登録日: 2022年3月11日
最終更新日: 2024年9月30日
コンテンツID: 00724
対象環境
DocuWorks 8
概要
文書を開くと、「この文書を開くことはできません。DocuWorks文書でないか、文書が壊れている可能性があります。」のメッセージが表示される場合の対処方法について解説します。
補足:破損文書の修復はお引き受けしておりませんので、あらかじめご了承ください。
原因
ネットワーク上に保存されているDocuWorksファイルを直接DocuWorks Viewerで編集をしている場合に、編集内容を保存するタイミングで一時的なネットワーク切断などのネットワークエラーが発生すると、ファイルが正常に保存できず破損してしまうことがあります。
事前準備
編集中にDocuWorksファイルが破損した場合、一時ファイルが残っていることがあります。
一時ファイルが残っている場合、元の拡張子に戻すことで復旧できる可能性があります。
ただし、復旧されるデータは編集途中のデータになります。
- Windows側で隠しファイル、拡張子を表示する
一時ファイルは隠しファイルのため、事前に以下の方法でWindowsで隠しファイルを表示する設定にします。
Windowsのスタートを右クリック>[エクスプローラー]を選択し、[表示]タブ>[ファイル名拡張子]および、[隠しファイル]にチェックを入れる。
手順
- 破損したファイルが保存されているDocuWorks Deskのフォルダを右クリック>[パスのコピー]を選択します。
- Windowsのスタートを右クリック>[ファイル名を指定して実行]をクリックし、名前欄に1.でコピーしたパスを貼り付け、OKをクリックします。
- 開いた画面で、一時ファイルが存在しているか、確認します。
一時ファイルの形式は次の通りです。
拡張子".xd#"は、[DocuWorks文書(.xdw)]の一時ファイルです。拡張子“xdw” → “xd#”(DocuWorks文書)
拡張子“xbd” → “xb#”(DocuWorksバインダー)
拡張子“xct”→ “xc#”(DocuWorks入れ物) - 一時ファイルをデスクトップなどに退避します。
- 退避した一時ファイルを右クリックし、プロパティを開きます。
- 元の拡張子に変更し、[隠しファイル]のチェックを外します。
- [OK]ボタンをクリックし、DocuWorksファイルを開くことができるかご確認ください。
回避方法
DocuWorksファイル編集時の操作手順を見直す
ネットワークエラーはご利用の環境に依存して発生しているため、発生する問題によってはソフトウェア側で対策を行うことが困難な場合があります。ファイル破損が発生しやすいネットワーク環境の場合、以下のような対策の検討をお願いいたします。
- ローカルフォルダ内でDocuWorksファイルを編集する
- ネットワークフォルダ内のDocuWorksファイルを編集する場合は、事前にバックアップを取得しておく