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医療従事者向け情報

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一包化監査支援システム

PROOFIT 1D Ⅱ : 概要

薬剤の飲み忘れや飲み間違いを防止し、薬剤師の監査業務を支援するシステム。薬剤の一包化ニーズに対応。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

薬剤師の負担が大きい、一包化監査業務に革命を。

「PROOFIT 1D Ⅱ」は、富士フイルム独自の画像認識技術で薬の数と種類を判定し、薬剤師の一包化監査業務の効率化に貢献する製品であることを紹介しています。 製品の特長として、錠剤を一覧表示できること、錠剤の刻印を強調する機能や監査した画像を保管する機能があること、AIを搭載したことで錠剤の検出精度が向上したことなどを説明しています。

「PROOFIT 1D Ⅱ」で読み込んだ一包化薬の一覧表示画面

* モニターに表示された薬剤は、カタログ用に作成したプラスチック製品です。

一包化薬を一包ずつ一錠一錠チェックする監査業務は、薬剤師にとって、集中力がいる大変な業務です。
画像認識技術がさらに進化した一包化監査支援システム「PROOFIT 1D Ⅱ(ワンドース ツー)」は、監査業務の安心・安全に貢献します。

光で刻印を見やすくする富士フイルム独自の技術による刻印抽出・強調と一覧表示に加えて、複数の照合アルゴリズムや薬剤検出AI技術も採用。薬剤の種類や数量の自動判定技術に磨きをかけました。さらに、医薬品マスタと照合し合致しなかった薬剤についても、不明物としてひと目で分かるように表示します。

画像認識技術で、薬を一瞬で見分ける

左:10以上の錠剤が重なったり、立ったりしています。 右:10以上の錠剤の重なりがなくなり、一つひとつが離れています。

ならし強化モード

錠剤が立っていたり重なったりしていると判断された場合のみ、自動でならし機能が発動。「ならし強化モード」も追加し、楕円形状など立ち錠になりやすい薬剤の不明物化を削減、画面監査の時間・負荷を軽減します。

左:一覧表示の錠剤を拡大した画像。錠剤の刻印は、見えにくい状態です。 右:一覧表示の錠剤を拡大した画像。刻印強調機能を使うことで、錠剤の刻印がはっきり見える状態です。

* 薬剤は、カタログ用に作成したプラスチック製品です。

刻印抽出と強調

錠剤の刻印・文字の強調表示、錠剤の表裏や刻印の向きをそろえた一覧表示が可能。さらに強調表示ON/OFFの初期設定もでき、監査しやすい画面表示を実現しました。

刻印強調された半錠がマスタ画像に合わせて、表裏や刻印の向きをそろえて一覧表示されています。

半錠も照合可能

従来は不明物として検出・表示されていた半錠を自動照合可能に。刻印・文字の強調表示に加えて、半錠も表裏や刻印の向きをそろえた一覧表示で、半錠監査が容易になりました。

  • * 薬局仕様:本機能は有料オプションです。
  • * 病院仕様:本機能は「病院パッケージ」オプションに含まれます。
花の形の錠剤、半透明の錠剤、透明のカプセルが緑色の枠で囲まれており、こうした特殊形状薬剤を検出できることを表現しています。

AI技術搭載、検出精度をさらに向上

写真やメディカル分野で培ってきた独自の画像認識技術による高速・高精度の薬剤検出アルゴリズムに加え、さらに薬剤検出AI技術も搭載。
AI技術の一つであるディープラーニングに基づき、数万枚以上の監査画像を学習した学習済みAIモデルにより、従来の技術では検出が難しかった透明カプセルや特殊形状薬剤といった薬剤の検出精度を向上。刻印マスタとの照合アルゴリズムも高度化、新旧刻印が交じった一包化薬の照合、結果表示も可能です。

  • * 導入後にAIモデルの更新がない場合は、システムの性能や精度に変化はありません。

読込速度の高速化

一包化薬の読込速度は、1分間で約40包*1
錠剤の「刻印・文字・形・サイズ・色・数」を高精度に検出・照合しつつ、分包機の標準的な分包速度までスピードアップしました。

  • *1 1包当たり1.5秒。当社規定の標準処方を読込時。カプセルは「形・サイズ・色・数」を検出・照合します。

速度比較(総包数120包の場合)

120包ある一包化薬を従来機種の「PROOFIT 1D」で読み込んだ場合、読み込みに240秒、ラベル貼り付け・排出に33秒かかっていましたが、「PROOFIT 1D Ⅱ」で読み込んだ場合、読み込みに180秒、ラベル貼り付け・排出に27秒かかり、全体として66秒短くなり、作業時間が23%削減できます。

読込速度がわかる動画

オリジナルの印字パターンが作成可能

「PROOFIT 1D Ⅱ」では、分包機での印字パターンと同様に患者・施設に合わせたオリジナルのラベルフォームを作成することができます。さらにラベルには一包ごとに二次元バーコードが印字され、スマホアプリ「1Dサービス」を利用して、調剤月、服用時点、薬剤画像・薬剤名・数を確認することも可能。残薬や持参薬の確認を支援します。

主な操作手順

オリジナルのラベルフォームを作成するための操作手順と、作成用の画面を紹介しています。

(1)二次元バーコードと包番号の印字位置の選択
(2)印字項目の選択
(3)文字サイズの選択

作成例

多彩な機能で、使いやすさがさらに向上

監査した画像を専用PCに保存したときの表示例

* モニターに表示された薬剤は、カタログ用に作成したプラスチック製品です。

安心・安全に貢献する監査画像保管

一包ごとの薬種・数量を判定した撮影画像を最大50万包まで専用PCに保存します。いつでも検索・印刷可能なので、安心・安全な調剤に貢献します。

メンテナンスフリーで最新の「刻印マスタ」が利用可能

「PROOFIT 1D Ⅱ」で撮影された薬剤を照合するための手本となる「刻印マスタ」は、富士フイルムメディカルが継続的に登録・メンテナンスを行うとともに、各病院・薬局の「PROOFIT 1D Ⅱ」に定期的に自動配信しています。これにより病院・薬局でいつでも最新の刻印マスタが使用可能になります。

未登録の薬剤画像がアップロードされ、刻印マスタとして登録後、病院や薬局の「PROOFIT 1D Ⅱ」に配信されるまでの流れを説明しています。
  • * 「PROOFIT 1D Ⅱ」の外部通信は暗号化通信技術を用いており、接続先を当社専用クラウドサーバに限定することでセキュリティーを担保しています。なお、個人情報はアップロードされませんのでご安心ください。

地域医療連携をITで支援
スマホアプリ「1Dサービス」

二次元バーコードから一包化薬の薬剤情報が確認できるアプリです。病院、薬局、介護施設や在宅医療などの専門スタッフとの情報共有、一包化持参薬の確認を支援します。

スマホアプリ「1Dサービス」では、服用時点が分かること、医薬品名が分かること、刻印が強調されて見やすいことを紹介しています。
  • * スマホに表示された薬剤はイメージ用に作成したプラセボ錠です。

アプリの登録はQRコードから*2

上の二次元バーコードを読み取って、デモデータでアプリ動作をお試しください

  • *2 QRコードを読み取ると、Webアプリが立ち上がりますので、ホーム画面やお気に入りに追加願います。

総合相模更生病院 PROOFIT 1D II(病院仕様)導入事例

  • 急性期病床225床に向けて一包化薬を監査
  • 薬剤師の作業効率向上と精神的負担の軽減を実現

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