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日本

画像補正を実現するために不可欠な照明特性の均一化

本記事の「3つのポイント」
  • 画像補正の第一歩は「適切な画像検査」の実現
  • プリンターの状態を正確に解析するには読取性能の高さが重要
  • 照明のバラつきを抑えることが正しい読み取りにつながる

効果的な補正には“3つのポイント”を押さえる必要がある

そもそも、安定して高品質な画像補正を実施するためには、以下の3つを実現することが必要です。

  1. 印刷物やプリンターの状態を正しく、定量的に把握する
  2. 画像検査結果から補正量を算出する
  3. 補正量を正しくプリンターに適用する

これらの項目のどれか一つでも欠けると、期待する画像補正の性能が得られなくなってしまいます。

適切な画像検査のために、以下を実現する必要があると認識している方は多いと思います。

  • 高品質な読取画像を安定して取得する
  • 読取画像から状態を正しく読み取る
  • 基材やインクなどの印刷条件を正しく処理に組み込む

しかし、その際に「照明特性の均一化」も重要な課題であることはご存知でしょうか?

特に読取装置の照明については、高い均一性が求められる上に、読み取るサンプル幅以上の照明幅が求められます。そのため、いくつかの照明素子をつなぎ合わせたり、複数の照明ユニットを千鳥配置にすることで、広い幅を確保するなどの対策が考えられますが、照明素子や照明ユニットの継ぎ目において、照明特性のバラつきが発生してしまいます。

Jet Pressの開発では、実験を重ね、搬送バラつきだけでなく、基材しわなどの基材表面状態の影響を受けにくく、かつスジムラは見えやすい角度に最適化してきました。

富士フイルムでは、この経験で得た知見・技術を整理し、高解像度シングルパスインクジェットプリンター開発に取り組む方にご利用いただける、インクジェットコンポーネント製品「Samba JPC」を開発しました。「Samba JPC」を通じて私たちの知見・技術を活用いただき、御社の開発を効率化することで、プリンティングのデジタル化を一緒にリードし、インクジェット市場の拡大と発展に寄与したいと考えています。