スキャンしてパソコンに保存したい
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スキャンした文書をパソコンに保存する場合には、複合機の宛先表にパソコンの共有フォルダの情報を登録します。
登録には、保存先のパソコンのフルコンピュータ名、ユーザー名・パスワードおよび共有フォルダの名称が必要です。
※スキャン時にエラーコードが表示されている場合はパソコンと複合機が通信できない:SMB通信エラーをご確認ください。
◆設定の手順
- [PC]パソコンで事前に準備する
1-1 Windowsログオンのためのユーザー名とパスワードの確認
1-2 フルコンピューター名の確認
1-3 共有フォルダーの作成 - [複合機]宛先の新規登録(宛先表に登録する)
◆スキャンの手順
ここでは、パソコンの操作は[PC]、複合機での操作は[複合機]と表現しています。
商品によって一部表示や操作が異なる場合があります。
- 本操作ではセキュリティー設定の変更を行います。
お客様が運用しているセキュリティーのルールに従って設定してください。 - パスワードを設定しないでログオンしている場合や、ユーザー名が漢字やひらがなの場合は、本機からアクセスできません。
セキュリティのルールやユーザー名・パスワードの条件が合わない場合は、別の方法で複合機にスキャンした文書を保存し、パソコンからデータを取り出す方法をおすすめします。
1.[PC]パソコンで事前に準備する
複合機本体の「宛先表」に設定するための情報を、パソコンを操作して確認します。
1-1 Windowsにログオンするための「ユーザー名」と「パスワード」の確認
1-2 「フルコンピューター名」の確認
1-3 「共有フォルダー」を作る
1-1.Windowsにログオンするための
「ユーザー名」と「パスワード」を確認する
Windowsにログオンするためのユーザー名とパスワードを書きとめます。
- ユーザー名とパスワードがご不明な場合、設定していない場合はシステム管理者に確認するか、以下の手順をご確認ください。
1-2.フルコンピューター名を確認する
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[]+[Pause]キーを押します。
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[フル コンピューター名:]に表示されるフルコンピューター名を書きとめます。
1-3.パソコンに共有フォルダーを作る
はじめに、ファイルとプリンターの共有を有効にします。
次に、スキャンした文書を保存するフォルダーを作成し、アクセス権を設定します。
ファイルとプリンターの共有を有効にする
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[スタート]をクリックし、表示されるメニューから[設定]を選び、Windowsの設定を開きます。
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[ネットワークとインターネット]>[共有オプション]を順に選びます。
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[ファイルとプリンターの共有]の[ファイルとプリンターの共有を有効にする]をクリックし、[変更の保存]をクリックします。
共有フォルダーを作成する
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任意の場所にスキャンした文書を保存するフォルダーを作成し、フォルダー名を書きとめます。
注記-
フォルダー名は、半角英数字で入力することをおすすめします。
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作成したフォルダーを右クリックし、表示されるメニューから[プロパティ]を選びます。
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[共有]タブを開き、[詳細な共有]をクリックします。
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[このフォルダーを共有する]にチェックを付け、[アクセス許可]をクリックします。
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[アクセス許可:Everyone]欄の[変更]の[許可]にチェックを付け、[適用]をクリックします。続けて[OK]をクリックします。
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[閉じる]をクリックして、プロパティ画面を閉じます。
2.[複合機]宛先の新規登録(宛先表に登録する)
基本スキャン画面から新たに宛先を入力して登録したり、指定している宛先を登録したりできます。ここでは、新たに入力した宛先を宛先表に登録する場合を例に説明します。
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機械管理者の設定や、すでに登録されている宛先数によっては、宛先の追加ができない場合があります。この場合は、設定状況や宛先登録数について機械管理者に確認してください。
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[スキャナー(PC保存)]を押します。
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[宛先表]を押します。
補足-
[宛先表]が表示されていない場合は、[保存先の指定]を押してください。
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[宛先の新規登録]を押します。
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[新規入力]を押します。
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[SMB]を押します。
ここでは、SMBプロトコルを使って転送する場合を例に説明します。
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設定する項目を選び、設定します。
SMBプロトコルを選ぶと、次の項目が表示されます。
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サーバー:
「フルコンピューター名を確認する」で確認したフルコンピューター名を入力します。
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共有名:
「共有フォルダーを作成する」で作成した共有フォルダー名を入力します。
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保存場所:
スキャン文書を共有フォルダーの中のフォルダーに保存する場合は、保存先のフォルダー名を入力します。
直接共有フォルダーに保存する場合は、[(未設定)]のまま何も入力しません。
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ユーザー名:
「Windowsにログオンするためのユーザー名とパスワードを確認する」で確認したユーザー名を入力します。
