プロキシ認証と組み合わせたネットワーク環境による制限 |
認証が必要なプロキシサーバーを経由する環境では、複合機からスキャン翻訳サービスをご利用できない場合があります。
認証を必要とするプロキシサーバーに対応している複合機は、下記のとおりです。それ以外の複合機でスキャン翻訳サービスをご利用になるお客様は、複合機とスキャン翻訳サービス通信時のプロキシ認証を解除するなどの設定変更が必要です。
【認証プロキシサーバー対応の複合機とROMバージョン】
- ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271
- DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271
- ROMバージョン:1.0.0以降 注1
- ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275
- DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275
- ROMバージョン:1.31.12~1.39.xまたは1.71.12以降
- ApeosPort-IV 4070/3070
- DocuCentre-IV 4070/3070
- ApeosPort-IV 7080/6080/5080
- DocuCentre-IV 7080/6080/5080
- ROMバージョン:1.31.9~1.39.xまたは1.71.9以降
- DocuCentre-IV C2263/C2263N
- ROMバージョン:1.31.9以降
- ApeosPort-V C7780/C6680/C5580
- DocuCentre-V C7780/C6680/C5580
- ROMバージョン:1.31.21以降
- ApeosPort-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275
- DocuCentre-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275
- ROMバージョン:1.3.21~1.39.xまたは1.43.21以降
- ApeosPort-VC7780/C6680/C5580 後期(T2)モデル
- DocuCentre-V C7780/C6680/C5580 後期(T2)モデル
- ROMバージョン:2.1.9以降
- ApeosPort-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275 後期(T2)モデル
- DocuCentre-V C7775/C6675/C5575/C4475/C3375/C2275 後期(T2)モデル
- ROMバージョン:2.1.9~2.39.xまたは2.41.9以降
- DocuColor 7171 P
- ROMバージョン:1.0.1以降
- ApeosPort-V C3320
- ApeosPort-V 4020
- ROMバージョン:1.2.1以降
- ApeosPort-V 4070/3070
- DocuCentre-V 4070/3070
- ROMバージョン:1.0.8~1.39.xまたは1.40.8以降
- ApeosPort-V 7080/6080/5080
- DocuCentre-V 7080/6080/5080
- ROMバージョン:1.0.7以降
- ApeosPort-V C7785/C6685/C5585
- DocuCentre-V C7785/C6685/C5585
- ROMバージョン:1.40.7以降
- ApeosPort-V C7776/C6676/C5576/C4476/C3376/C2276
- DocuCentre-V C7776/C6676/C5576/C4476/C3376/C2276
- ROMバージョン:1.0.7~1.39.xまたは1.40.7以降
- DocuCentre-V C2263
- DocuCentre-V 3060/2060
- ROMバージョン:1.0.8以降
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ログイン画面に「履歴リストから選択」ボタンが表示されません。 |
ApeosPort-IV C5570 / C4470 / C3370 / C2270では、ログインIDを入力する際、「入力履歴の表示/選択」機能の利用ができません。(毎回ログインIDを入力する必要があります。) |
システム上の注意制限事項 |
OCR(文字認識)の誤認識によって翻訳結果が正しく得られない場合があります。 |
原文の構成要素による制限 |
- 原文がどのような構成要素(表、図、写真など)上に配置されるかによって、その文章が翻訳対象となるか否かが決定します。
- 文字以外の要素が文字と判別され、翻訳されることがあります。
例: 大きさや、並びが文字列に似通った特徴を持つ図(全体または一部分)は、翻訳されることがあります。このような場合、翻訳結果のレイアウトが大きく崩れる、対訳が明らかに不自然である(意味をなさない文字や記号列が出力される)等の現象が発生します。
