FUJIFILM IWpro Device Setupを利用したFUJIFILM IWpro 複合機アプリの設置でエラーとなる

登録日:2024年04月30日
最終更新日:2024年05月02日
ID:IWproFAQ_T0001

機器管理、プリント、ルール設定(文書取り込み)

FUJIFILM IWpro Device Setupを利用してFUJIFILM IWproの複合機アプリをインストールする際、複合機アプリの登録などでエラーとなることがあります。
エラーになった場合、次の項目を確認してください。

  1. 富士フィルムBIダイレクトの[テナント管理]にて、サービス(FUJIFILM IWpro)の管理者に設定されたユーザーで操作されているか確認してください。
    FUJIFILM IWpro Device Setupにて複合機アプリを登録する際、ログインするユーザーは、富士フィルムBIダイレクトにて、FUJIFILM IWproのユーザー登録に加え、サービス管理者として登録されている必要があります。
    テナントの管理者(「システム管理者」または「運用管理者」)のみ登録してもエラーとなりますので、必ず、サービス(FUJIFILM IWpro)側にて管理者登録したユーザーでの作業をお願いいたします。

    富士フィルムBIダイレクトの[テナント管理]画面
  2. 複合機がApeosPortもしくはDocuCentreの場合、コントローラーソフトウェアのバージョンが1.60.0以上である必要があります。
    複合機画面の[設定] > [機械確認/レポート] > [ソフトウェアバージョン]にて、「Controller ROM」のバージョンをご確認ください。
    バージョンが古い場合、複合機のサービス窓口に更新をご依頼ください。
  3. 複合機に設定されている時刻を正しく設定してください。
    2分程度の誤差でもエラーとなる場合があります。
    複合機画面の[設定] > [システム設定] > [システム時計/タイマー設定]にて時刻をご確認ください。
    もし正しい時刻でない場合は、正確な時刻を設定してください。
  4. 最新バージョンのFUJIFILM IWpro Device Setupを利用しているかご確認ください。
    古いバージョンのFUJIFILM IWpro Device Setupを利用すると、不具合で設置完了できない場合があります。
    Device Setupのバージョン確認は、次の方法で行えます。
    1. [FUJIFILMIWproDeviceSetup.exe]を右クリックし、[プロパティ]を選択します。
    2. [詳細]タブを表示し、「製品バージョン」の値を確認します。

    FUJIFILM IWpro [機器管理]のリリースノートにて、 FUJIFILM IWpro Device Setupの最新版をご確認いただき、古いバージョンをご利用の場合は最新版のご利用をお願いいたします。
  5. 過去に、Apeos Cloud Connectorを利用していた環境の場合はご注意ください。
    過去に、Apeos Cloud Connectorを利用していた環境では、下記の作業が必要です。
    • 複合機にApeos Cloud Connectorのアプリがインストールされている場合は、Management Consoleを利用してアンインストールしてください。(事前に、複合機のホームに作成されたショートカットを、補助メニューの[ホームから削除]を選択して削除してください。)
    • ・Apeos Cloud Connectorのテナントに複合機が登録されている場合は、登録されている複合機を削除してください。
      • 注記Apeos Cloud Connectorのテナントに、複合機の登録が残っている場合、FUJIFILM IWpro Device Setupで複合機アプリと複合機アプリ登録中に「Resource Already Exists」のエラーとなります。
  6. 複合機のインターネット接続設定、プロキシー設定、プロキシ―除外設定等を正しく設定してください。
    複合機のネットワーク関連設定(下記)を正しく設定し、複合機がネットワークにアクセスできるようにしてください。
    • IPアドレス(IPV4)設定されている [IPv4(LAN1)> IPアドレス]
    • プロキシーサーバーの使用:する [プロキシーサーバー(LAN1) > プロキシーサーバーの使用]
    • プロキシーサーバー:「サーバー名/IPアドレス」「ポート番号」を入力 [プロキシーサーバー(LAN1)> HTTPS]
    • プロキシを使用しないアドレス:"localhost"を設定
    • SSL/TSL通信:有効 [SSL/TSL > HTTP-SSL/TSL通信]
      • 注記DMP13以前の複合機で必要
    • SSL/TSL通信ポート番号:443 [SSL/TSL > HTTP-SSL/TSL通信ポート番号]
  7. 複合機のプライマリポートにて、インターネット上にアクセスできることを確認してください。
    複合機からEPへの通信は必ずプライマリポートにて行うため、EP通信を行う複合機の場合は、下記のとおり「EP通信確認」を行うことで、複合機からインターネットにアクセスできることを確認できます。

