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イベント報告
開封率ほぼ100%!情報過多の今だから刺さるLTV施策とは?
ネットショップ担当者フォーラム2024春セミナー登壇報告
5月28日(火)、29日(水)の2日間で開催された「ネットショップ担当者フォーラム2024春」のセミナーにて、当社が登壇いたしました。
「ネットショップ担当者フォーラム」とは株式会社インプレス主催のイベントで、トップ企業のEC担当者やECに深い知見を持つ有識者が事業成功のノウハウを講演するイベントです。2日間オフライン(東京・渋谷)で開催後、オンデマンドでアーカイブ動画を配信しました。
その中で弊社は、「情報過多の今だから刺さるLTV施策とは?」をテーマに、LTV向上戦略やお客様事例を解説いたしました。
富士フイルムビジネスイノベーションのマーケティング支援
富士フイルムビジネスイノベーションは、複合機などのオンデマンドプリンタを事業の柱としております。
なぜ、富士フイルムビジネスイノベーションがマーケティング支援を? と思われる方もいるかと思いますが、弊社は長年、DMや明細書等の紙媒体を活用して企業のOne to One マーケティングをご支援してまいりました。
オンデマンドプリントの一人ひとりに最適化した情報をお届けできるバリアブル印刷の特徴を生かし、顧客の属性や購入商品に合わせて販促コンテンツを紙面上で出し分ける、オフラインでのOne to One マーケティングをサポートしております。
昨今、デジタル接点が増加したこともあり、メールマガジンなどのオプトアウト率が高まり継続的な顧客接点が取りづらいとのお声をいただくことが多くなりました。
こうした背景をふまえ、今だからこそ顧客にダイレクトに訴求できるリアル媒体を使ったOne to One マーケティング、弊社ならではのLTV戦略をご紹介させていただきました。
開封率ほぼ100%! 情報過多の今だから刺さるLTV向上施策とは?
EC通販事業におけるリピート・LTV施策の現状と課題をふまえ、顧客と継続的にコミュニケーションを取る手法について、導入事業者様の事例を中心に解説しました。
当日の講演内容を少しご紹介いたします。
企業側から発信する大量のメールマガジンやチラシは本当に見られているのでしょうか?
企業からの情報量は飽和状態にあり、顧客は情報全てに目を通すことはできません。届いていない情報も数多くあるのが現状です。
閲覧率ほぼ100%の「明細書」に着目し、顧客が欲しい情報を一体化させコミュニケーション強化していく【One to One コミュニケーション明細書】をご紹介しました。
従来のモノクロ印字の明細書に販促チラシを同梱するタイプとは異なり、顧客の属性や購入商品に合わせて一人ひとりにパーソナライズされたメッセージを掲載します。
閲覧率の高い明細書を用いることにより、販促情報の反応率を高める手法です。
また、顧客の期待感が高まっている商品到着時は、メッセージが届きやすい最適なタイミングになります。
アップセル・クロスセルのリピート購入目的以外にも、企業ブランディングに繋がるCSR活動、よくある質問情報や商品の使い方等、CS向上を目的としたコンテンツを掲載するなど、様々な活用方法があります。
講演後半では、売上増や解約率低下など、実際にお客様からお聞きしたOne to One 明細書の効果もご紹介しました。
お客様事例① 株式会社あじかん 様
卵焼きや蒲鉾など食品の製造・販売を主力事業とし、通販ではごぼう茶を製造販売されている企業です。顧客層は60~80代です。以前より顧客の購入回数ごとに複数の同梱チラシを入れ分けていました。しかし、同梱チラシが多すぎて見られていないことや、物流ピッキング時の入れ分け作業の手間が発生していることなどが課題でした。
One to One 明細書では、同梱チラシの内容を一体化し、購入回数ごとに設計されたコミュニケーションシナリオをもとに、一人ひとりに最適化したコンテンツを自動レイアウトで掲載しました。結果としてハガキ注文が1.5倍以上に増加、解約率も8%から6.5%に低下するなどLTV向上に成功。また、同梱チラシの入れ分け作業も不要になりました。
お客様事例 ② 株式会社新潟味のれん本舗 様
工場直送で、おせんべいやおかきの通信販売をしている米菓メーカーです。
7割以上が電話やファックス注文の為、Webを経由しない顧客へどう情報を届けていくかが長年の課題でした。
アナログ媒体経由で購入いただく顧客にも必ずリーチできるOne to One 明細書では、購入履歴に応じて10パターンのレイアウトを設計。
スポットが当たる機会が少なかったニッチ商品は、明細書に継続的に掲載することで売上目標に対して130%を達成。明細書だけでのシークレットセールは反応がよく、メールよりも紙でのアプローチがより購買行動に繋がることを実感いただきました。
セミナー参加者さまからのお声
イベント当日は、天候不良にも関わらず満席で、多くのお客様に関心を寄せていただきました。
ご参加いただいた方からは「目新しい販促方法でした」「非常に可能性のあるサービスと感じました」という大変嬉しいお声も、多数いただいております。
デジタル時代の到来により、顧客は日々大量のデジタルコンテンツにさらされています。デジタルメディアによる情報過多の中、アナログメディアは有効な手段になります。今までリーチできなかった若年層や、オプトアウトされた顧客に対してもリーチが可能になります。受け手が実際に手に取り、目を通すアナログメディアをパーソナライズすることで、メッセージが印象深いものとなり行動喚起に繋がるのです。
富士フイルムビジネスイノベーションはOne to Oneコミュニケーションでの顧客接点強化のご支援をしております。今後とも、みなさまのマーケティング業務のご参考になれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、お足元の悪いなかご来場いただきありがとうございました。
講演でご紹介した「あじかん様」「新潟味のれん本舗様」の事例詳細は、下記からお読みいただけます。