登録日:2024年7月1日
最終更新日:2024年7月1日
コンテンツID:00773
対象環境
DocuWorks 9.1
現象
一部のアプリケーションにおいて、DocuWorks文書に添付したオリジナルデータを下記の方法で開こうとすると、「ファイルが見つかりません」、「実行アプリケーションがインストールされていないかまたは関連付けられていないので、このオリジナルデータを編集することはできません」などのエラーが表示され、オリジナルデータを開けません。
- DocuWorks Deskに表示された文書のサムネール右下の虫ピン部分をダブルクリックする。
- DocuWorks Deskに表示された文書を右クリックし、「オリジナルデータを開く」を選択する。
- DocuWorks Deskに表示された文書を右クリックし、「オリジナルデータの操作」を選択すると表示される画面でオリジナルデータのファイルをダブルクリックする。
原因
関連付けられたアプリケーションによっては、オリジナルデータを開けないことがあります。
開けない原因として、次の理由が挙げられます。
- そのアプリケーションの起動やセキュリティに関する動作仕様上、オリジナルデータを開くための実行ファイルを実行できない。
- そのアプリケーションの起動に関する動作仕様上、オリジナルデータを受け渡せないことがある。
- そのアプリケーションの起動プロセス管理に関する動作仕様上、すでにアプリケーションが起動中の場合にオリジナルデータを受け渡せないことがある。
DocuWorksでは、オリジナルデータを開く際に起動するアプリケーションのプロセスを監視し、そのプロセスが終了したことを確認した際に、オリジナルデータが編集されている場合はDocuWorksに再変換し、オリジナルデータを削除する処理を行っています。
このDocuWorksの動作と連携できない動作をするアプリケーションでは、オリジナルデータを開く操作で失敗します。
- 上記1に該当するアプリケーションでは、外部アプリケーション（DocuWorksなど）が、間接的にアプリケーションを開いてファイルを実行することができない動作となっているアプリケーションです。ストアアプリなどが該当します。
- 上記2に該当するアプリケーションは、オリジナルデータを開く際に起動する実行ファイルと、オリジナルデータを表示するための実行ファイルが異なる（オリジナルデータを開く際に起動する実行ファイルが、オリジナルデータを表示するための実行ファイルを起動してすぐに終了してしまうような動作をする）アプリケーションです。Microsoft EdgeやGoogle ChromeなどのWebブラウザソフトウェアや、Application Virtualization (App-V) にて仮想化されたMicrosoft Officeなどが該当します。
- 上記3に該当するアプリケーションは、すでにアプリケーションが開いている場合、オリジナルデータを開く際に起動する実行ファイルのインスタンスが、すでに起動しているインスタンスに吸収されて、すぐにプロセスが終了する動作をするアプリケーションです。Microsoft Excelなどが該当します。なお、Microsoft Excelの場合、Altキーを押しながらファイルを開くと、別インスタンスで管理される動作となるため、問題が解消します。
対処方法
DocuWorks Deskに表示された文書を右クリックし、「オリジナルデータの操作」を選択すると表示される画面にて、リストされるオリジナルデータをドラッグ＆ドロップにてエクスプローラー上などにコピーしてから開いてください。
また、アプリケーションによっては、ファイルに関連付けされたアプリケーションを変更する、もしくは、アプリケーションの起動や終了に関するシステム設定を変更する、などを行うことで、問題が解消する場合もあります。
例：PDFファイルのアプリケーションの関連付けを、Microsoft Edge から Acrobat Readerに変更する
なお、DocuWorks入れ物ファイル内の文書を開く際にも、同様の条件にて問題が発生します。