このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
内視鏡レポート作成支援ソフトウェアAR-G1/AR-C1
AI技術*1を活用して必要な情報を検査中にレポートへ記録し、NEXUSと当社内視鏡システム「ELUXEOシリーズ」、「LASEREOシリーズ」、「6000シリーズ」を組み合わせ、内視鏡検査のレポート作成を支援するソフトウェアです。
- * 「AR-G1」、「AR-C1」はNEXUSのオプションです。また、利用には当社内視鏡向け機能拡張ユニット「EX-1」が必要になります。
上部内視鏡レポート作成支援ソフトウェアAR-G1
AR-G1はAI技術*1を活用し、上部内視鏡検査で撮影された静止画の対象部位を認識して、適切な画像をレポートに自動で貼付します*2。検査後、医師がレポート作成のために画像を選択する手間を軽減し、内視鏡検査ワークフローの効率化を支援します。
自動でキー画像を添付することで医師のレポート記載の負担を軽減
検査中
AIを利用した技術で撮影した静止画像の「部位」「明るさ」「ボケブレ」を総合的に判断し、キー画像候補を自動で選択


* 本画像は自動分類・選択のイメージです。
「AR-G1」は撮影された複数の静止画像を自動で下記10部位に分類し、部位ごとに適切な静止画像を自動で選択してレポートに貼付します*2
- 咽頭
- 食道
- 食道胃接合部
- 噴門近接
- 噴門穹窿部
- 胃体部小穹反転
- 幽門前庭部
- 胃体部大穹見下ろし
- 胃角
- 十二指腸
検査後
自動で添付された画像を医師が確認し*2、所見入力


検査後に撮影した全画像を確認しながらキー画像を選択する負担を軽減します*2。
部位ごとに静止画撮影枚数を一覧表示でき、撮影傾向の把握や研修医の指導に活用できます*3。
下部内視鏡レポート作成支援ソフトウェアAR-C1
AR-C1はAI技術*1を活用し、検体採取部位や実施手技など、レポート作成に必要な処置情報を検査中にNEXUSに記録します。医師が情報を記憶するストレスや看護師がメモを取る手間を軽減し、下部内視鏡検査のレポート作成効率化に貢献します。
画像・部位・処置名・検体番号を検査中に記録
医師が処置情報を記憶するストレス、看護師がメモを取る手間を軽減します。

AR-C1が処置具を認識

医師がフットスイッチ、もしくは音声操作で部位・手技選択

処置の直前登録されたものがキー画像に。

画像・部位・処置名・検体番号が紐づきます*2
挿入時間の記録も支援
検査時間の計測漏れを防ぐとともに、レポートへの入力の手間を軽減します。

AR-C1が体内挿入を認識

医師が回盲部到達をフットスイッチ、
もしくは音声操作で登録

AR-C1が体外抜去を認識
スコープ挿入時間・全施行時間を計測。結果を確認し、患者背景情報に自動転記*2

検査中にキー画像を簡単に選択
検査後に大量の全画像を見ながらキー画像を選択する手間を軽減します。

医師がキーイメージをフットスイッチ、 もしくは音声操作で登録

レポートを開いた時点で、キー画像が添付*2
システム構成例
「AR-G1/AR-C1」は機能拡張ユニット「EX-1」にインストールすることで当社内視鏡システムにレポート作成支援機能をご提供します。「EX-1」には内視鏡診断支援機能「CAD EYE」*4を搭載したプログラムもインストール可能です。AI技術*1を活用した診断支援機能とレポート作成支援機能により、検査中から検査後まで内視鏡検査全体のワークフロー効率化に貢献します*5。

- *1 AI(人工知能)技術のひとつであるディープラーニングを設計に用いています。導入後に自動的にシステムの性能や精度が変化することはありません。
- *2 レポートに貼り付ける画像の差し替え、転記する処置情報は修正することも可能です。最終判断は必ず医師が行ってください。
- *3 NEXUS V3.8以降で提供している機能です。
- *4 「CAD EYE」は、富士フイルムがAI技術を用いて開発した、内視鏡におけるコンピュータ自動診断支援(CAD)機能の総称。
- *5 システム構成の詳細は営業担当にご連絡ください。