RBM (Risk Based Maintenance) : 被害の大きさと破損確率で優先順位付け
CBM (Condition Based Maintenance) : 状態を監視し、必要な時に保全する
CRM (Condition & Risk Based Maintenance) : 状態・リスク基準の点検主体の保全
富士フイルムエンジニアリングでは、保全手法の改革を進めてきました。メーカー推奨のTBMから脱却し、設備の劣化状態を把握するための点検主体のCRM保全に移行することを継続して展開してきました。
その結果、H17年度に比較して、修繕費・設備故障強度率共に、1/3以下に改善することが出来ました。
現在は、腐食・磨耗・疲労・電装部品の経年劣化という長期の経年劣化を含めたCRMの完成のVI段階に入っています。
永年の経験・実績に基づく 『最適な設備点検・診断』 により 予防保全を実現!
点検の方法がわからない! 劣化しているのか判断できない!
そんな現場の悩みを解決します。
富士フイルムのオリジナルであるフイルム製造設備の建設や整備に展開した高度な技能、技術で、お客様が納得、満足する整備を提供します。
モーターの軸受が損傷! 気付かないうちにギアが摩耗していた!
そんな経験はありませんか?
設備の点検・診断~整備・改善方法まで、ユーザー視点に立ってサポートします。
過剰な整備・更新を抑制し、真に必要な整備計画や設備延命策を提案します。
その他、ショックパルス診断など
的確な診断を行い、腐食の発生メカニズム、発生部位を掴むことで、トラブルを未然防止しつつ、老朽化した設備を延命することで設備維持費を削減します。
抜管、マイクロスコープ・管内検査カメラ、X線透過撮影、超音波厚み計・探傷器、浸透探傷などの診断技術を用いて、腐食状態の把握を行います。
腐食発生メカニズムの究明のため、使用環境の水、大気などの成分分析や、実際の腐食部分の断面解析、付着元素の解析、応力測定などを行い、発生メカニズムの究明を行います。
実際の環境下で補修材の耐性を評価をした上で補修を行うことにより、確実な補修・延命を実現します。また、腐食し難い設備とするため、構造や材料の見直しによる改善策を提案します。
ご提供できる整備・工事の一例
- 各種プラント専門機器設備から汎用機器設備のメンテナンス/据付芯出し
- ウェブハンドリング装置のパスロール/特殊ドラムロール整備・交換・芯出し据付
- 各種重量機器取外し/整備/据付/芯出し調整一式施工
- 各種機器設備ソールプレート据付施工一式
- 高性能レーザー測定器を使用した回転駆動装置据付/芯出し調整一式
- 測定範囲が広く都度校正を行いながら測定出来る高精度デジタル水準器による芯出し調整
- 補修技術
*溶射肉盛り軸補修 - 間接通気蒸留法による短時間で測定可能な水分気化装置を採用した潤滑油精密分析診断
- 整備/据付工事スーパーバイズ