネルのDVI-D IN 端子と3G-SDI IN 端子に接続された周辺機器の画像を観察画面に表示します。内視鏡画像と同時に、周辺機器の画像を表示することができます。

送水装置 JW-3
EP-8000とJW-3を連携することで、任意のスコープスイッチに送水を設定して手元やフットスイッチでの操作が可能。

内視鏡画像診断支援システム
機能拡張ユニット EX-1と組み合わせて使用することで、内視鏡画像診断支援システムが上部・下部領域の診断支援をサポートします。診断支援結果はリアルタイムに観察画面に重ねて表示します。

外部メモリー
EP-8000から記録メディア(USBメモリー)に直接記録可能。

LEDランプで省エネ、長寿命を実現
従来のキセノンランプでは、500時間毎での交換が推奨されています。
年間約1,000時間内視鏡を使用した場合、6年間で12個のランプ交換が必要となります。LEDランプは長寿命のため、これらの交換の手間が省けます。

スコープ交換ボタン
検査中のスムーズなスコープ交換をサポートします。

画像強調機能
BLI BLI-bright | LCI | ACI | FICE*5 | |
---|---|---|---|---|
800システムスコープ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
600システムスコープ 580シリーズスコープ*7 530シリーズスコープ*8 | × | × | × | ◯ |
EB-710シリーズスコープ EB-580S L600システムスコープ*9 L580システムスコープ*9 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
- *5 Flexible spectral Imaging Color Enhancement
- *6 EB-710シリーズスコープを除く
- *7 EB-580S を除く
接続可能スコープ
800システムスコープ 700システムスコープ
600システムスコープ 580シリーズスコープ 530シリーズスコープ*8
L600システムスコープ*9 L580シリーズスコープ*9
- *8 EB-530H、EB-530P、EB-530T、EB-530US のみ
- *9 光源装置 LL-7000との組み合わせの場合

800/700システムスコープ

600システムスコープ
580/530シリーズスコープ

L600システムスコープ
L580シリーズスコープ
DICOM機能
画像ネットワークとの連携はDICOM接続ライセンス*10を使用することでダイレクトに画像を送信したり、ワークリストを受信可能です。ファイリングシステムやPACSへSXGA*11の解像度で保存されます。
DICOM接続ライセンスは以下をサポート*12しています。
- DICOM storage
- DICOM Modality Worklist Management (MWM)
- DICOM Modality Performed Procedure Step (MPPS)


- *10 オプション:DICOM接続ライセンス DL-4450
- *11 LANケーブルによるネットワーク接続時
- *12 全てのネットワーク機器との接続を保証するものではありません
基本情報
- 販売名
プロセッサーEP-8000
- 認証番号
305AABZX00037000

添付文書/取扱説明書ダウンロード
添付文書は、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)サイトに掲載されている文書を表示いたします。
販売名 | 添付文書 ダウンロード | 取扱説明書 ダウンロード |
---|---|---|
EP-8000 | プロセッサー EP-8000 | 取扱説明書 |