AWMSHostnameSetup.exeを使用してSSL設定を変更した後、ApeosWare ManagementSuiteのアップデート/修復インストールをすると、SSL設定が新規インストール時の状態に戻ることがあります。

Q:ApeosWare ManagementSuiteのアップデート/修復インストールすると、SSL設定が新規インストール時の状態に戻ることがあります。本現象が発生した場合、元のURLでポータル画面にアクセスできなくなります注1

現象

ApeosWare ManagementSuiteのアップデート/修復インストールすると、SSL設定が新規インストール時の状態に戻ることがあります。本現象が発生した場合、元のURLでポータル画面にアクセスできなくなります注1

  • 注1 サーバーPCのスタートメニューから起動した場合は、URLのスキーム(http/https)が変更された状態でアクセスできる場合があります。

発生条件

本現象は、ApeosWare ManagementSuiteの新規インストール後にSSL設定を変更した環境で、以下のいずれかを実施した場合に発生します。

  • ケース1
    ApeosWare Management Suite2.0.0からApeosWare Management Suite2.1.0のインストーラーでアップデートインストールする注2注3
  • ケース2
    ApeosWare Management Suite2.0.0/2.1.0のインストーラーで新規インストールした環境で修復インストールを行う注2注4
  • 注2 ApeosWare Management Suite2.1.0.6では修正済みのため、ApeosWare Management Suite2.1.0.6のインストーラーを利用した場合には発生しません。
    ApeosWare Management Suite2.1.0.6でインストールしたかは以下の方法で確認することができます。
    ・公式HPからインストーラーをダウンロードした場合
     ダウンロードしたファイルのZIP名を確認し、awms2106.zipであればApeosWare Management Suite2.1.0.6です。
    ・メディアのインストーラーを利用した場合
     メディア管理番号がSMSA278A-401、SMSA032B-301、SMSA033B-301のいずれかであれば、ApeosWare Management Suite2.1.0.6です。
  • 注3 Update Serviceでアップデートした場合(例:2.0.0.0→2.0.0.5)には発生しません。
  • 注4 ApeosWare Management Suite2.0/2.0.0.3/2.1/2.1.0.3/2.1.0.4のインストーラーで新規/アップデートインストールした環境では、ApeosWare Management Suite2.1.0.6にアップデートした場合も修復インストールで本現象が発生することがあります。

発生構成

以下のいずれかのサーバーで発生します。

  • オールインワン構成のApeosWare Management Suiteサーバー
  • 複数台構成のメインサーバー

 

A:原因

ApeosWare Management Suite2.0.0/2.1.0のインストーラーで、アップデート/修復インストール前のSSL設定の内部的な取得に失敗するため本現象が発生します。

対策

発生条件に該当する場合は、サーバーPCのスタートメニューのURLを確認して、http/httpsのスキームが意図した設定になっていることを確認してください。
SSL設定が正しくない場合は、メインサーバーでAWMSHostnameSetup.exeを再度実行し、SSLの設定を行ってください。
AWMSHostnameSetup.exeの実行コマンドは以下です。

AWMSHostnameSetup.exe -S <scheme> -P <port>

<scheme>:httpまたはhttps
※https(SSL設定)を行なう場合、必要なサーバー証明書等の設定を事前に行なってください。
<port>:ポート番号(0~65535)
※外部から接続可能なポート番号を設定してください。