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「うさちゃん健康BOOK」ご監修 田園調布動物病院 院長 田向 健一先生コメント
近年、犬猫に続く第3のペットとしてウサギが人気を集めています。以前はウサギの寿命は7‐8年といわれていましたが、犬猫と同様にウサギを取り巻く環境の向上から10歳以上のウサギをみることもまれではなくなりました。
本資料で取り上げている消化器疾患、生殖器疾患、エンセファリトゾーン症は、血液検査、画像診断を行うことで、治療法や予後を判断する材料になります。抗菌剤治療は、使用できる薬剤の選択も限られ、適切な培養感受性試験と抗生物質の選択はとても重要になります。
以前、ウサギのご家族さまは検査や治療に消極的な方が多かったのですが、健康管理や病気に対する意識もずいぶんと変わり、最近は積極的に健康診断などを求めるようになっています。そのようなご家族さまのニーズやウサギの特性に合わせた検査、治療に是非この『うさちゃん健康BOOK』が一助になればと思っています。

参考基準範囲設定から3年間の推移
ウサギの健康診断が年々増加〈 ウサギ健康診断の出検数推移* 〉

- * 2020年2月~2023年1月末の間に弊社健康診断(生化学19項目)を受診したウサギの集計データより

花咲く動物病院 院長 上田 憲義 先生 <ウサギの健康診断を始めるきっかけ>
- Q1. 積極的に実施する理由は
- 参考基準範囲ができ外注検査でウサギ健診ができるようになったからです。
- Q2. 難しいといわれる採血について
- 採血は特に苦になりません。また、経験から検査に必要な量程度であればウサギの負担になりすぎることはないと感じています。
- Q3. 受診のための取り組みは
- 日常ケア(爪切りや歯削りなど)の来院時にご家族さまに半年に1回の健診をおすすめすると継続して受診されるようになりました。
【富士フイルムVETシステムズ広報誌2023年秋号掲載記事より】
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