このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
「頭部高吸収/低吸収強調フィルタ」は、頭部CT検査の画像上で周辺組織と比較して高吸収/低吸収である領域を強調表示する機能です。一般的に高吸収および低吸収領域は脳卒中診断の際に、脳の出血状態や虚血領域の評価に活用されており、頭部CT画像診断の支援に繋がることが期待されます。
また、強調表示された高吸収/低吸収領域の体積も併せて表示されます。さらに、「所見文候補表示機能(*)」を併用することで、強調表示か所に対して予め登録した定型文を表示することも可能です。
- *「所見文候補表示機能」は「画像診断ワークステーション用プログラム FS-V686型」の機能です。
頭部高吸収領域の強調表示例と所見文候補

なお、閾値未満の検出箇所は薄い赤色で表示されます。

頭部低吸収領域の強調表示例

なお、閾値未満の検出箇所は薄い青色で表示されます。

各機能の対応を以下に記載します。
- 「頭部高吸収強調フィルタ」:画像処理プログラム FS-AI683型
- 「頭部低吸収強調フィルタ」:画像処理プログラム FS-AI683型
医療クラウドサービスとは
「医療クラウドサービス」は、医用画像情報システム「SYNAPSE」や読影ビューワ「SYNAPSE SAI viewer」と連携することで、シームレスにクラウドで提供される画像解析機能をご利用いただくことができるサービスです。

「ヒトがAI技術と共創する」富士フイルムはその先を見据える

深層学習などの新しいAI技術の進展によって、医療は次なる領域へと足を踏み入れようとしています。
ヒトがAI技術と共創することで、高い次元での医療の確立が視野に入ってきました。
富士フイルムの新しいメディカルAI技術ブランド「REiLI (レイリ)」は、さまざまなAI技術を集めそれらが共創し、新たな価値を生み出す場を作り新たな領域へと足を踏み出します。
- REiLI (レイリ)の由来:日本語で聡明・賢いさまを表す言葉「怜悧(れいり)」を意味します。