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パスワード:
「Windowsにログオンするためのユーザー名とパスワードを確認する」で確認したパスワードを入力します。
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[>次へ]を押します。
補足-
前の画面に戻るときは、[<戻る]を押します。
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[宛先名]を選び、表示されたキーボードを使って宛先名を入力して、[決定]を押します。
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索引文字を変更する場合は、[索引文字]を選び、表示されたキーボードを使って入力して、[決定]を押します。
宛先表で検索するときに使用するキーワードとして、ひらがな、英数のうちどれか1文字を索引文字として登録できます。
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登録番号を変更する場合は、[変更]を押して登録する番号を選び、[OK]を押します。
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[>次へ]を押します。
補足-
前の画面に戻るときは、[<戻る]を押します。
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すべての設定が終わったら、[登録完了]を押します。
補足-
前の画面に戻るときは、[<戻る]を押します。
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[閉じる]を押します。
1.[複合機]文書をスキャンして、パソコンに保存する
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スキャンする文書をセットします。
補足-
折り目、しわのある原稿、切り貼り原稿、カール紙、裏カーボン紙は、紙詰まりの原因になりますので、原稿ガラスにセットしてください。
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スキャナーPC保存画面から[宛先表]を押したあと、宛先を選び、[OK]を押します。
補足-
[宛先表]が表示されていない場合は、[保存先の指定]を押してください。
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必要に応じて、任意の項目を設定します。
補足-
目的の機能メニューがリストに表示されていない場合は、[その他の機能を表示]を押してください。
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リストに表示する機能メニューを変更する場合は、機能リストをカスタマイズしたいを参照してください。
補足-
保存できるファイル形式について
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PDF:
複数ページ、またはシングルページに対応します。Adobe® Acrobat®などで開きます。
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DocuWorks:
複数ページ、またはシングルページに対応します。富士ゼロックスのDocuWorks Viewer(無償)で開きます。
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XPS:
複数ページ、またはシングルページに対応します。Microsoft® XPS Viewerなどで開きます。
「XPS」とは、「XML Paper Specification」の略です。
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Microsoft® Word:
Microsoft® Wordファイル形式で保存できます。
[カラーモード]で[自動]、[フルカラー]または[グレースケール(256階調)]、解像度を[300dpi]に設定した場合、利用できます。このファイル形式で保存するにはオプションが必要になります。詳しくは、弊社の営業担当者にお尋ねください。
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Microsoft® Excel®:
Microsoft® Excel®ファイル形式で保存できます。
[カラーモード]で[自動]、[フルカラー]または[グレースケール(256階調)]、解像度を[300dpi]に設定した場合、利用できます。このファイル形式で保存するにはオプションが必要になります。詳しくは、弊社の営業担当者にお尋ねください。
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TIFF:
印刷物などに使われます。白黒向きです。複数ページに対応していますが、ソフトウェアによっては開けないことがあります。
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JPEG:
Webブラウザーでも開けます。カラーデータ向きです。
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読み取るときの解像度について
解像度は、数値が大きくなるほど細かく読み取ることができますが、データ量は大きくなります。データ量が大きいと、読み込み、および送信に時間がかかります。
[出力ファイル形式]で、次の機能を設定する場合は、[200dpi]または[300dpi]を選んでください。
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[高圧縮(MRC)]
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[文字認識(OCR)]
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[少数色で圧縮する]
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[スタート]を押します。
2.[複合機]スキャンした文書がパソコンに送られたか確認する
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ホーム画面の[ジョブ確認]を押します。
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[実行中/待ち - スキャン/通信]、または[実行完了 - スキャン/通信]を選び、ジョブの[状態]を確認します。
補足-
異常終了した場合は、ジョブを選び、詳細画面に表示されるエラーコードを確認してください。このヘルプのトップページからエラーコード検索できます。
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ホームボタンを押します。
3.[PC]保存した文書をパソコンで確認する
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共有フォルダーを開き、スキャンしたデータが格納されていたら完了です。
本ページをスマートフォンなどで表示する場合はQRコードをご利用ください。