ApeosWare Flow Management 1.1.1、または1.2をインストールしたあと、ポータルページにアクセスすると、「有効なライセンスがありません。」と表示されます。

コンテンツID(0145)

現象

ApeosWare Flow Management 1.1.1、または1.2のインストールは完了するが、正常にサービスが登録されず、ポータルページにアクセスすると、「有効なライセンスがありません。」と表示されることがあります。
インストールのログを確認すると、次のメッセージが記録されています。
「¥Fuji の使い方が誤っています。」

発生する環境

ApeosWare Flow Managementをインストールするディレクトリー、およびデータディレクトリーで、「8dot3name(short name)」が無効になっている環境で発生します。
なお、Windows Server 2012(x64)、またはWindows 8で作成したボリュームは、システムボリュームを除き、既定で無効になります。そのため、インストールする前にボリュームの「8dot3name(short name)」が有効であるかどうかを確認してください。

コマンドプロンプトで、「8dot3name(short name)」が有効かどうかを確認できます。

  • Windows Server® 2012(x64)/Windows Server® 2008 R2(x64)/Windows® 8/Windows® 7
    ボリュームごとに、設定が確認できます。
  1. Administratorsグループのユーザーでログインします。
  2. Windows® のメニューを、[スタート]>[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[コマンドプロンプト]の順に選択します。
  3. 次のコマンドを入力して、<Enter>キーを押します。
    例(ボリュームDの確認):fsutil 8dot3name query D:
    「8dot3name(short name)」作成が有効な場合
    ボリュームの状態は 0 です (8dot3 名の作成は有効です)。
    レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
    上記2つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で有効です。

    「8dot3name(short name)」作成が無効な場合な場合
    ボリュームの状態は 1 です (8dot3 名の作成は無効です)。
    レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
    上記2つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で無効です。
  • Windows Server® 2008 (x86)/Windows Server® 2003/Windows® XP
    システム全体の設定のみが確認できます。
  1. Administratorsグループのユーザーでログインします。
  2. Windows® のメニューを、[スタート]>[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[コマンドプロンプト]の順に選択します。
  3. 次のコマンドを入力して、<Enter>キーを押します。
    fsutil behavior query disable8dot3
    「8dot3name(short name)」作成が有効な場合
    disable8dot3 = 0
    「8dot3name(short name)」作成が無効な場合
    disable8dot3 = 1

対処方法

「8dot3name(short name)」が有効なドライブにインストールしてください。
ここでは、ドライブレター「H:」にApeosWare Flow Managementをインストールする例で説明します。

  1. カスタムセットアップでインストールできるApeosWare Management Suite商品のうち、前提ソフトウェア、.NET Framework、SQL Serverを除く、すべてのApeosWare Management Suite商品をアンインストールします。
  2. 8dot3name(short name)」を有効にするため、Administratorsグループのユーザーでログインします。
  3. Windows®のメニューを、[スタート]>[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[コマンドプロンプト]の順に選択します。
  4. 次のコマンドを入力して、<Enter>キーキーを押します。
    fsutil 8dot3name set H: 0
    (Windows Server 2008 (x86)/Windows Server 2003/Windows XPの場合は、fsutil behavior set disable8dot3 0)
  5. PCを再起動します。
  6. 「8dot3name(short name)」が有効になっているかを確認します。
  7. インストール先のディレクトリーおよびデータディレクトリーには、ドライブ直下から別の名前を指定して、手順1でアンインストールした商品の再インストールと、ApeosWare Flow Managementをインストールします。

再インストール例:
「H:\Program Files」以下にインストールした場合は、「H:\Program Files_AWMS」などに変更する必要があります。