このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
一般的に超電導MRI装置のランニングコストは高いとされています。原因の一つに、磁石の超電導状態を維持するための冷凍機の消費電力が大きく、かつ冷凍機が24時間常時稼働し続けていることが挙げられます。そこで磁石内の温度をモニタリングし、十分に温度が低くかつ安定している間は冷凍機の稼働を停止する省エネ機構(Smart Eco)を搭載しました。これにより、ヘリウム消費のないZero-boil-offを維持したまま、効果的に消費電力を削減できます。Smart Ecoにより、ECHELON Synergy は検査待機時に最大28%の消費電力を低減し、ランニングコストの削減に貢献します。
蓄積を重ねた装置稼働状況などを中心としたビッグデータの分析と富士フイルムの「故障予兆診断サービス」を活用して開発した超電導MRI装置向けの故障予兆診断サービス「Sentinel Analytics」。
「Sentinel Analytics」が装置の状況を24時間モニタリングと予兆診断の活用で、点検・部品交換サイクルの適正化と装置稼働率の向上を実現しました。
お客さまの装置状況を24時間モニタリングして、異常を即時に検知します。
サービスサイトとお客さまの装置を直接接続してサービスを提供する機能です。故障原因の追跡を目的として、アーチファク卜や異常画像の確認と画像の再構成前のデータ(Raw Data)の確認や装置のテストプログラムを実行します。
Sentinelサーバーが装置の異常を検出したときはもちろん、性能低下を検出した場合にも当社サービスサイトにアラートが自動通報されます。これにより、故障の発生を未然に防ぎます。また、万ーの故障発生時にも迅速に対応いたします。
通信データの暗号化、相互認証通信などにより被検者の情報が保護されております。また、SentinelサーバーおよびサービスサイトではPatient Listや画像上での個人情報(被検者名、性別、体重、年齢、生年月日など)を認識できない仕様となっています。