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CSR活動報告│生活

新たな感動・体験を社会に届ける写真・映像文化の継承・発展

写真は、スマートフォンやSNSの普及により日常的に欠かすことはできず、人と双方向に想いを共有するため、また自己表現のためのツールとしての重要性も増しています。富士フイルムは、写真のリーディングカンパニーとしてこれまで多くの「人」と「人」の心をつなぎ、人生を豊かにする写真の価値を発信し続けてきました。「撮る、残す、飾る、そして贈る」という写真のさまざまな楽しみ方を伝えていくために、これからも時代の変化に合わせた写真の可能性を追求し、写真・映像文化の継承・発展と心豊かな社会の実現のために貢献していきます。

写真製品で人生の豊かさや平和な暮らしに貢献

参加型写真展 “PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展

富士フイルムは、出展者全員の作品を、“写真に込められた想い”とともに展示する参加型写真展*1を2006年にスタートしました。18回目を迎えた2024年の本写真展では、富士フイルムグループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」にちなんで新設した「笑顔になる瞬間(とき)」部門をはじめ、本写真展に賛同する9つの企業との共同企画など、バラエティ豊富な応募部門で作品を募集し、東京、大阪、名古屋の会場で計28,674点の作品を展示するとともに、オンライン展示サイトで公開しました。家族や友人、ペットなど身近な存在との旅行やレジャー、風景など外出を楽しむ様子を写した作品が多く寄せられました。

「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2024」会場の風景

「想いをつなぐ」がテーマの本写真展では、毎年、来場者が出展者に向けて、共感した作品についての感想や想いを記した「絆メッセージ」を投函できる「絆ポスト」を各会場とオンライン展示サイトに設置しています。来場者から寄せられた「絆メッセージ」は開催終了後に出展者に郵送で届けられ、出展者と来場者の写真を通じたコミュニケーションが新たな“絆”を生み出しています。当社は今後も本写真展を通じて、「笑顔と幸せを感じられる」という写真本来の価値を伝え続けていきます。

「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展」は、2024年、公益社団法人 企業メセナ協議会*2より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2024」の認定を受けています。

  • *1 「“PHOTO IS”10,000人の写真展」としてスタート。
  • *2 企業による芸術文化支援(メセナ)活動の活性化を目的に1990年に設立された、日本で唯一のメセナ専門の中間支援機関。

「写真撮影」や「写真プリント」を通じて人生の幸福度を高める「写真幸福論」プロジェクト

富士フイルムは、スマホでの写真撮影やクラウド上へのデータ保存が主流の現代において、リアルな「写真プリント」が持つ価値に改めて注目し、「写真幸福論」プロジェクトを開始しました。本プロジェクトは、“「写真を撮る」という行為そのものや、見て、触れて、贈りあうことのできるリアルな「写真プリント」は、人生の幸福度を高めてくれる”、という考えを元にしており、製品・サービスを通じたモノ・コト提案のみならず、写真を「撮る」「プリントする」「飾る」「贈る」などさまざまなプロセスを通じて人々が感じる幸せを共有し、写真による幸せを増幅・伝播させていくことを目指しています。

写真幸福論ロゴ

プロジェクトの開始以来、学校や企業などの団体単位でリアルな写真展を企画・運営できるパッケージサービス「“PHOTO IS”想いをつなぐ。会話と絆が生まれる写真展パッケージ」や、想いのこもった特別な写真を、上質で丁寧な写真プリントに仕上げることで、日々の風景になじむインテリアとして楽しんでいただける写真プリントサービスのブランド 「+precious」などの提供を行ってきました。

“PHOTO IS”想いをつなぐ。会話と絆が生まれる写真展パッケージ

長年、保存や記録の手段として用いられてきた写真は、スマホやミラーレスデジタルカメラの普及、SNS共有による自己表現の多様化によって飛躍的に身近になりました。また、撮ったその場ですぐにプリントが楽しめるインスタントフォトシステムinstax™ “チェキ”は多くの方から支持されています。多くの方にとって、写真は「保存」や「記録」するためのものから「自身の個性」を表現する「作品」としての価値を持つものとして変化しつつあります。富士フイルムは「写真幸福論」プロジェクトを通じて、写真が作り手である自分自身への自己肯定感を高め、他人との絆を深めるといった、写真が持つ本質的価値が人々の幸福度を高める取り組みを、これからも提案・支援していきます。

若手写真家応援プロジェクト 「ポートフォリオレビュー/アワード」の開催

「ポートフォリオレビュー/アワード 2023」でのプロの写真家から受賞者へのアドバイスの様子

富士フイルムは、若手写真家応援プロジェクトの一環として、2022年より「ポートフォリオレビュー/アワード」を開催しています。
本企画では、45歳以下の写真家や写真家を志す方から作品を募集し、一次選考、二次選考を通過した応募作品に対してそれぞれオンライン、対面での作品講評会(ポートフォリオレビュー)でプロの写真家による作品テーマの選び方や、展示としての組み立て方の具体的なアドバイスを実施します。最終選考を経て選出されたアワード受賞者に対しては、富士フイルムが運営するフジフイルム スクエア内の「富士フイルムフォトサロン 東京」での写真展開催の機会を提供しています。

開催2年目となった2023年の「ポートフォリオレビュー/アワード 2023」には、全国から応募いただいた多くの作品を対象にレビュワー(作品に対して講評を行う講師)であるプロの写真家4名による審査を実施、一次選考を通過した48名に対して、二次選考として各候補者へのオンラインでのアドバイスを行いながら、12名をファイナリストとして選出しました。最終選考会においては、二次選考でのアドバイスを生かして作品をブラッシュアップさせた12名に対して、レビュワーたちが対面で、より深く個別にアドバイスを実施。最終的にレビュワーが1名ずつを推薦し、アワード受賞者4名を選出、この4名各々の個展をフジフイルム スクエアで開催しました。受賞者を含め、参加者とレビュワーとの熱い対話は、各人のその後の作品制作のレベルアップにつながる良い機会となっています。また受賞者にとっては、各人を推薦したレビュワーや、富士フイルムから、展示する作品の選定やプリント、色校正、告知や搬入など、個展開催に向けて必要な作業についてのアドバイスや支援を受ける貴重な機会となっています。

写真展への来場者からは、「若い写真家の成長を、作品選びから写真展の開催までプロの写真家が丁寧に寄り添い応援する」という本展の取り組みに多くの賛同の声をいただきました。今後も本企画を通じて、次世代を担う若手写真家にプロの写真家との対話の機会を提供し、その可能性を広げることにより、写真文化の発展に貢献していきます。

富士フイルムと写真文化

​富士フイルムは、創業以来「写真文化」の発展のため、写真の素晴らしさ、楽しさ、感動、残す大切さを伝えてきました。その歴史の概要をご紹介します。

上段左 FUJIX DS-1P、上段右 写ルンです、下段左 FinePix X100、下段右 INSTAX mini 11

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