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コラム
出稿先の選び方から料金まで網羅!
初めてのWeb広告活用ガイド
オフライン広告とオンライン広告
広告とは、企業や個人が商品やサービスを宣伝し、ターゲットとなる消費者にその価値や魅力を伝えるための手段です。広告は、「オフライン広告」と「オンライン広告」 の2つに大別されます。
近年、オフライン広告とオンライン広告は、相互に補完し合う関係性が強まっています。例えば、オフライン広告を使ってWebサイトに誘導し、消費者の購買行動を促進する一方で、オンライン広告を活用して実店舗への訪問を促すケースも増えてきました。
オフライン広告とオンライン広告の違いは、以下のとおりです。
項目 | オフライン広告 | オンライン広告 |
---|---|---|
費用 | 高額になりやすい | 広告予算に応じて調整可能 |
自由度 | 媒体への依存度が高く、自由度は低め | ターゲティングやクリエイティブにある程度合わせやすい |
効果測定の可否 | 難しい | リアルタイムでの測定が可能 |
次項では、それぞれの広告について詳しく解説します。
■オフライン広告
オフライン広告は、テレビや看板などのオフライン媒体を通じて展開される広告で、長年にわたって広く活用されてきた方法です。代表的なオフライン広告の種類は、以下のとおりです。
・4大メディア:テレビ・ラジオ・新聞・雑誌
・屋外広告・交通広告・イベント広告:ビルボード ・電車内広告・スポーツイベントでの広告など
・フリーペーパー・チラシ・DM:無料で配布される雑誌や郵便物として送られる広告など
■オンライン広告
オンライン広告は、インターネット上で展開される広告を指し、Web広告とも呼ばれます。この広告手法は、近年急速に発展し、今や広告戦略の中心的な存在となっています。オンライン広告のおもな特徴は、以下のとおりです。
・ターゲティングの精度が高い
・柔軟な予算設定ができる
・効果測定がしやすい
オンライン広告の具体的な種類とその概要は、次項で詳しく解説します。
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Web広告の種類と料金体系
Web広告は、広告主にとって柔軟な予算設定やターゲティングが魅力ですが、その種類や料金体系は多岐にわたります。ここでは、代表的なWeb広告の種類とそれにともなう料金体系を紹介します。
■Web広告の種類
Web広告にはさまざまな種類が存在し、すべてを網羅するのは難しいため、ここでは代表的なものを紹介します。
広告の種類 | 概要 |
---|---|
ディスプレイ広告 | バナーや画像で表示される視覚的な広告 |
リスティング広告 | 検索エンジンの検索結果に表示されるテキスト広告 |
SNS広告 | SNSプラットフォーム上で配信される広告 |
上記のWeb広告は、それぞれ異なるターゲティング方法や表示形式があり、広告主は目的に応じて使い分ける必要があります。
■Web広告の料金体系
広告がどのように配信され、ユーザーがどの程度反応するかによって、料金の仕組みは異なります。代表的な料金体系は以下のとおりです。
課金方式 | 概要 | 代表的な広告タイプ |
---|---|---|
CPC(クリック課金) | 広告がクリックされた回数に応じて課金される方式 | リスティング広告、ディスプレイ広告 |
CPM(インプレッション課金) | 広告が表示された回数(通常1,000回)に基づいて課金される方式 | ディスプレイ広告、動画広告 |
CPA(成果報酬課金) | ユーザーが広告経由で特定のアクションを行なった場合に課金される方式 | アフィリエイト広告 |
上記の課金方式は、それぞれの広告キャンペーンの目的に応じて選択されます。広告戦略に応じて最適な料金体系を選ぶことが重要です。
Web広告を活用するための広告タイプの選定方法
Web広告を効果的に活用するには、広告タイプの選定がポイントとなります。ここでは、目的やターゲティングに応じたおすすめの広告タイプを解説します。
■広告の目的から広告タイプを選定する
広告の目的によって最適な広告タイプは異なります。目的別のおすすめの広告タイプは、以下のとおりです。
広告の目的 | おすすめの広告タイプ |
---|---|
認知拡大 | 動画広告・ネイティブ広告 |
興味・関心の喚起 | ディスプレイ広告・SNS広告 |
比較・検討および成約 | リターゲティング広告・リスティング広告 |
上記を参考に選定すると、効果的な広告マーケティングを展開できるでしょう。
■ターゲティングから広告タイプを選定する
ターゲティングするユーザーの年齢・性別などの項目から、適した広告タイプを選定するのも効果的な方法です。例えば、年齢に応じた広告媒体は以下のとおりです。
<10代・20代対象>
SNS広告が効果的。XやInstagram、TikTokなどのSNSプラットフォームは、若年層のユーザーが多く集まる場所であり、視覚的に引き付ける広告を展開できる。
<30代以上対象>
リスティング広告が効果的。目的意識を持って検索エンジンを利用する場合が多く、特定のニーズに応じた広告を配信することで高い成果を期待できる。
上記は一例であり、最適な広告タイプはターゲティングするユーザーの属性に応じて変わるため、その都度検討する必要があります。
Web広告施策を成功させるポイント
Web広告を効果的に運用するためには、以下の3つを意識しましょう。
・KPI・KGIを明確にする
・ペルソナを設定する
・PDCAサイクルを回して分析を行なう
ここでは、上記のポイントを解説します。
■KPI・KGIを明確にする
KPI(Key Performance Indicator)とKGI(Key Goal Indicator) は、Web広告施策の成功を評価するための重要な指標です。KPIはKGIによって設定される内容に違いがあり、代表的な例は以下のとおりです。
目的 | 設定されるKPI例 |
---|---|
認知向上 | ・インプレッション数 ・インプレッション単価(CPM) ・クリック数 ・クリック単価(CPC) |
顧客獲得 | ・CV数 ・顧客獲得単価(CPA) ・CV数に必要なクリック数、インプレッション数 |
上記のように、それぞれ明確に設定すると、Web広告施策の目標を具体的に定められ、進捗を評価しやすくなります。また、施策の効果を正確に測定し、必要に応じて迅速に調整できます。
■PDCAサイクルを回して分析を行なう
Web広告施策は、一度実施して終わりではなく、継続的な改善が必要です。PDCAサイクル(Plan、Do、Check、Act)を回して施策の結果を分析し、改善点を見つけて次の施策に反映させます。その結果、広告の効果を最大化できます。
しかし、広告効果の分析を行なうための人的リソースや時間が不足している企業にとって、PDCAサイクルを効果的に回すのは容易ではありません。そのような場合には、「Marketing Cockpit」 の導入を一度ご検討いただくことをおすすめします。 Marketing Cockpitの魅力・特長は次項でご紹介します。
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