Microsoft社のユニバーサル プリントに対応

Microsoft社が提供する「ユニバーサル プリント注1 注2 」に対応しているため、どこからでもセキュアな環境での印刷が可能になり、テレワークとオフィスワークを併用するハイブリッドワークのような柔軟な働き方を支援いたします。

  • 注1プリントサーバーやクライアントPCへのドライバのインストールが不要になる、クラウドベースの印刷ソリューション。
    Universal Printのライセンスを含むサブスクリプション:
    Microsoft 365 Enterprise F3 / E3 / E5 / A3 / A5、Windows 10 / 11 Enterprise E3 / E5 / A3 / A5、Microsoft 365 Business Premium、Universal Print (standalone)
  • 注2 ユニバーサルプリントはグローバル Azure クラウドのみをサポートしています。ソブリンクラウドは未サポートです。

対象となるMicrosoft 365サブスクリプションユーザーはユニバーサル プリントによって、オフィス内、外出先を問わず、安全で簡単な方法で印刷することができるようになります。インターネットに接続し、Azure Active Directory(以下、Azure AD)認証環境でログインすれば、LANだけでなく外部のネットワークから、どこからでも印刷が可能になります。通信は、セキュアなHTTPS接続で保護されます。プリンタードライバーのインストールは不要です。アクセスできる最も近いプリンターですぐに印刷を実行できます。

  • 両面印刷、印刷の向き、カラーモード、用紙サイズ、部数、印刷品質、丁合い、給紙方法注1 、メディア注1 、出力トレイ注1 、シートごとのページ数注1 、ホチキス止め注1 、仕上げ注1 、パンチ穴あけ注1 、拡大/縮小注1 が設定可能です。
  • 機種固有プリンタードライバーと違い、設定項目の禁則処理を制御しないため、設定不能な組み合わせを指定した場合、エラー表示となったり、意図しない出力となる場合があります。
  • たて置きの用紙に対しては、ホチキス止め、パンチ穴あけの位置が指定通りにならない場合があります。
    参照URL:
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/universal-print/fundamentals/universal-print-known-issues#incorrect-stapling-or-hole-punch-location-when-using-long-edge-first-paper-feed-direction
  • Windows 10ではメディアの指定が無視され、普通紙が指定されたものとして動作します。Windows 11では発生しません。
    参照URL:
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/universal-print/fundamentals/universal-print-known-issues#print-queue-blocked-due-to-paper-type-default-changing-to-unexpected-value
  • 出力トレイで「スタッカー3」を選択しても三つ折りトレイ(スタッカー3)に出力されません。「仕上げ」で三つ折りをサポートしていないためです。
  • 「給紙方法」等の指定により選択された用紙に対して、「ホチキス止め」「印刷の向き」の指定により決定した位置にホチキス止めができない場合は、「016-722」のエラーが発生して印刷が中止されます。
  • 「給紙方法」等の指定により選択された用紙に対して、「パンチ穴あけ」「印刷の向き」の指定により決定した位置にパンチ穴あけができない場合は、「016-723」のエラーが発生して印刷が中止されます。
  • 注1以下の機種が対応(2024年10月現在)
    ・Apeos C7071 / C6571 / C5571 / C4571 / C3571 / C2571
    ・Apeos C3067
    ・Apeos C3061 / C2561 / C2061

富士フイルムビジネスイノベーションのプリンターはMicrosoft Entra アカウントでのユーザー認証をサポートしています。印刷指示したプリントジョブをプリンター内のユーザー毎の保存領域に一旦留め置くことができるプライベートプリント機能と連携することにより、ユニバーサル プリントで他人の目に触れることなく安全に印刷することができます。

ユーザーはいつものオフィスでも移動先でも変わらず簡単に印刷することが可能になります。また、自分のオフィスであらかじめ印刷指示しておいて、移動先で留め置いたプリントジョブを印刷することもできます。プリンター管理者はユニバーサルプリントポータルから組織のプリンターを集中して管理できるので、プリンターの管理に関わる労力を大幅に削減できます。

ユニバーサルプリントでプライベートプリントが可能
ユニバーサル プリント
  • プライベートプリントを利用する場合、外部認証(Microsoft Entra ID認証)の環境が必要です。(外部認証キットが必要です)

サーバーレスオンデマンドプリントの「どこでもプライベートプリント」や「ID選択プリント」の利用が可能です。

サーバーレスオンデマンド環境でのユニバーサルプリント利用
ユニバーサル プリント
  • 注1ユニバーサルプリント未対応機でも印刷可能です。
    部数・両面・カラーモードの印刷設定変更が可能です。

サーバーレスオンデマンドプリントについては「サーバーレスオンデマンドプリントの商品情報ページ」 をご覧ください。

ユニバーサルプリント対応の当社プリンター・複合機商品

項目 内容
カラー複合機 Apeos C8180 / C7580 / C6580注1
Apeos C7071 / C6571 / C5571 / C4571 / C3571 / C2571
Apeos C7070 / C6570 / C5570 / C4570 / C3570 / C3070 / C2570注2
Apeos C3067
Apeos C3061 / C2561 / C2061
Apeos C2360 / C2060
Apeos C5240
Apeos C4030 / C3530
モノクロ複合機 Apeos 7580 / 6580 / 5580
Apeos 4570 / 3570
Apeos 3060 / 2560
Apeos 6340
Apeos 5330
カラープリンター ApeosPrint C5570 / C4570
ApeosPrint C3560 S
ApeosPrint C5240
ApeosPrint C4030 / C3530
モノクロプリンター ApeosPrint 4560 S / 3960 S / 3360 S
ApeosPrint 6340
ApeosPrint 4830
ApeosPrint 4830 JM
  • 注記SSDを標準装備していない商品は、オプションの「ストレージ(SSD)」または「データ上書き消去キット」の追加が必要です。
  • 注1コントローラーソフトウェアのバージョンが1.1.4以降。
  • 注2コントローラーソフトウェアのバージョンが1.1.5以降。
  • ユニバーサルプリントに非対応のプリンター・複合機の場合、ユニバーサルプリントコネクタを利用することでユニバーサルプリントを利用いただけます。ユニバーサルプリントコネクタの利用方法についてはマイクロソフト社のサイトを参照ください。
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/universal-print/fundamentals/universal-print-getting-started
  • ユニバーサルプリントコネクタ環境では「Multi-model Print Driver2」 を利用ください。
    Multi-model Print Driver2のダウンロード
  • ユニバーサルプリントコネクタ環境では以下の機能を利用いただけます。
    両面印刷、印刷の向き、カラーモード、用紙サイズ、部数、印刷品質、丁合
  • 上記機能において以下の機能制限が判明しています。なお、下記以外の動作を保証するものではありません。
    • 逆順印刷を指定しても正順で印刷される。
    • 給紙方法で「自動選択」以外の指定が正しく効かないことがある。
    • はがきを両面設定で印刷すると両面設定が解除される。
    • サイズ混在原稿印刷すると先頭ページの用紙サイズで全て印刷される。
    • プライベートプリントは利用できない。
    • サーバーレスオンデマンドプリントは利用できない。