-
素材や構造を高精度に制御し、光の透過/反射/屈折/散乱などを精密に操る
制御した光と機械的機構を組み合わせ、ヒトが手にする形に作り上げる -
光の状態を高精度で測定して情報を取り出す
取り出した情報を可視化する
光の透過・反射・屈折などを高精度に制御する。
素材や構造を工夫し、TVやスマートフォンなどの表示性能やイメージセンサの画質を向上します。例えば、光波長選択フィルム。ナノレベルの分子配列制御で特定波長の光のみを透過。膜厚を精密に制御し、大面積でもムラなく均一反射するフィルムを実現しています。
光波長選択フィルム(A)赤光を透過、(B)緑光のみを透過
理想的な“映す、撮る”を提供する。
富士フイルムのレンズは数十枚のレンズを組み合わせる高度な光学系と精確に動かす機械的機構を組み合わせて設計されています。また、それらを実現する精密な製造技術を備えています。
放送用ズームレンズ
光で情報をとらえる。
例えば、ヒトの肌内部での光の透過・反射状態を明らかにする技術。肌内部での光の状態を赤・緑・青・紫外線などの波長に分けて解析することで、肌が美しく見えるメカニズムや紫外線が肌深部まで届く様子を明らかにしました。機能性化粧品などの開発に役立てています。
ヒト肌の紫外・可視分光OCT観察例(光干渉断層画像、左から赤、緑、青)
見たい情報を可視化し、記録する。
例えば、細胞機能を可視化するためのバイオイメージング。創薬支援や治療に使われるiPS細胞(induced pluripotent stem cell:人工多能性幹細胞)の状態や機能を可視化するため、撮像技術と画像解析技術を開発し、高精度/ロバストな細胞機能の定量評価を実現しています。
iPS細胞の顕微鏡像(A)、品質解析像(B)