技術資料:犬の甲状腺機能低下症に対する感度・特異度
甲状腺機能低下症の犬7頭、非甲状腺疾患の犬208頭の血漿T4,TSHを測定した
T4濃度測定値単独の場合
感度100% 特異度47.6%
T4低値 | T4正常 | 合計 | |
---|---|---|---|
甲状腺機能低下症 |
7 |
0 |
7 |
非甲状腺疾患 |
109 |
99 |
208 |
合計 |
116 |
99 |
T4とTSH濃度測定値を組み合わせた場合
感度85.7% 特異度85.6%
T4低値かつTSH高値 | T4まはたTSHが正常 | 合計 | |
---|---|---|---|
甲状腺機能低下症 |
6 |
1 |
7 |
非甲状腺疾患 |
30 |
178 |
208 |
合計 |
36 |
179 |
先天性門脈体循環シャントと確定診断された犬の食前食後TBA測定結果
技術資料:犬の胆汁うっ滞症例におけるTBA測定例
症例の経過とTBA、T-Bil測定結果を示す
正常時 | 第1病日 | 第2病日 | 第59病日 | |
---|---|---|---|---|
稟告 | 突然の元気消失 食欲の低下 尿の色が濃くなった 夜中にえずく |
元気食欲100% 尿の色薄くなってきた 吐き気なし |
(術後1か月) | |
TBA (µmol/L) |
11.6 |
112 |
30.5 |
9.3 |
T-Bil(mg/dL) |
<0.2 |
0.4 |
0.3 |
<0.2 |
処置 | スパカール プロナミド開始 |
第10病日に 胆嚢摘出実施 |
FUJIFILM MEDICAL SEMINAR 2016 in 大阪「明日からの診断が変わる胆汁酸の迅速診断をフル活用」
シラバスより抜粋
- 富士ドライケム IMMUNO AU10Vで測定できる各項目の院内測定における活用方法や症例報告を閲覧・ダウンロードできます。