構造と原理

UVスケールの構造
右図のように支持体に感光層と白色層が設けられています。発色の濃さが受けた紫外線の光量に対応するため、受光面の光量分布を簡単に調べることができます。
発色の原理
紫外線によりマイクロカプセル中の発色剤が反応することで発色します。
UVスケールの特性

発色標準チャート
右図は高圧水銀ランプに対する発色特性です。但し、この発色特性は弊社保有の光源や装置での値であり、個々のランプの違いや条件によっては同じ積算光量でも異なる発色濃度になる場合がありますのでご留意願います。
目視確認によるメリット
発色標準チャートを参照することで、積算光量値の目視判別が簡便に可能です。
色見本を作成しておくことで、始業時や露光対象の切換え時におけるUV光量確認時間を大幅に短縮可能です。
- * 発色濃度は弊社保有の濃度計での値です。濃度値を保証するものではありません。
* 積算光量は365nm用UV照度計での値です。
* グラフの実線部分は推奨使用範囲です。破線部分は実線部分よりも測定精度が低くなりますので、参考値としてください。
* 標準色見本は目視判定可能な濃度範囲を示しています。
使用方法
1

必要な形(長さ)に切り取ったUVスケールを測定したい部位に置く。
2

装置・機器を稼動させ、紫外線を照射する。
- * UVスケールのマット面側に照射する。
3

紫外線光量に応じてUVスケールが発色する。
4

UVスケールを取り出し、発色分布から紫外線光量分布を目視で判定する。
- * UVスケールのマット面側から観察する。
5

UVスケールを適用スキャナーにセットして、発色サンプルを読み取ります。
6

専用解析ソフトをインストールしたPC上で解析します。
- * 補正値を入力することにより、照度計差や温度などの測定条件による光量値の差異を補正し適切な値としての運用が可能。 また、取り込んだデータを数値化し、全体領域と矩形もしくは円形で指定した部分の測定データを表示します。