検査フロー
プレスケールモバイルは、次のような流れで一連の検査を行うことができます。
各フローの簡単な操作は、クイックマニュアルからご確認ください。
プレスケールモバイル 操作方法
検査するプレスケールを単品で検査します。
見本画像を登録した場合は、見本画像と並べて比較する
こともできます。
左のカラーバーは、その検査における圧力を色で示しています。
見本画像を登録することで、検査するプレスケールの画像と見本画像を重ね合わせて、圧力差の解析画像として表示、比較できます。
左のカラーバーは、見本画像に対する検査画像の圧力値の一致度合いを示しています。
無効圧力値とは
設定した圧力値未満が無効化されます。
検査メニュー登録時に登録が可能です。
無効圧力値の設定方法
1. 「検査メニューの追加」画面で「無効圧力値入力」をタップする
2. 測定したい最低圧力値を入力する
3. 「完了」をタップして終了する
自動判定機能とは
あらかじめ任意の物理量の閾値あるいは閾範囲を設定することで、アプリが自動的に合格/不合格の判定を行い、解析結果として表示させることができます。
自動判定機能の設定方法
1. 「検査メニューの追加」画面で「自動判定」をタップする
2. 自動判定を行いたい項目を選んで設定する
使用有無
この項目で自動判定を行うかどうかを設定します。
上限値
この項目で判定する際に、上限値を設定するか選択します。「有効」または「無効」を選択します。
「有効」に設定すると、解析結果が上限値を超えた場合に不合格となります。
数字をタップすると、上限値となる数値を変更できます。
下限値
この項目で判定する際に、下限値を設定するか選択します。「有効」または「無効」を選択します。
「有効」に設定すると、解析結果が下限値より小さい場合に不合格となります。
数字をタップすると、下限値となる数値を変更できます。
3. 「完了」をタップする
設定を終了し、「自動判定」画面に戻ります。
「使用有無」を「有効」にした場合、設定した項目にチェックが入ります。
4. 「完了」をタップする
「自動判定」項目が設定され、元の「検査の追加」画面に戻ります。
見本画像とは
見本となるプレスケールを読み取り、登録できます。
不要発色領域とは
読み取った画像から、検査の対象外として除外する範囲を設定できます。
検査メニュー登録時に設定する見本画像に対しても使用可能です。
検査枠とは
読み取った画像内に最大10か所までの枠を設定し、枠内における解析結果を表示するようにできます。
検査メニュー登録時に検査枠を設定することで、検査時にプレスケールを読み取り後、設定した検査枠が自動で付与されます。
見本画像の設定方法
1. 「検査メニューの追加」画面で、「見本画像」をタップし、カメラ機能を起動する
2. キャリブレーションシート上に見本として登録したいプレスケールを設置する
「FUJIFILM」ロゴが上になるようにキャリブレーションシートを置き、 プレスケールは薬剤面(非光沢面)を上にして、キャリブレーションシートの黒枠内におさまるようにまっすぐ設置します。
キャリブレーションシート四隅の鍵括弧にカメラ画面を合わせて読み取ります。
4. 読み取った画像を確認し、「写真を使用」を選ぶ
写真を撮り直す場合は、「再撮影」を選択します。
不要発色領域の設定方法
1. プレスケールを読み取った後、消しゴムのアイコンをタップする
2. 検査に不要な発色領域を塗りつぶす
線の太さは画面下部にて変更が可能です。
3. 「完了」をタップして終了する
検査枠の設定方法
1. 「検査メニューの追加」画面で、「検査枠の設定」をタップする
検査枠の設定のためには、見本画像の登録が必要です。
見本画像を登録していない場合は、本操作時にカメラが起動されるため、見本画像を登録してください。
2. 設定したい枠の形状を選択し、検査枠を設定する
検査枠は、最大10か所まで設定できます。
四角枠追加
四角枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をドラッグすると、矩形の検査枠が追加されます。
円枠追加
円検査枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をドラッグすると、円形の検査枠が追加されます。
矩形枠追加
矩形検査枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をタップして検査枠の4つの頂点を設定します。タップした点を順番に結んだ矩形枠が追加されます。
9分割枠追加
9分割枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
設定した四角枠を9つに分割した検査枠が追加されます。
検査枠削除する
「検査枠削除」を選ぶと、削除のダイアログが表示されます。
削除したい検査枠の数字を選ぶと、選択した検査枠が削除されます。
3.「完了」をタップして設定を終了する
カラーテーブルとは
読み取ったプレスケールの圧力値を示す表です。
カラーテーブルの各色や圧力値の範囲を変更できます。
- 「圧力値カラーテーブル」、「重ね合わせカラーテーブル」は、それぞれプレスケール種別(HT_LLW/MW/LW/LLW/LLLW/4LW /5LW)ごとに設定できます。