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原文レイアウトによる制限 |
- 原文の翻訳では、原文がどのようなレイアウトで配置されているかという点も、その文章が正しく翻訳される/されないに関わる重要な要素です。本サービスでは、原文領域の外接境界が矩形であるようなレイアウト(以下「マンハッタンレイアウト」と呼びます)の原文を想定しています。
- マンハッタンレイアウト以外の原文レイアウトでは、翻訳結果のレイアウトが大きく崩れる、対訳が明らかに不自然にある、または翻訳されないことがあります。
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文字書体に関わる制限 |
- 原文の書体が推奨フォント以外である場合、正しく翻訳されないことがあります。また、推奨フォントであっても、隣接する文字同士の間隔が極端に狭かったり、逆に広すぎる場合や、文書画像の状態(ノイズ、かすれ等)によっては正しく翻訳されないことがあります。原文の推奨フォントは以下のとおりです。
- 日本語: 明朝体、ゴシック体、教科書体
- 英語: Arial、Helvetica、Verdana (サンセリフ系)
- 韓国語: Batang、Gulim、Dotum
- 中国語(簡体字): 宋体、倣宋体、楷書体、黒体
- 中国語(繁体字): 細明体、新細明体、標楷体
- タイ語:Tahoma、Angsana
- ベトナム語:Arial、Verdana
- マレー語:Arial、Verdana
- インドネシア語:Arial、Verdana
- 手書き文字は翻訳されません。
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文字装飾に関わる制限 |
- 下線を除き、文字装飾が施されている原文は翻訳できません。下線であっても、線分の長さや幅、原文との接触有無状態によっては翻訳できない場合があります。また、翻訳結果に下線は再現されません。
- 原文に蛍光ペンによるマーカーが引かれていた場合、マーカーが翻訳結果において元の原文と同じ位置に再現されることがあります。この場合、マーカーと文章との関係性は保持されません。
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その他の原文内容に関わる制限 |
- 原文の文字サイズがサービス仕様の範囲内であっても、仕様の境界値に近いサイズの文字列では、正しく翻訳されないことがあります。
- 原文文字列に振り仮名があると、本文、振り仮名ともに正しく翻訳されません。
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原文の構成要素による制限 |
- グラデーション中の文字列:グラデーションの色変化が少ない場合、文字列が翻訳されることがあります。
- グラフ中の文字列:軸の目盛のレイアウトが崩れることがあります。グラフの一部分が、無意味な文字列に変換されてしまうことがあります。
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背景(白/均一色)中の文字列の翻訳に関する制限 |
- 原文の背景が一様(白、または均一色)でない場合(たとえば、背景に地紋がある、裏写りがある等)、対訳が不自然になる、または翻訳されないことがあります。
- FAX受信原文など背景にノイズが多い原文では、翻訳結果のレイアウトが大きく崩れる、または対訳が不自然になることがあります。
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均一色領域中の文字列の翻訳に関する制限 |
- 原文が均一色領域中の白抜き文字列である場合、均一色領域の高さ(原文が横書きの場合)/幅(原文が縦書きの場合)が、概ね1cm未満である場合には翻訳されません。
- 原文が均一色領域中の白抜き文字列であり、均一色領域が上記条件を満足していても、均一色領域の範囲が文字列の範囲に対して十分に広くなければ(目安としては文字列の外周に1文字分以上の高さ、幅で均一色領域が広がっていること)、翻訳されないことがあります。
- 原文が均一色領域中の白抜き文字列である場合、対訳の文字色が白色にならないことがあります。
- 原文が均一色領域中の白抜き文字列である場合、原文の書体が明朝体など細めの書体である場合、文字列が翻訳されないことがあります。
- 均一色領域の色と文字色が似通っている場合など、色の組み合わせによっては文字列が翻訳されないことがあります。
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表中の文字列の翻訳に関する制限 |
- 原文の文字列が濃色(たとえば“赤”や“青”、“濃いグレー”等)のセルに配置されている場合、正しく翻訳されません。特に、原文が白抜き文字である場合は、全く翻訳されない、または無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 原文の文字色とセルの色との組み合わせによっては、正しく翻訳されないことがあります。
- けい線と接触している文字列は、正しく翻訳されないことがあります。
- ルビ風翻訳では、数字のみのセルに対しては対訳を出力しません。