    複合機に機械管理者でログインし、[設定] >[保守] >[EPと通信確認]
    もしくは、複合機にCloud Service Hub、もしくは、Working Folderのアプリのアイコンが設定されている場合、クリックして富士フイルムBIダイレクトのログイン画面が表示されることをご確認いただくことで、インターネット上の富士フイルムBIダイレクトサーバーに接続できることが確認できます。
  8. 複合機にインストールできるプラグインの数は最大30個です。
    FUJIFILM IWpro Device Setupで最大5つのプラグイン(下記)をインストールします。空きが無い場合はエラーとなり、複合機アプリを登録できません。
    プラグインの空き数が足りない(25個以上)場合は削除をお願いいたします。
    • Cloud Remote Management Service
    • FUJIFILM BI Direct Auth Helper Plugin
    • FUJIFILM IWpro Capture Plugin
    • FUJIFILM IWpro Print Plugin
    • FUJIFILM IWpro Device Plugin
    プラグイン数は、Internet Serviceで複合機に機械管理者でアクセスすることで確認できます。
  9. 設定するPCから複合機へのアクセスができることを確認してください。
    複合機には、次のポートで接続できる必要があります。
    • 80、443、161、58001、58501、59715、52733
    ご利用のPCのプロキシ接続の除外設定に、複合機のIPアドレスを登録してアクセスすることで、プロキシを経由せず直接複合機にアクセスする動作となり、この場合、少なくとも52733を除くポートへは問題無くアクセスできる状況となります。
    また、52733ポートで接続できるかの確認は、ご利用のPCで「PowerShell.exe」を実行し、下記を入力した結果により確認できます。

    Test-NetConnection -ComputerName [IPアドレス] -Port 52733

    表示結果にて、「PingSucceeses:True」の表示がある場合、問題無くアクセスできていることが分かります。
  10. 設定するPCの時刻が、正しい時刻であるか確認してください。
  11. FUJIFILM IWpro Device Setupを実行する際は、複合機に対して下記(1)~(3)を実施のうえ、実行してください。
    下記を実施せずにFUJIFILM IWpro Device Setupすると、複合機のパネルロックを取得できないためにエラーが発生する場合があります。
    1. 複合機の認証状態を解除する
    2. Internet Services からログアウトしてブラウザーを閉じる
    3. 40 秒ほど待つ
  12. FUJIFILM IWpro Device Setupの実行中は、登録が完了するまで下記の操作は行わないでください。
    操作により処理が中断し、エラーとなることがあります。
    • 複合機の操作パネル・電源に手を触れない
    • Internet Services でアクセスしない
    • プリント操作を行わない
  13. ファイアウォールやWebフィルター等により、インターネットへの接続を制限している環境では、ファイアウォール等のアクセス制限解除設定(ホワイトリスト等)にURLを追加し、インターネット上のFUJIFILM IWpro関連サーバーにアクセスできるよう設定する必要があります。
    また、FUJIFILM IWproとの通信で利用するポート番号についても、ブロックしている場合は設定が必要です。
    該当環境においては、下記を参照のうえ、指定のURLが漏れなく設定されているかをご確認ください。
  14. ウイルスソフト対策ソフトの動作の影響
    ウイルスソフト対策ソフトの動作の影響により、PCからの複合機へのアクセスなどが遮断され、機器追加ができないなどの問題が発生することがあります。
    該当する懸念がある場合は、ウイルスソフト対策ソフトを一時的にアンインストールいただくなどして、影響が無いかをご確認ください。
    また、該当する場合の対処方法等においては、ウイルス対策ソフトメーカーにお問い合わせください。