このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
一包化薬を一包ずつ一錠一錠チェックする監査業務は、薬剤師にとって、集中力がいる大変な業務です。
画像認識技術がさらに進化した一包化監査支援システム「PROOFIT 1D Ⅱ(ワンドース ツー)」は、監査業務の安心・安全に貢献します。
光で刻印を見やすくする富士フイルム独自の技術による刻印抽出・強調と一覧表示に加えて、複数の照合アルゴリズムや薬剤検出AI技術も採用。薬剤の種類や数量の自動判定技術に磨きをかけました。さらに、医薬品マスタと照合し合致しなかった薬剤についても、不明物としてひと目で分かるように表示します。
錠剤が立っていたり重なったりしていると判断された場合のみ、自動でならし機能が発動。「ならし強化モード」も追加し、楕円形状など立ち錠になりやすい薬剤の不明物化を削減、画面監査の時間・負荷を軽減します。
錠剤の刻印・文字の強調表示、錠剤の表裏や刻印の向きをそろえた一覧表示が可能。さらに強調表示ON/OFFの初期設定もでき、監査しやすい画面表示を実現しました。
従来は不明物として検出・表示されていた半錠を自動照合可能に。刻印・文字の強調表示に加えて、半錠も表裏や刻印の向きをそろえた一覧表示で、半錠監査が容易になりました。
写真やメディカル分野で培ってきた独自の画像認識技術による高速・高精度の薬剤検出アルゴリズムに加え、さらに薬剤検出AI技術も搭載。
AI技術の一つであるディープラーニングに基づき、数万枚以上の監査画像を学習した学習済みAIモデルにより、従来の技術では検出が難しかった透明カプセルや特殊形状薬剤といった薬剤の検出精度を向上。刻印マスタとの照合アルゴリズムも高度化、新旧刻印が交じった一包化薬の照合、結果表示も可能です。
一包化薬の読込速度は、1分間で約40包*1。
錠剤の「刻印・文字・形・サイズ・色・数」を高精度に検出・照合しつつ、分包機の標準的な分包速度までスピードアップしました。
「PROOFIT 1D Ⅱ」では、分包機での印字パターンと同様に患者・施設に合わせたオリジナルのラベルフォームを作成することができます。さらにラベルには一包ごとに二次元バーコードが印字され、スマホアプリ「1Dサービス」を利用して、調剤月、服用時点、薬剤画像・薬剤名・数を確認することも可能。残薬や持参薬の確認を支援します。
(1)二次元バーコードと包番号の印字位置の選択
(2)印字項目の選択
(3)文字サイズの選択
一包ごとの薬種・数量を判定した撮影画像を最大50万包まで専用PCに保存します。いつでも検索・印刷可能なので、安心・安全な調剤に貢献します。
「PROOFIT 1D Ⅱ」で撮影された薬剤を照合するための手本となる「刻印マスタ」は、富士フイルムメディカルが継続的に登録・メンテナンスを行うとともに、各病院・薬局の「PROOFIT 1D Ⅱ」に定期的に自動配信しています。これにより病院・薬局でいつでも最新の刻印マスタが使用可能になります。
スマホアプリ「1Dサービス」
二次元バーコードから一包化薬の薬剤情報が確認できるアプリです。病院、薬局、介護施設や在宅医療などの専門スタッフとの情報共有、一包化持参薬の確認を支援します。
アプリの登録はQRコードから*2
上の二次元バーコードを読み取って、デモデータでアプリ動作をお試しください
- 急性期病床225床に向けて一包化薬を監査
- 薬剤師の作業効率向上と精神的負担の軽減を実現