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写真中および写真周辺の文字列の翻訳に関する制限 |
- 写真中の文字列は翻訳対象外ですが、以下のような翻訳結果となることがあります。
- 写真の大きさが小さい場合(概ね3cm未満)、写真の一部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 写真と背景の境界が曖昧である場合、写真の一部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 写真の色彩が単調である場合、写真と判別されず、写真中の文字列が翻訳されることがあります。また、写真の一部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 写真周辺に配置された文字列の翻訳では、以下のような制限があります。
- 原文の文字列が、小さな写真(概ね3cm未満)に隣接している場合、翻訳されないことがあります。
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図中(または図周辺)の文字列の翻訳に関する制限 |
- 図中の文字列は翻訳対象外ですが、以下のような翻訳結果となることがあります。
- 図、または図の要素の大きさが小さい場合(概ね3cm未満)、一部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 図の一部分が規則的に並んでいる場合、当該部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。
- 周囲を完全に囲まれていない文字列は、翻訳されることがあります。
- 図周辺に配置された文字列の翻訳では、以下のような制限があります。
- 図に隣接する文字列は、図の要素と混同されて正しく翻訳されないことがあります。
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原文レイアウトによる制限 |
- 本サービスは、文章領域を矩形で区切ることができるマンハッタンレイアウトを持つ原文を翻訳対象としています。
- マンハッタンレイアウト以外の原文では、正しく翻訳されないことがあります。
- マンハッタンレイアウトの場合でも、以下のケースでは原文中から翻訳すべき文字列が正しく取得できないため、正しく翻訳されない、または翻訳されないことがあります。
- 微小点ノイズ(概ね濁点未満のサイズのノイズ)が多い
- 文章に傾きが生じている
- 文字にかすれが生じている
- 上付き文字、下付き文字が付いている
- 文字同士の接触が生じている
- 下線以外の文字装飾がなされている
- 文字列が水平もしくは垂直に並んでいない(斜めや湾曲)
- 文字列を正しく認識した場合でも、以下のケースでは正しく翻訳されないことがあります。
- 多段組みされている文章において、隣接する段組み領域間の距離が近い。たとえば、左右に並ぶ2つの段組みの文章がひとまとめにされて翻訳され、意味をなさない対訳が出力されることがあります。
- 複数行にわたる文章において、各行の間隔が広い。たとえば、文章が行ごとに区切られて翻訳されてしまい、意味の掴みにくい対訳が出力されることがあります。
- 文章の近くに、写真、図、表などの要素が存在する。たとえば、文章領域を外接する矩形を考えた際に、上記要素の一部分でもこの矩形に重なるように配置されたレイアウトでは、当該要素の配置に基づき文章が分割されて翻訳されるため、意味の掴みにくい対訳が出力されることがあります。
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電子文書に共通の制限 |
- スキャン画像から作成された文書は、画像の解像度が 200dpi~600dpiの原文画像を対象とします。推奨解像度は 300dpi です。
- カラー/モノクロのどちらのモードでスキャンされた文書であっても処理対象となりますが、中間階調が再現されたモノクロ原文画像(ディザー画像)は翻訳できないことがあります。
- 電子文書を翻訳すると、テキストコードを持たない文字は
翻訳対象にならない場合があります。
- Microsoft® Office等の文書作成ソフトウェアを用い、文章を含む図を貼り込んだ文書を作成してXDWや PDF形式の電子文書に変換すると、テキストコードを持つ文章だけが翻訳対象となります。この場合、図として貼り込まれた領域の文章は翻訳されません。
- 原文で文字装飾が施された文字列や、明朝/ゴシック以外の書体で表現された文字列は、翻訳されません(翻訳される場合もあります)。
- お客さまが文書作成時に、画像の貼り込みや文字装飾などの特別な編集を行わなくても、電子文書の生成状況により、原文のごく僅かな部分だけ(たとえば、箇条書きの行頭記号として利用されている『・』だけ)が、テキストコードを持つような文書が生成されることがあります。このような文書では、見掛け上、文章が全く翻訳されません。
- セキュリティの施された文書(印刷や変更が禁止された文書)は翻訳できません。 セキュリティを解除した状態でご利用ください。ただし、読み取りが保護されておらず、かつ、最終版ではないOffice文書の翻訳はできます。
