Microsoft社リリースのセキュリティ修正プログラムMS09-022 をインストールする場合の注意事項

更新日 2009年10月5日

はじめに

Microsoft社リリースのセキュリティ修正プログラムMS09-022を共有プリンター環境に導入する場合に、特定の条件の下で、クライアントPCのプリンターの設定情報が正しく反映されないことがあります。
以下に詳細について説明します。

  • 注意 セキュリティ修正プログラムMS09-022に関しては、Microsoft社にお問い合わせください。

現象

標準プリンタードライバーを共有プリンターで運用する環境に、クライアントPCからプリントサーバーへの接続をGuest権限ユーザーが行なう場合に、サーバーPCにセキュリティ修正プログラムMS09-022をインストールすると、クライアントPCで以下のような現象が発生することがあります。

  1. プリンタープロパティの「初期設定」タブ「認証情報の設定」にて設定した項目が有効にならない。
  2. プリンタープロパティの「全般」タブ「機能」の欄が表示されない。
  3. プリンタープロパティの「プリンタの構成」タブの項目が反映されない。
  4. プリンタードライバーの「印刷設定」の基本タブにある「お気に入り」項目が白くなる。

発生条件/環境

上記現象は次のような環境で発生することがあります。
なお、サーバーPC/クライアントPCの設定状況が不明な 場合には管理者におたずねください。

  1. プリントサーバーとしてWindows Server® 2003、Windows Server® 2008を使用している場合
    • サーバーPCでGuest アカウントの状態が有効になっている。
    • サーバーPCでセキュリティ更新プログラムMS09-022がインストールされている。
    • クライアントPCからプリントサーバーへの接続をGuest権限ユーザーで行なっている。
  2. プリントサーバーとしてWindows® XPを使用している場合
    • サーバーPCで簡易ファイルの共有が有効になっている。
    • サーバーPCでセキュリティ更新プログラムMS09-022がインストールされている。
    • クライアントPCからプリントサーバーへの接続をGuest権限ユーザーで行なっている。

対象機種

標準プリンタードライバーが動作対象のカラー複合機とカラープリンター

回避策

共有プリンター環境でGuest権限ユーザーを使用して運用しない。

  • 注意 Guest権限ユーザーを使用した運用を行ないたい場合
    Guest権限ユーザーが共有プリンターを作成する前に、予め Guest権限以外のユーザーで対象となる共有プリンターをクライアントPCに作成してください。
    作業はすべてクライアントPCで行ないます。
  1. 現象が発生している共有プリンターのアイコンを削除します。
  2. PCを再起動します。
  3. Guest権限以外のユーザーでログインします。
  4. 対象となる共有プリンターをインストールします。
  5. Guest権限でログインします。
  6. 対象となる共有プリンターをインストールします。