プレスケールに関するお問い合わせ
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圧力値(MPa)の算出方法について
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プレスケールに関するよくあるご質問
購入前のご質問
Q. プレスケールの特徴を教えてください。
A.
- プレスケールは加えられた力に反応して、その箇所が赤く発色します。
加えられた力の大きさにより発色の濃度が変わります。 - 加圧された箇所が赤く発色しますので、加圧の範囲と掛かった力を目視で簡単に確認できます。
- 形状は薄いフィルムです。1枚(モノシート)または2枚(ツーシート)で使用します。
- ハサミなどで簡単に切ることができ、どのような形(平面)でも測定できます。
Q. プレスケールの種類と形状を教えてください。
A.
- プレスケールは加圧(計測)する圧力帯によって幾つかの種類に分かれています。
- ツーシートタイプとモノシートの2種類があります。
また、製品形状はロールとシートの2種類があり、シート形状をプレシートと称し、語尾にPSをつけます
(例:LLLWPS)
5LWと4LWとMWにはプレシートがありません。
Q. 厚さを教えてください。
A.
品種 | Aフィルム(μm) | Cフィルム(μm) |
---|---|---|
5LW | 95±15 | 85±15 |
4LW | 95±10 | 85±15 |
LLLW LLW LW |
95±10 | 90±15 |
MW | 85±10 | 90±15 |
MS HS |
105±10(総厚み) | |
HHS | 115±10(総厚み) |
Q. 特注サイズに対応いただけますか。
A.
特注サイズの提供は承っておりません。
Q. 使用時の注意事項はありますか。
A.
- 薬品を塗布していますので、水やアルコールなどの溶剤に触れると計測できません。
- 垂直方向に加圧されることを前提に設計していますので、プレスケールを計測対象に擦り付けるような加圧では正しい圧力は計測できません。
Q. シートは繰り返して使用できますか。
A.
繰り返して使用することはできません。
また、発色濃度は徐々に退色する傾向がありますので色見本などとして長期間ご利用いただく場合はご注意ください。
Q. 適応品種を選んでほしいのですが。
A.
適応品種の提案サービスは行っておりません。
名刺サイズ程度の製品サンプルは提供可能ですので、お客様の情報を登録いただきお申込みください。
Q. 製品サンプルで事前に試すことはできますか。
A.
名刺サイズ程度の製品サンプルは提供可能ですので、お客様の情報を登録いただきお申込みください。
Q. 事前に圧力画像解析システムを試すことはできますか。
A.
圧力画像解析システムの体験版を製品サイトからダウンロードいただき、各種機能をご確認いただけます。
お客様の情報を登録いただきお申込みください。
Q. 使用事例を紹介してください。
A.
Q. 購入先を教えてください。
A.
日本国内に限り富士フイルムが運営するオンラインショップ「計測フィルムショップ」にてご購入いただけます。また、機械工具、理化学、計測機器系などの商社様でご購入いただけます。価格につきましてはオープンプライスとさせて頂いておりますので、ご購入先をご確認、お問い合わせ願います。
Q. 富士フイルムから直接購入できますか?
A.
日本国内に限り富士フイルムが運営するオンラインショップ「計測フィルムショップ」にてご購入いただけます。また、富士フイルムの計測フィルムを取り扱っている商社様からもご購入いただけます。
Q. 注文単位を教えてください。
A.
ロール形式(プレスケール)は1セット(ロール)より、シート形式(プレシート)は1ケース(5枚入り)より承っております。
使い方
Q. セットの仕方を教えてください。
A.
- 測定する部分の形状に合わせて鋏などで切り挟み込みます。
- ツーシートタイプはA、Cフィルムをそれぞれ光沢面を外側に薬剤面を内側に合わせて配置します。
尚、加圧面に対するAフィルム、 Cフィルムの配置の指定はございませんが、計測時は常に同じ配置にしてください。
モノシートタイプは必要に応じて同梱している「透明な保護フィルム」を薬剤面側に当ててお使いください。 - 加圧します。
Q. AフィルムとCフィルムはどちらを上にした方がよいのでしょうか。
A.
再現性重視の点から、どちらの向きに挟むかを決めて、その一定条件でご使用ください。
Q. 順番を入れ替えても問題ありませんか。
A.
再現性重視の点から、どちらの向きに挟むかを決めて、その一定条件でご使用ください。
Q. 再利用は可能ですか。
A.