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Adobe® PDF形式に特有の制限 |
- PDF文書が作成された状態により、ページ全体または一部が翻訳されないことがあります。
- Adobe® Acrobat® や Acrobat® Distiller™ 以外のPDF作成ソフトで作成されている。一例として、Microsoft Print to PDFで作成されたPDF文書において翻訳されないことがあることを確認しています。
- PDF文書の注釈は翻訳されません。また翻訳結果には反映されません。注釈も含めて翻訳を行うには、注釈が印刷される設定で再印刷(電子文書化)してください。
- 透明テキスト(文書をスキャンした画像に重ねられた透明なテキストデータ)を含むPDF文書は正常に翻訳できません。
- ポータブル・コレクション(ポートフォリオ)形式のPDF文書の翻訳はできません。
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DocuWorks形式に特有の制限 |
- DocuWorks文書のアノテーションは翻訳されません。また翻訳結果には反映されません。アノテーションも含めて翻訳を行うには、アノテーションが印刷される設定で再印刷(電子文書化)してください。
- DocuWorks文書に添付されているOCR結果のデータは、翻訳処理においては利用されません。
- DocuWorks 8において、DocuWorks Printerのプロパティの「画質」タブで、「すべての文字を図形データに変換する」「テキスト情報を埋め込む(Ver.7文書)」を指定した場合、翻訳結果のテキストが出力されない場合があります。
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Word/PowerPoint®形式に特有の制限 |
- 一部の文書要素は翻訳されません。翻訳されない要素は、主に、数式、署名欄、引用文献など、翻訳することにより原文の意味を損なう恐れがあるものです。
- 翻訳の結果、変更履歴は削除されます。ただし、ドキュメントに埋め込まれたXMLデータ(カスタムXML)の変更履歴は削除されずに、翻訳結果に残ります。
- 本文中に挿入されたページ番号は実際とずれる場合があります。「図表目次」、「目次」、「索引」、「引用文献一覧」に自動挿入されたページ番号も実際とずれる場合があります。
- Wordの場合、カウントする翻訳ページ数は実際のページ数とずれる場合があります。(プロパティで表示されるページ数をカウントします。)
- Wordの場合、訳文の言語に関わらず、段落番号、アウトライン(リスト)は、数字1,2,3・・・になります。
- 翻訳文書のフォントは、翻訳原稿に使用されていたフォントとは無関係に、翻訳後の文章の言語に対するOfficeデフォルトのフォントになります。
- 段落の最初の文字の書式、修飾が、段落全体に適用されます。
- 囲い文字は、囲い文字を取り除いて中の文字だけを前後とつなげて翻訳されます。
- 段落中にWingdingsなどの記号フォント、文書プロパティ、フィールド、ハイパーリンク、数式、ワードアート、索引エントリ、ルビ、改行(Shift + Enter)がある場合、その前後で分断された文章がそれぞれ翻訳されます。その結果、翻訳結果が不自然になる場合があります。
- 段落中にあるブックマーク、脚注、文末脚注、コメントは、翻訳結果では原文と異なる位置に設定されます。
- Wingdingsなどのシステム記号フォントは翻訳されません。
- 複数のファイルから構成されるWord文書は、翻訳できません。一例として、HTMLファイルをWordで編集しWord文書として保存した場合に、[Word文書名.files]フォルダが作成されるWord文書があります。
- URLとして正しくないハイパーリンクが設定された文書は翻訳できません。URLとして正しくないハイパーリンクが含まれる場合、ハイパーリンクに設定されたURLを修正するか、ハイパーリンクを削除してから翻訳してください。
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DocuWorks連携フォルダ for スキャン翻訳サービスに関する制限 |
- [翻訳成功]に含まれる文書を開いたり、ドラッグ&ドロップでローカルにコピーする場合に、翻訳結果文書を一時ファイルとして保存し、DocuWorks Desk終了時に削除しますが、削除に失敗するとユーザーが明示的に削除しない限り残ります。
- [翻訳依頼]や[翻訳成功]に含まれる翻訳依頼中の文書(ジョブ)や翻訳結果文書の情報はキャッシュされるため、古い情報が表示される場合があります。
- 翻訳結果文書をローカルフォルダーに「コピー」と「貼り付け」でダウンロード中に、キャンセルや通信障害などで失敗すると、その後でそのまま「貼り付け」を行っても何も起こらずダウンロードすることができません。再度、翻訳結果文書を「コピー」してください。
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