Select Your Location

This is Fujifilm Japan website.
To browse products and services available in your area,
please choose another country or region.

See all countries and regions

You are accessing from the United States. To browse Fujifilm USA website, please click the following link.

Fujifilm USA Website

犬がかかりやすい病気 : 甲状腺機能低下症

聴診器を当てられている犬
心臓病慢性腎臓病

甲状腺機能低下症とは

犬の甲状腺の場所を示す図

体の代謝を活発にする甲状腺ホルモンが不足することで、代謝異常が起こる病気です。症状としては、「元気がない」「最近太ってきた」「疲れやすい」「フケが多い」「しっぽに脱毛がある」「皮膚が茶色っぽくなる」などが特徴的。病気が進行すると、ふらつきや低体温、昏睡状態になる可能性もあり、場合によっては命に関わることもあります。
甲状腺機能は血液検査で調べることができるので、気になる様子が見られたら、受診することをお勧めします。特に気になる様子がない場合でも、定期的に健康診断を受けることで、早めに異常に気付くことができます。

甲状腺機能低下症に見られる症状

下記のうち、どれか1つでも気になることがあれば、検査を受け、早期発見を心がけましょう。

元気がない

最近太ってきた

疲れやすい

フケが多い

尾に脱毛がある

色素沈着(皮膚が茶色い)

甲状腺機能低下症になりやすい犬種

ゴールデン・レトリバー

ビーグル

ラブラドール・レトリバー

シェパード

ドーベルマン

血液検査で甲状腺機能の状態を把握することができます

わんちゃんと楽しく豊かな生活を送るために、
年に1~2回は動物病院へ行き、健康診断を受けましょう!

年齢別 甲状腺機能の異常値(%)*1

年齢別 甲状腺機能の異常値のグラフ
  • *1 2021年2月~2022年1月に富士フイルムVETシステムズ株式会社の検査を受けた犬に対する調査結果より、甲状腺機能検査T4とTSHの結果を使用。
    富士フイルムVETシステムズ参考基準範囲より外れた値を異常値としています。異常値の場合は精密検査が必要です。

Q & A

Q. 原因は何ですか?

A. 自己免疫が関与し、自然に発症することが多いです。

Q. 甲状腺機能低下症は治りますか?

A. 甲状腺ホルモン剤の服用によって、症状が改善することが多いです。

Q. 重症化するとどうなりますか?

A. ふらつき・低体温・昏睡等をおこす可能性があります。

Q. どのような検査が必要ですか?

A. 採血をして血液中の甲状腺に関係するホルモンの濃度を調べます。
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても、わんちゃんに負担がかかります。

監修:日本獣医生命科学大学 名誉教授 左向 敏紀 先生

本記事は掲載日時点の情報であり、記事の内容や、施設名、所属、役職などは最新の情報とは異なる場合があります。