Long Life
従来比約2倍のロングライフ化を達成
液感度の安定性を徹底的に高めるため、富士フイルム独自の「電導度補充システム」「安定分散制御(SDC)技術」を採用。さらに、現像廃液削減装置『XR-2000/5000/1200J』、再生水再利用装置『XR-R60』とを組み合わせることで、従来の約2倍(6カ月または30,000m2)*という「処理液の大幅なロングライフ化」を実現しました。これにより、確実な「廃棄物削減・省資源化」が図れ、処理コストやランニングコストも削減できます。
電導度補充システム
「現像液の液成分情報」や「処理する版の面積情報」「運転時間情報」を基に、高度な電導度制御を行ない、機械が自動的に補充量をコントロールする、富士フイルム独自の補充方式を採用。処理品質を一定に保ちながら、CTPプレートに最適な液感度状態を、必要最小限の補充液量で長時間維持することができます。
安定分散制御(Stabilized Dispersion Control)技術
従来の現像液中の界面活性剤による分散効果に加え、バインダー樹脂自身の自己分散性を高める「安定分散制御(SDC)技術」を新たに投入。これにより、現像部の汚れや液疲労を長期にわたり抑えることが可能になりました。
機器の状態をリモートで診断し、迅速・的確なメンテナンスサポートを実現。加えて、「ロングライフ化による液交換頻度の半減」「部品点数を抑えたシンプルな内部構造」などにより、メンテナンスの作業負荷を大幅に軽減し、CTPの稼働率アップにも貢献します。
世界初・リモート診断で安定稼働を約束
プロセサーの稼働状態やエラー履歴などを、富士フイルムGSテクノがリモートで把握し、必要なサポート内容を判断。その情報を基に、パーツ交換や液交換などのメンテナンスを最適なタイミングで行なえ、突発的な機器停止を未然に防ぐことができます。万一のトラブル時も、スタッフが訪問前に原因や対処方法を絞り込めるため、より迅速・的確な対応が可能になり、機械のダウンタイムを最小限に抑えられます。
階調再現・刷りやすさ・耐刷性に定評のあるサーマルCTPプレート、画期的な現像廃液装置などとの組み合わせにより、「高精細で安定した再現品質」と同時に「作業負荷・環境負荷の大幅低減」が実現します。
サーマルプレート XPシリーズ
RDD(高速分散現像)技術により、最大約40%の「現像補充量・廃液量の低減」を可能にし、刷版工程の環境負荷低減に大きく貢献します。スタンダードタイプ、ロングラン/超ロングランタイプ、平台校正用の幅広いラインアップから、最適な品種をお選びいただけます。