登録日: 2017年3月31日
最終更新日: 2019年11月15日
コンテンツID: 00126
対象環境
DocuWorks 8
概要
バージョン間のDocuWorks文書の互換について解説します。
対処方法
DocuWorksでは、基本的にDocuWorks文書のバージョンより低いDocuWorksではその文書を閲覧・編集することができません。
(例)DocuWorks Ver.8文書は、DocuWorks 8以降のバージョンで閲覧・編集が可能ですが、DocuWorks 7以下では閲覧・編集ができません。
DocuWorksの特定の機能を利用すると文書バージョンがアップデートされる場合があります。各バージョンのDocuWorksでどのような機能を利用すると文書バージョンがどのように変更されるかの関係が以下の表になります。
- 注記各機能の使い方に関してはDocuWorksのヘルプをご参照ください。
なお、以下の表にない操作によっては、Ver.5, Ver.6バージョンの文書が作成されることもございますが、DocuWorks 7以降では全て閲覧可能です。
DocuWorks文書のバージョンは、DocuWorks DeskにおいてDocuWorks文書を選択した際のDesk下部の表示、または、DocuWorks文書のプロパティ画面の「種類」から確認可能です。
DocuWorks 6以前のバージョンで生成
文書バージョン | 閲覧および編集を行うDocuWorksのバージョン | |||
---|---|---|---|---|
DocuWorks 6 | DocuWorks 7 | DocuWorks 8 | DocuWorks 9 | |
Ver.4 | ○ | ○ | ○ | ○ |
DocuWorks 7で生成
DocuWorks 8で生成
生成方法、生成文書 | 文書バージョン | 閲覧および編集を行うDocuWorksのバージョン | |||
---|---|---|---|---|---|
DocuWorks 6 | DocuWorks 7 | DocuWorks 8 | DocuWorks 9 | ||
文字をUnicodeとして保存していない文書 | Ver.4 | ○ | ○ | ○ | ○ |
文字をUnicodeとして保存した文書、 テキストアノテーションや日付アノテーションを付与した文書 |
Ver.7 | △ 注2 注5 | ○ | ○ | ○ |
A2以上の大判ページを含む文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
1ページのデータサイズが250MB以上の文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
ファイルサイズが1GB以上の文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
256bit暗号化パスワードセキュリティを利用した文書 | Ver.8 | × | × | ○ | ○ |
DocuWorks入れ物ファイル | Ver.8 | × | × | ○ | ○ |
DocuWorks 9で生成
生成方法、生成文書 | 文書バージョン | 閲覧および編集を行うDocuWorksのバージョン | |||
---|---|---|---|---|---|
DocuWorks 6 | DocuWorks 7 | DocuWorks 8 | DocuWorks 9 | ||
DocuWorks 9で生成した文書 注1 | Ver.7 | △ 注2 注5 | ○ | ○ | ○ |
A2以上の大判ページを含む文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
1ページのデータサイズが250MB以上の文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
ファイルサイズが1GB以上の文書 | Ver.7 | × | ○ | ○ | ○ |
256bit暗号化パスワードセキュリティを利用した文書 | Ver.8 | × | × | ○ | ○ |
DocuWorks入れ物ファイル | Ver.8 | × | × | ○ | ○ |
フォントを埋め込んだ文書注6 | Ver.7 | × | △ 注4 | △ 注4 | ○ |
- 注1 DocuWorks 9では、必ずUnicodeで保存されます。
- 注2DocuWorks 7以降の「文字コード変換」プラグインを利用して、内部の文字列をマルチバイトに変換することで、閲覧、および編集することができるようになります。
- 注3閲覧は可能ですが編集することがでません。
- 注4閲覧・編集は可能ですが、埋め込んだフォントが利用されないためフォントの再現性がDocuWorks 9と比べて低下します。
- 注5DocuWorks Printerのプロパティ(詳細設定)にて「DocuWorks 6.x以前と互換性のある文書を作成する(Ver.4文書)」をチェックしてDocuWorks Printerに印刷することで、DocuWorks 6以前のバージョンで閲覧できる文書(Ver.4文書)になります。
- 注6DocuWorks文書にフォントを埋め込む方法は、DocuWorks文書でサポートしているフォントについてを御覧ください。
その他の注意事項
- コンテキストサーバーによるセキュリティで保護された文書を閲覧するためには、DocuWorks 6.2以上が必要です。
- 対応していないDocuWorksバージョンをお使いの場合でも、無償のDocuWorks Viewer Light の最新版をインストールすることで、閲覧は可能です。
- 新バージョンでのみ対応しているアノテーションについては、編集できないか、編集した場合、インストールされているバージョンの機能に相当する表示になります。