- 検査メニュー登録時に設定されているカラーテーブルが適用されます。カラーテーブルを編集した場合は、新たに検査メニューを登録する必要があります。
単品検査におけるカラーテーブルの、上から2段目以降の各範囲です。
2段目から7段目まで、最大6範囲まで設定可能です。
解析結果内の「指定圧力範囲面積」「指定圧力範囲面積率」の2項目で結果をご確認いただけます。
設定方法は下記をご確認ください。
カラーテーブル(指定圧力範囲)の設定方法
1. 変更画面に遷移する
- 「検査メニューの追加」画面で「圧力カラーテーブル」をタップする
- 見本にしたいプレスケールのサンプルを読み取る
- 画面左のカラーバーの部分を2秒以上長押しする
「設定」画面から行う場合
- 「設定」画面で「圧力値カラーテーブル」をタップする
- 変更するプレスケール品種を選択する
2. カラーテーブル画面で、「編集」をタップする
3. カラーテーブル編集画面で、設定を変更したいセルを選ぶ
セルを追加したい場合は、+マークのアイコンをタップする
セルを削除したい場合は、ゴミ箱アイコンをタップする
5. 「OK」をタップする
登録した検査メニューの確認方法
1. 「検査メニュー」画面に遷移する
2. 検査名の右にあるiアイコンをタップする
検査メニュー情報の編集方法
一度も検査結果を登録していない検査メニューは編集することが可能です。
1. 登録した検査メニュー画面で、「編集」をタップする
2. 検査条件を編集する
変更したい項目をタップして、設定を変更します。
3. 「OK」をタップして編集した内容を保存する
検査メニュー情報の削除方法
1. 検査メニューの情報画面で、「この検査メニューを削除する」をタップする
2. 「はい」を選択する
削除した検査メニューを復元する場合
削除した検査メニューは復元ができます。
1. 「設定」画面で「削除した検査メニュー」をタップする
今までに削除された検査メニューのリストが表示されます。
2. 戻したい検査メニューを選ぶ
選択した検査メニューにはチェックマークが付きます。
3. 「元に戻す」をタップする
チェックのついた検査メニューすべてが「検査メニュー」画面のリストに再び表示されるようになります。
不要発色領域とは
読み取った画像から、検査の対象外として除外する範囲を設定できます。
検査メニュー登録時に設定する見本画像に対しても使用可能です。
不要発色領域の設定方法
1. プレスケールを読み取った後、消しゴムのアイコンをタップする
2. 検査に不要な発色領域を塗りつぶす
線の太さは画面下部にて変更が可能です。
3. 「完了」をタップして終了する
検査枠とは
読み取った画像内に最大10か所までの枠を設定し、枠内における解析結果を表示するようにできます。
検査枠の設定方法
1. プレスケールを読み取った後、歯車のアイコンをタップする
2. 設定したい枠の形状を選択し、検査枠を設定する
検査枠は、最大10か所まで設定できます。
四角枠追加
四角枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をドラッグすると、矩形の検査枠が追加されます。
円枠追加
円検査枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をドラッグすると、円形の検査枠が追加されます。
矩形枠追加
矩形検査枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
画面をタップして検査枠の4つの頂点を設定します。タップした点を順番に結んだ矩形枠が追加されます。
9分割枠追加
9分割枠追加モードに切り換わります(アイコンが青くなります)。
設定した四角枠を9つに分割した検査枠が追加されます。
検査枠削除する
「検査枠削除」を選ぶと、削除のダイアログが表示されます。
削除したい検査枠の数字を選ぶと、選択した検査枠が削除されます。
3.「完了」をタップして設定を終了する
検査データのモバイル端末内保存方法
1. 画面左下の「履歴」アイコンをタップする
2. 出力したい検査結果を選ぶ
3. 「解析結果」画面の下段にある「ファイルに保存」を選ぶ
4. 出力したいファイルにチェックマークを入れる
計測結果:履歴画面で表示される情報(品種、圧力種等)や解析結果(平均圧力、加圧面積等)のデータ
画像:読み取り時のオリジナル画像、解析画像、カラーバー画像などの画像ファイル
圧力マップ:各セルごとの圧力値を出力したデータ。各セルの解像度の調整も可能。
キャリブレーションシートサイズ | 解像度 |
---|---|
読取サイズ A4 | 0.25~2mm角 |
5. 「OK」を選び、保存する
パソコンへのデータ出力やデータ集積、高度なデータ利活用に便利なクラウドシステムの利用には、ホームページから申請が必要です。
詳しくはこちらをご確認ください。
複数の履歴をまとめて選択する
「検査履歴」画面から、複数の検査結果をまとめて選択し、削除や出力することができます。
1. 「検査履歴」画面で「選択」をタップ
2. 出力したい検査結果を選ぶ
選択した結果には、青いチェックマークがつきます。
- 「すべて選択」を選ぶと、すべての検査結果にチェックが付きます。