一度発色したシートは元には戻りません。
発色していない箇所で計測することは可能です。
Q. AフィルムCフィルムの組み合わせを変えても問題ありませんか。
A.
AフィルムとCフィルムは組み合わせて精度の確認を行い出荷しております。
同じ品種であってもAフィルムとCフィルムの組み合わせを変えると、計測結果が変わる場合がありますので、同梱の組み合わせでご使用ください。
Q. 直接手に触れても問題ありませんか。
A.
人体への有害物質は含まれておりません。
使用している化学薬品の安全性は確認しております。
Q. 推奨する計測環境の温湿度はどれくらいですか。
A.
取扱説明書に記載の「使用推奨温度・使用推奨湿度」をご確認ください。(品種によって異なります)
上記温湿度外の環境では圧力絶対値の測定精度は低くなりますので圧力バランスの確認のみでご活用ください。
Q. 推奨温度外での使用は可能ですか。
A.
精度保証はしておりませんが、条件により使用可能です。高温では発色濃度がより高くなります。品種によって、120℃で2分程度でご使用いただいております。
また、180℃~220℃を推奨温度域にしている「高温用プレスケールLLW」もございます。低温では発色濃度が低くなります。0℃程度まではご使用いただけると思われますが、
それ以下の低温についてはデータがございません。相対比較評価としてご使用ください。
Q. 水や油などの中で使用できますか。
A.
プレスケールには圧力で発色するための薬品を塗布してあります。
水や油に直接触れると正しい計測ができません。
水・油中での使用の場合は、ビニール袋などに入れて密封したり、薬剤体面を外側に向け水・油がつかないようにして計測されている事例もございます。
Q. 計測対象が高温の場合の注意事項はありますか。
A.
計測対象が高温の場合、短時間(数秒)であれば耐熱フィルムなどでプレスケールを保護することで使用可能な場合もございます。
短時間の加圧でプレスケール自体まで温度が伝わらなければ測定が可能な場合がございます。
ただし耐熱フィルムが吸収する加圧にご留意ください。
Q. 真空中では計測できるでしょうか。
A.
計測対象とプレスケールが接触して、加圧されていれば、計測(発色)可能です。
Q. 水の中で使えますか。
A.
薬品を塗布していますので、水やアルコールなどの溶剤に触れると計測できません。防水対策としてラミネート加工やスライドジッパータイプのビニール袋などに入れて計測しているお客さまもございます。
Q. 斜めからの加圧圧力の測定はできますか。
A.
プレスケールはフィルムに対し垂直に加わった圧力を計測することを前提にした製品です。斜めからの圧力やズリ変位に対しては正確な測定ができない場合がありますのでご注意ください。
同じ理由で摩擦力の計測には適しておりません。
Q. スプレーなどの噴射圧の計測はどうすればよいですか。
A.
噴射圧の測定の場合は、ビニールの袋などに入れ使用します。
または保護シートを上からかぶせて保護することで圧力分布は確認可能です。
ただし保護シートが吸収する加圧にご留意ください。
Q. 計測対象が曲面なのですが。
A.
製品はフィルムのため曲面にフィットさせることは困難です。お客さまによっては、短冊状や楕円のようにカットして曲面に貼付、計測されています。
Q. 標準チャートのA,B,Cのカーブはどれを選べばよいのでしょうか。
A.
標準チャートの上の「温湿度条件図」で、計測した時の温湿度が含まれるA,B・・・のエリアと同じ名称のカーブを使ってください。
Q. 発色までにどのくらい時間がかかりますか。
A.
23℃環境の場合、加圧後(発色後)10分で95%の発色をします。その後30分から1時間前後に98~100%に到達しますので測定誤差内に入り、その後ゆるやかに退色します。
加圧後、計測までの時間を一定にすることは、測定条件を固定する意味でも必要です。
Q. 最小測定可能面積はどのくらいですか。
A.
プレスケールは加圧圧力に応じて発色濃度の変化が得られるようにマイクロカプセルの大きさに分布を持たせています。カプセルサイズの組み合わせは品種により異なるため、一概にはお伝えできません。尚、専用解析システムFPD-8010Jによる解析では0.125㎜角が最小測定面積となります。
なお、専用解析システムFPD-8010Jによる解析では微圧用(4LW)~超高圧用(HHS)までは解像度0.125㎜ピクセルが最小測定面積となります。
超微圧用(5LW)では解像度 0.125㎜ でも4平方ミリメートルが計測可能な最少面積になります。
Q. 計測圧力(発色濃度)精度を教えてください。
A.
