1940年に12種類の光学ガラスの溶解に成功してから、富士フイルムのレンズ作りの歴史は始まっています。 カメラ・レンズ、そして双眼鏡などの光学機器から、1960年代にはカラー放送開始に伴ってテレビ放送用レンズを開発し、FUJINONブランドで提供開始。高度なレンズ設計技術、研磨・組み立て・検査で、FUJINONは高性能・高品質なブランドとして評価を得ています。アカデミー賞とならび放送業界で最も権威のある賞のひとつ「技術エミー賞」も受賞しています。
技術力を生かし、富士フイルムは8K・4Kの高精細なテレビ放送用レンズ、世界中のプロ写真家・クリエイターに愛されているデジタルカメラ用交換レンズやシネマ用レンズから、内視鏡スコープ用レンズ、製造ラインの製品検査などに使用されるマシンビジョンレンズなど、大口径レンズから極小径レンズまで、幅広いサイズ・材質・形状のレンズを開発・提供。唯一無二の「レンズ総合メーカー」として、高解像映像の提供に寄与しています。
世界30カ国以上に拠点を配置。グローバルな視点でのロジスティック・マーケティングを展開するとともに、各拠点では迅速かつきめ細やかなサービスを行っています。
世界初*1の「二軸回転機構レンズ」を搭載したプロジェクター、世界最高*2の防振性能を持つセキュリティレンズを開発・発売するなど、常に「先進・独自」であることを追い続けながら、お客さまや市場ニーズを捉えた製品づくりを進めています。これからもユーザーと共に成長を続け、多様なニーズにこたえていきます。
放送用レンズに使われる大口径レンズは、卓越した光学技術の象徴ともいえるものです。さらなる高画素、高画質へ。4K以上に難しい8Kレンズの開発・製造にも富士フイルムが誇る最高峰の光学技術でこたえていきます。
放送用レンズで培った光学技術を結集し、圧倒的な描写力を実現するシネマ用ズームレンズを開発しました。広角からロングショットまで、全ての光を取り込むレンズを通して、最高の映像表現を実現します。
最先端の「FUJINON レンズ」の光学技術を結集、世界初*の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載。「限られたスペースで効果的に投射したい」「天井や床などを活用して空間を演出したい」といったニーズに応え、空間演出の可能性を広げます。
長年培ってきた光学技術と最先端の画像処理技術を結集して、焦点距離20mm~800mmをカバーする高性能「FUJINON レンズ」を搭載したレンズ一体型の遠望監視用カメラ 「FUJIFILM SX800」を開発するなど、近年、高まってきた安心・安全な社会の実現に向けて、高精度な監視の実現に貢献します。
製造現場では、マシンビジョンシステムにより製品を画像で認識し、製造ラインにおける自動化や省人化の進展が今後も予想されます。高精度な検査・計測ニーズがますます高まる中、富士フイルムは、高性能・高画質・高品質を追求したマシンビジョンレンズを、豊富なラインアップで多様な顧客ニーズにこたえていきます。
フジノン双眼鏡は1947年第一号機発売より、優れた光学性能により多くの愛用者を生み出しました。特に揺れの激しい海上や、彗星を追う天体観測などの厳しい環境において、プロユーザーの求める光学性能、信頼性、堅牢性、操作性を満たし支持されてきました。フジノン双眼鏡は、明るくブレのない視界で、今まで見えなかった世界を捉える喜びを幅広いお客様に提供いたします。
幅広い対象物を非接触で測定する、国内トップシェアのFUJIFILM干渉計。サンプルの材質によらず、多くの研磨面(鏡面)で非接触観測が可能です。また、干渉縞を自動的に解析し数値化する縞解析装置も揃えており、高精度測定をサポートします。