- 「キャンセル」を選ぶと、通常の「検査履歴」画面に戻ります。
3. 「結果出力」をタップ
チェックのついた検査結果すべてが出力されます。
クラウドシステムへのアップロード方法
クラウドシステムのご利用には、ホームページからの申請が必要です。
また、データのアップロードは端末が通信環境下にある場合に実施できます。
1. 画面下の「履歴」アイコンをタップする
2. アップロードをしたい検査結果を選択し、下段の「クラウドへアップロード」を選ぶ
3.「はい」を選び、アップロードを開始する
「履歴」画面でアップロード完了が確認できます。アップロードされた検査は右にクラウドのイラストがつきます。
クラウドへの自動アップロードを設定する
モバイル端末が通信環境下にある場合に検査履歴を自動でクラウドにアップロードすることができます。
1.「設定」画面で「検査結果アップロード」をタップする
2. 自動でアップロードしたい場合は「自動 ON」を選ぶ
「自動 ON」に設定した以降で登録された検査履歴を自動でアップロードします。
通信環境下にない場合は、通信が可能になった時点でデータが自動アップロードされます。
クラウドシステムを使用せず、外部への出力を行う方法
1. 「検査データのモバイル端末内保存方法」の手順1~5を実施する
2. データを保存したモバイル端末とPCをUSBケーブルで接続する
3. PCのiTunesを起動し、iTunesウィンドウの左上にあるモバイル端末のアイコンをクリックする
4. 画面左側にある「ファイル共有」をクリックする
5. App の一覧から「圧力計測」を選択する
6. 「圧力計測の書類」の中からPCへ転送したいフォルダを選択し、右下にある「保存」をクリックする
7. ファイルの保存場所を指定する
追加分析とは
一度登録した検査結果に対して、改めて不要領域の削除や検査枠の設定・変更などができます。
追加分析方法
1. 画面左下の「履歴」アイコンをタップする
2. 追加分析を行いたい検査結果を選ぶ
3.「追加分析」をタップする
4. 再度検査を実施し、検査結果を保存する
検査結果の削除方法
1. 画面左下の「履歴」アイコンをタップする
2. 削除したい検査結果を選ぶ
3. 「解析結果」画面の下段にある「この検査を削除」を選ぶ
4. 「はい」を選択し、削除する
複数の履歴をまとめて選択する
「検査履歴」画面から、複数の検査結果をまとめて選択し、削除や出力することができます。
1. 「検査履歴」画面で「選択」をタップ
2. 削除したい検査結果を選ぶ
選択した結果には、青いチェックマークがつきます。
- 「すべて選択」を選ぶと、すべての検査結果にチェックが付きます。
- 「キャンセル」を選ぶと、通常の「検査履歴」画面に戻ります。
3. 「削除」をタップ
チェックのついた検査結果すべてが削除されます。
カラーテーブルとは
読み取ったプレスケールの圧力値を示す表です。
カラーテーブルの各色や圧力値の範囲を変更できます。
- 「圧力値カラーテーブル」、「重ね合わせカラーテーブル」は、それぞれプレスケール種別(HT_LLW/MW/LW/LLW/LLLW/4LW /5LW)ごとに設定できます。
- 検査メニュー登録時に設定されているカラーテーブルが適用されます。カラーテーブルを編集した場合は、新たに検査メニューを登録する必要があります。
単品検査におけるカラーテーブルの、上から2段目以降の各範囲です。
2段目から7段目まで、最大6範囲まで設定可能です。
解析結果内の「指定圧力範囲面積」「指定圧力範囲面積率」の2項目で結果をご確認いただけます。
設定方法は下記をご確認ください。
カラーテーブル(指定圧力範囲)の設定方法
1. 変更画面に遷移する
- 「検査メニューの追加」画面で「圧力カラーテーブル」をタップする
- 見本にしたいプレスケールのサンプルを読み取る
- 画面左のカラーバーの部分を2秒以上長押しする
「設定」画面から行う場合
- 「設定」画面で「圧力値カラーテーブル」をタップする
- 変更するプレスケール品種を選択する
2. カラーテーブル画面で、「編集」をタップする
3. カラーテーブル編集画面で、設定を変更したいセルを選ぶ
セルを追加したい場合は、+マークのアイコンをタップする
セルを削除したい場合は、ゴミ箱アイコンをタップする
5. 「OK」をタップする
検査者とは
検査を行う検査者を任意に設定することが可能です。
登録された検査者はアプリ起動時に選択し、検査結果の情報に「検査者」として表示されます。
検査者の登録方法
1.「設定」画面で「検査者」を選び、「追加」をタップする
2. 「検査者名」・「所属」をタップし、情報を入力する
3. 「OK」をタップして登録を完了する
検査者の削除方法
1. 「設定」画面で「検査者」を選び、削除したい検査者をタップする
2. 「この検査者を削除」をタップし、「はい」を選択する
検査結果名とは
検査結果を保存する際に登録する検査結果名を、ユーザーで任意に入力するか、自動で設定されるかを選択できます。
OFFにした場合、登録される検査結果名は「検査メニュー名 + 検査結果を登録した年月日時」となります。
ONにした場合、判定結果を保存する際に登録したい任意の名称を入力できるようになります。