「砂目」は、CTPプレートのトータル性能を支える根幹技術の一つです。富士フイルムは、つねに究極的な新聞用CTPプレートの開発を目指し、時代と共に砂目構造を進化させてきました。『SUPERIA HN-NV』には、新聞印刷に最も適した砂目として、支持体表面の「親水化処理」を強化した『MGV』を採用。水幅が拡がり「水/インキバランス」が良化したことで、仕上がりの「美しさ」、版の「強さ(耐刷力)・汚れにくさ・刷りやすさ」が、すべて同時に実現しています。
MGVの効果により、刷り出しから刷了までの網点変化が激減し、水が絞れるようになることで、刷りやすさが向上。過乳化やドライダウンもしっかり抑制できるため、高精細印刷・FMスクリーニング印刷にも高い適性を発揮します。
『HN-N』に比べて約1.5倍以上の高感度化を実現しながら、セーフライト安全性は充分に確保されています。
高速に感光層が固まることでシャープな画像が形成され、微小点も滑らかに安定的に再現可能。入力された画像データに、つねに忠実な印刷仕上がりが得られます。
表面に無数に敷設したマット剤をアブレーション防止層膜で完全に被覆する方式を採用。マット剤が脱落しないのでCTP装置内の汚染が抑えられます。また、表面の耐キズ性が大幅にアップしたことにより、積み替え治具なしでの合紙レスが可能。合紙レスによって年間約2t*1 のCO2が削減されます。