一定の加圧条件下、23℃65%RHで±10%です。
これは濃度値ベースですので圧力値の場合はこれより若干大きくなる場合があることにご注意ください。
Q. 測定可能な加圧時間はどの程度ですか。
A.
1msec程度の加圧時間でも発色します。最長の加圧時間については繰り返し力がかかるような状態でなければ特に制限はございません。但し短時間の場合は発色濃度が低く、長時間の場合は発色濃度が高くなりますのでご注意ください。
Q. 圧力の単位の変換式を教えてください。
A.
- 1MPa ≒ 10.2kgf/cm2
- 1bar = 0.1MPa
- 1kgf = 9.80665N
- 1N = 1kgfm/s2
- deca = 10、hecto = 102、kilo = 103、mega = 106、giga = 109、tera = 1012
Q. ヤング率を教えてください。
A.
MD(長手方向):約3.5GPa
TD(幅方向):約3.9GPa
Q. 使用期限を教えてください。
A.
製品箱ラベルに有効期限を記載しております。本期間を過ぎたプレスケールは品質保証できませんので、本期間内にお使いください。
一般的には有効期限が過ぎたプレスケールは発色が薄くなる傾向に有り(感度が悪くなり)、製品付属のチャート表に照らし合わせてみることが出来なくなります。
ただし、発色していれば面内での相対的な比較は可能かと思われます。
Q. 保存するための注意事項はありますか。
A.
直射日光の当たらない冷暗所(15℃以下)で保管してください。
詳しくは製品同梱の「使い方」裏表紙の「保存上の注意事項」をご確認ください。
Q. 計測結果を数値化できますか。
A.
専用の圧力画像解析システムFPD-8010Jがございます。
Q. 圧力画像解析システムでの解析依頼は可能でしょうか。
A.
解析サービスは承っておりませんが、お客様のプレスケールをお預かりし、 圧力画像解析システムの体験版で解析可能なファイル形式に変換するサービスがございます。このサービスを利用することでお客様ご自身で解析することが可能になります。
困った時は
Q. 発色が想定した濃度より薄い(濃い)のですが、何か間違っているでしょうか。
A.
計測時の温湿度と、計測している標準チャートのカーブに間違いはないでしょうか。
温湿度が想定より高いと、発色も想定より濃い傾向にあります。
また基準にしている計測箇所の面積が小さい場合、プレスケールは広範囲で計測(発色)可能なため、一致しない場合もあります。
Q. モノシートの中圧、高圧の商品に透明なフィルムが入っていますが用途がわかりません。
A.
埃や油などがプレスケールの薬剤面に付着する可能性がある場合や、薬剤が計測対象に転写することを防ぐための保護フィルムです。必要に応じてプレスケールの薬剤面に重ねてご使用ください。
Q. A紙(C紙)をなくしてしまった。
A.
AフィルムとCフィルムは組み合わせて精度の確認を行い出荷しております。
組み合わせを変えると、計測結果が変わる場合がありますので、新しい製品をご用意ください。
Q. 取扱説明書をなくしてしまった。
A.
大変申し訳ございませんが、色見本が記載されたチャート表は取扱説明書になり、取扱説明書単体での提供や販売はおこなっておりません。
新しくプレスケールをご購入いただけますようお願いいたします。
その他
Q. 該非判定書を発行してほしい。
A.
製品ホームページよりお申込みください。
Q. RoHS証明書を発行いただけますか。
A.
RoHS指令対象特定化学10物質の非含有証明書であれば発行可能です。
発行には1~2週間ほどお時間が必要です。
製品お問い合わせページよりその旨お申し付けください。
Q. 中国に持ち出し可能ですか。
A.
中国への持ち出しにつきましては、「新化学物質環境管理弁法」*1に該当する製品がございますので現地にてご購入頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
Q. 韓国に持ち出し可能ですか。
A.
韓国への持ち出しにつきましては、 「韓国化学物質の登録及び評価に関する法律(K-REACH)」*2に該当する製品がございますので現地にてご購入頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
Q. 搭乗手続きの際の手荷物のX線チェックで何か影響が出たりしますか。
A.
X線による影響はございません。